市長のやまがた自慢「もみじ公園と清風荘」

ページ番号1005516  更新日 令和3年9月28日

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写真:紅葉と、紅葉が水面に映る様子
もみじ公園

山形もいよいよ秋を迎えます。街なかで秋の彩りを楽しめる絶好のスポットがもみじ公園です。

もみじ公園の場所には、真言宗の古刹・宝幢寺がありました(先般ご紹介した宝積院の十一面観音立像も元々こちらにあったものです)。最上義光公の庇護により一三七〇石もの寺領を持つ大寺院でしたが、寛文(一六六五年前後)のころ、時の山形城主松平忠弘公が江戸の庭師とともに作庭したのがこのもみじ公園です。もみじはわざわざ京都の吉野から移植したほか、山形城の本丸庭園から余った石を運び入れ、その石組みにも自ら手を入れたと伝えられています。そのもみじが真っ赤に染まる景観は、時間を忘れてしまうほどの美しさです。

また、庭園だけでなく清風荘もぜひ注目していただきたい建物です。清風荘は「旧宝幢寺書院」として国の登録有形文化財に登録されています。外観こそ簡素な見た目ですが、内部は高い格式を示す上段の間に端正な床・棚・付書院が設けられています。用材も吟味され、上質な書院造の遺構として文化財としての価値が認められました。今では茶室として、鈍翁茶会をはじめ多くの場面で利用され市民に親しまれています。

歴史にも思いを馳せながら、ぜひ散策に訪れていただきたいと思います。

(広報やまがた令和2年10月1日号掲載)

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