SUKSK生活のすすめ

ページ番号1010405  更新日 令和4年11月29日

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今後の新型コロナウイルス感染症対策

山形市保健所長 山下英俊

 多くの新規感染者がみられた第7波を乗り越えられたのも、ワクチン接種を受ける方が多くなったこと(山形市では、接種対象者全体で89・8%、4回目の接種を受けた方が対象者の39・8%(10月27日現在))、引き続き新型コロナウイルス感染症の基本的な感染予防対策を市民の方が取っていただいていることなどがあると考えます。

 第7波で、山形市では8月第4週の一週間で2500人を超える方が新規に新型コロナウイルスに感染したのがピークでした。名古屋工業大学平田晃正教授が内閣官房COVID-19 AI&Simulation Projectのホームページで(9月13日付)、新型コロナウイルスに対する免疫を獲得した方の消長、つまり集団での感染予防効果が消長する過程の研究成果を報告しておられます。令和4年2月をピークとする第6波のあと、集団での感染予防効果は一時増加し、その後減少するとのことです。集団での感染予防効果を高く維持し続けることは困難なのでしょう。

 高齢者を中心として重症化したり亡くなったりする方もいらっしゃいますし、若い方でも後遺症を持つ患者さんも増えてきておりますので、やはり、感染しないのが一番です。個々の市民の努力の積み重ね、体調や持病などで問題がなければワクチン接種を受けること(山形市では9月26日からオミクロン株対応の2価ワクチン接種を開始しました)を検討ください。

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