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ページ番号1009798  更新日 令和4年9月8日

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漫画家 三田 紀房さん

ドクターエッグズ一巻の写真
©三田紀房 グランドジャンプ(集英社)で連載中。
9月16日(金曜)に3巻が発売予定。

山形を深堀りして描いていきたい

 「東大へ行けっ!」という決めぜりふでおなじみの人気漫画『ドラゴン桜』。他にも『インベスターZ』、『クロカン』など数々の名作を描き、活躍中の三田紀房さん。その三田さんの、山形を舞台にした新シリーズ『Dr.Eggs(ドクター エッグス)』が連載中です。

 この漫画は、医者がどうやって医者になるのかを描いた、普通は知ることができない医者の卵の物語。主人公が、首都圏から受験をして、山形にある大学の医学部に入学するところから物語は始まります。世の中に医療をテーマにした漫画はたくさんありますが、その中でも医大生は珍しいテーマです。

 「医大生をテーマに決めたきっかけは、山形大学医学部の教授として働いている友人の一言でした。学校の成績が良いというだけで、担任の先生に医学部の受験を勧められて、首都圏から入学する子が何人もいる。という言葉を意外に思い、漫画にしたら面白そうだと考えました」

 山形が舞台になったのも、医学部の教授として働く友人の協力が得られたからとのこと。

 三田さんは取材のため、山形大学医学部を訪れています。取材では、友人に学生を紹介してもらったり、学校を案内してもらったりしました。さらに、大学のカリキュラムを教えてもらい、実際に医大生が学習する内容を順番に、物語を進めていくことにしたそうです。漫画を読めば、医大生が学ぶ内容をそのまま知ることができ、好奇心がくすぐられます。

 「山形を訪れた際は、ほぼとんぼ返りでした。次に訪れる機会があれば、温泉やきれいな山に行ってみたいです」と話してくれました。

三田紀房さん

 三田さんにこの作品の見どころをお聞きしました。

 「地方で暮らす大学生を深く描くために、山形の文化を主人公に絡めて描いています。主人公の生活環境が大事だと感じたので、生活圏を忠実に表現しました。コンビニや交差点、飲食店など山形の風景をそのまま漫画にしているので、地元の人は思い当たる場所があると思います。その場所を探し当てるのも楽しいと思います」 最後に、山形の皆さんへメッセージをいただきました。

 「地方を漫画の舞台にすることはなかなかない試みなので、皆さんに愛してもらえるような作品にしたいです。山形を深掘りして描いていきたいと思っていますので、ぜひ盛り上げていただきたいです。応援よろしくお願いします」

 山形にも注目が集まるこの作品。今後どのようなストーリーが繰り広げられるのか、目が離せません。

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