野鳥のヒナを拾わないでください

ページ番号1002395  更新日 令和7年5月26日

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落ちている野鳥のヒナを見かけたら

春から夏にかけて、野鳥は繁殖シーズンを迎えます。
この時期、人が地面にいるヒナを見つけて、巣から落ちてかわいそうだからと保護するケースが見受けられます。
しかし、そのヒナは迷子になったり、弱ったりしているのではありません。エサを取りに行った親鳥を待っていたり、親鳥が遠くから見守る中で、飛ぶ練習をしているところかもしれません。親鳥の姿が見えなくても、近くにいることもあります。人間がそばにいると、かえって親鳥はヒナに近づけません。
そのような状況の中、ヒナを保護することは、親子を引き離すことになってしまいますので、すぐにその場を離れていただきますようお願いします。

野鳥は数羽ふ化しても、全部が巣立って成鳥になれるわけではありません。小さく弱いヒナは、他のヒナとの生存競争に負けて巣から落ちてしまうことがあります。しかし、野生動物の中には、小さな野鳥を捕まえて生活している動物もいます。「かわいそうだ」と思う気持ちは大切ですが、食物連鎖で成り立っている自然界のルールですので、むやみに人間が介入しないことが必要です。

また、野鳥を許可なく捕まえたり、飼養したりすることは、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により禁止されています。

ヒナに関するよくある問い合わせ

Q まだ飛べないヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?

A 親鳥が近くにいるはずです。人がヒナの近くにいると、親鳥は警戒して近づけなくなるため、ヒナから離れましょう。

まだ目が開いていないヒナの場合は、巣から落下した可能性があります。近くに巣があるかもしれないので、見つかれば戻してあげましょう。

ヒナを動かす際は、手袋やタオルなどを使い、直接手で触れないようにしてください。

なお、「人のにおいがつくと親鳥が近づかなくなる」ということはありませんので、ご安心ください。

 

Q 外敵に襲われないか心配です

A 親鳥が守ってくれるので、そのままにしておくのが一番です。

どうしても心配な場合は、近くの茂みの中など、外敵に見つかりにくい場所にそっと移動させましょう。

 

Q 一時的な保護はできますか?

A 一時的であっても、野鳥を捕獲することはできません。見つけた場所からあまり動かさず、親鳥が来るのを待ちましょう。

人の手で育てるよりも、親鳥に任せた方がヒナの生存率は高くなります。

親鳥からヒナを引き離してしまうことになるため、その点をご理解いただきますようお願いいたします。

 

 

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