山形市指定文化財を新たに指定しました(令和6年度2回目)

ページ番号1011981  更新日 令和7年3月25日

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以下の文化財を新たに指定しました。

1 木造釈迦如来坐像【もくぞうしゃかにょらいざぞう】

2 銅造菩薩立像【どうぞうぼさつりゅうぞう】

指定年月日

令和7年(2025年)2月19日

指定した文化財について

1 木造釈迦如来坐像

種別

有形文化財(彫刻の部)

数量

1躯

所在地

山形市大字若木

所有者

宗教法人廣福寺

概要

木製の寄木造で、大きな衲衣(のうえ)をまとい曲がりの強い衣文線を多用し、体内に前後束(ぜんごつか)を彫り残す特徴から、南北朝時代(1300年代後半)の作品であるとともに、京都の仏師の一派である「院派(いんぱ)」の製作と推定されます。院派は、足利将軍家や各地の守護に関わる造像を行っており、斯波兼頼が願主と考えられます。

指定理由

南北朝時代の仏像で、仏像の製作に斯波兼頼が関わったことが想定される貴重な歴史資料であることから、市の文化財に指定しました。

木造釈迦如来坐像

木造釈迦如来坐像 像底

2 銅造菩薩立像

種別

有形文化財(彫刻の部)

数量

1躯

所在地

山形市大字山寺

所有者

宗教法人中性院

概要

銅製で鋳造されている菩薩形の立像で、両手の肩から先は別に鋳造され、鋲(びょう)でとめられています。腹を強く突き出す弓なりの体形で、顔が小さく童顔で腰を細く作っていること、天衣(てんね)を翻している構造などから、奈良時代後半(700年代後半)の製作と考えられます。

指定理由

全体として繊細な表現で作られている奈良時代の金銅仏で、本市にとって最古の仏像遺品となる貴重な歴史資料であることから、市の文化財に指定しました。

銅造菩薩立像

銅造菩薩立像 左側面

山形市内の文化財について

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