市長のやまがた自慢「山形仏壇」
山形仏壇
城下町山形市には多くの伝統的工芸産業がありますが、今回は山形仏壇をご紹介します。山形仏壇の歴史は古く、江戸時代、元禄年間(1688年~)に京都から伝えられたのがはじまりと言われています。山形市周辺は森林資源に恵まれるとともに、良質な漆が採れたこともあり仏壇の生産が盛んになりました。高い技術を身につけた多くの職人が誕生し技術を磨き、関東以北の一大産地としてその地位を確立しました。
山形仏壇の生産過程の特徴は、完全に独立した7つの専門職人による分業体制(木地、宮殿、彫刻、金具、塗り、蒔絵、箔押仕組)です。分業体制によってそれぞれの技術が極限まで高められ、ケヤキを使った「ほぞ組」による頑丈な造りや、精密な宮殿と彫刻、黒金具の落ち着いた輝き、温かな木目調の漆塗りなど、それぞれに素晴らしい職人技を感じることができます。
また、仏壇の技術の応用により神輿も古くから製造されてきました。平成26年、山形県仏壇商工業協同組合が高度な技術力と山形仏壇の魅力を発信するために「山形伝統工芸御輿」を製作しました。こちらは花笠まつり等で披露されるとともに、市役所1階ロビーに展示されていますので、ぜひ職人の技術をご覧いただきたいと思います。
(広報やまがた令和8年8月号掲載)

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