市長のやまがた自慢「寒ざらしそば」

ページ番号1005502  更新日 令和3年9月28日

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写真:網目袋
そばの実が入った網目袋

山形に美味しいものはたくさんありますが、全国的に高い評価を得ているものに「そば」があります。平均レベルも高く本当に美味しいお店が多いと思いますが、中でも特徴的なのが「寒ざらしそば」です。
まず、冬の厳寒の時期(二十四節気の「大寒」)に、山形市上宝沢の清流に網目袋に入れたそばの実を浸します。そして十日~二週間程度してからそれを引き上げ、西蔵王高原の寒風にさらして乾燥します。かなり手間暇かかりますが、そうすることで甘みが増し、食べやすく美味しいそばができるのです。


写真:作業風景
今年の作業の様子

もともと「寒ざらしそば」は、江戸時代、信濃国の高遠藩などで生産され、将軍家に献上されていたそうです。その故事をもとに、山形県麺類飲食生活衛生同業組合の皆さんが試行錯誤を繰り返し、昭和59年に「山めん寒ざらしそば」として復元しました。大変な苦労があったと思いますが、おかげで私たちは季節の楽しみとして美味しいそばを食べることができます。
ちなみに、高遠藩といえば山形藩(後に会津藩)に移封される前の保科正之が藩主でありました。史実は不明ですが、もしかしたら山形にそばを持ち込んだのは保科正之なのかもしれないと想像をたくましくしたりします。そんな歴史ロマンも感じながらぜひ楽しんでいただければと思います。
今年の「山めん寒ざらしそば」は、組合加盟店にて4月10日からの提供を予定しているそうです。また、市のイベントである「霞城観桜会」では、寒ざらしそばの献上式と賞味会が行われます。厳しい寒さに鍛えられた香り高いそばをぜひご賞味ください。

(広報やまがた平成31年3月1日号掲載)

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