市長のやまがた自慢「津金沢の大スギ」

ページ番号1005501  更新日 令和3年9月28日

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写真:大杉

周囲を山に囲まれ、森林資源が豊富な山形市でありますが、南山形地区の津金沢に市を代表する巨木があるのをご存じでしょうか。熊野神社の鳥居をくぐり、登っていくと右手にその姿が現れます。
周囲にも杉の木はたくさん生えているのですが、まったく異質の巨大な杉の姿には本当に圧倒されます。主幹の周りをいくつかの幹が囲むような形で生育しており、そのいずれもがまっすぐ上を向いて生えていて、迫力を感じます。高さは約35メートル、幹回りは最も太いところで約10メートルにもなります。
言い伝えによると、現存する大杉は雌杉であり、かつては近くにもう一本雄杉の大木が生えていたそうです。1816年(文化13年)に雄杉のほうを伐り倒したところ、村に病が流行したので、大杉大明神の碑を建てて供養を行ったといわれています。また、雄杉を伐った際に木の中から小さな石が出てきて、それが現在熊野神社の神殿に祀られています。
樹齢は1000年を超えるといわれており、1952年に県の天然記念物にも指定されています。南山形小学校の校章にも大杉がデザインされたものが使用されており、南山形地区のシンボルとしても愛されています。
専称寺や山寺の大イチョウや文殊様(出塩文殊堂)の夫婦杉、平泉寺のサクラ、高沢の開山スギをはじめ、ほかにも山形市には古木名木がたくさんあります。そしてそのほとんどは神社仏閣とともにあり、地域を見守ってきました。これを機にぜひ市内の名木に関心を持っていただき、巡ってみてはいかがでしょうか。

(広報やまがた平成31年2月1日号掲載)

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