緊急消防援助隊について
緊急消防援助隊について
緊急消防援助隊とは
この緊急消防援助隊は、平成7年1月17日の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、消防の広域応援体制として、平成7年6月に創設されました。
平時においては、それぞれの地域における消防責任の遂行に全力を挙げる一方、一旦、我が国のどこかで大規模災害等が発生した際には、全国から被災者の人命救助のため被災地へ集中出動し活動を実施するシステムとして運用され、これまで多くの大規模災害等において人命救助等に多大なる成果を上げております。南海トラフ地震、首都直下地震などの発生が懸念されるなか、緊急消防援助隊に課せられた使命は大きいものとなっております。
当消防本部でも、出動に備え日頃の訓練はもとより大規模災害に備え様々訓練を行っています。
緊急消防援助隊山形県大隊における山形市消防本部活動略歴
消防組織法の改正(平成16年4月施行)で、緊急消防援助隊が法制化されて初めての出動となった「平成16年7月新潟・福島豪雨」では、緊急消防援助隊として山形県大隊が最も早く被災地に到着し活動を開始しました。これまで7回の出動要請を受け、被災地各地で救助活動等を行っております。
番号 | 災害名 | 要請日時 | 出動場所 |
県大隊編成 |
救出人員 |
---|---|---|---|---|---|
1 |
平成16年7月新潟・福島豪雨 | 平成16年7月13日21時40分 |
新潟県中之島町 三条市 |
7隊1機10台38名 (山形市3隊4台14名) |
97名 |
2 |
平成16年新潟県中越地震 | 平成16年10月23日19時25分 |
新潟県小千谷市 川口町 山古志村 |
24隊1機33台127名 (山形市3隊4台15名) |
46名 【救急含む】 |
3 |
平成20年岩手・宮城内陸地震 | 平成20年6月14日10時50分 | 宮城県栗原市 |
43隊49台173名 (山形市8隊12台35名) |
3名 【駒の湯温泉】 |
4 |
平成20年岩手県沿岸北部の地震 | 平成20年7月24日0時26分 | 岩手県盛岡市 |
31隊37台127名 (山形市4隊4台16名) |
活動なし |
5 |
平成23年東北地方太平洋沖地震 【東日本大震災】 |
平成23年3月11日16時15分 |
岩手県陸前高田市 大船渡市 |
139隊1機170台575名 (山形市20隊20台81名) |
32名 |
6 |
平成23年4月19日9時15分 | 宮城県気仙沼市 |
12隊13台36名 (山形市5隊6台12名) |
消防の補完業務 | |
7 |
令和元年台風第19号 |
令和元年10月13日4時55分 | 宮城県丸森町 |
64隊33台110名 (山形市12隊7台43名) |
2名 |
平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)出動時の活動内容
山形市消防本部は、3月11日から救助活動のため緊急消防援助隊山形県大隊として、岩手県陸前高田市、大船渡市、宮城県気仙沼市へ出動しました。
写真1 津波により被災した住宅内を検索する、山形市高度救助隊。
写真2 活動が長時間になるので、現場では隊員が交替しながら活動しました。
写真3 日中は現場活動を行い、夜は現地の消防本部内で、当日の活動報告、翌日以降の活動の調整を行いました。 山形県大隊は、海外の援助隊や国内の他都道府県隊等と共に活動を行いました。
写真4 被災地は車両での移動が困難なため、徒歩での移動が多くなります。
令和元年台風第19号出動時の活動内容
山形市消防本部は、令和元年東日本台風被害による救助活動のため、令和元年10月13日から6日間にわたり、緊急消防援助隊山形県大隊として宮城県丸森町へ出動しました。
写真1 丸森町土砂災害に伴う建物倒壊家屋及び孤立住宅から行方不明者の検索及び安否確認等を実施。
写真2 建物倒壊家屋現場にて手作業で検索救助活動を実施。建物倒壊家屋から要救助者を発見。救助活動を実施する様子。
写真3 山間部にて河川に人が流されたとの情報があり、河川に沿って検索救助活動を実施。
写真4 砂防ダムにて河川に流された要救助者を発見。土砂や流木が堆積する中から要救助者の救出活動を実施する様子。
山形市消防本部 緊急消防援助隊登録隊車両
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このページに関するお問い合わせ
消防本部警防課
〒990-0041 山形市緑町四丁目15番7号
電話番号:023-634-1197 ファクス番号:023-624-6687
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