市長のやまがた自慢「山形美術館」

ページ番号1014539  更新日 令和6年8月30日

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山形美術館

 山形の文化芸術活動を長きにわたり支えてきた山形美術館が、今年で開館60周年の節目を迎えることとなりました。お祝い申し上げますとともに、長期ビジョンとして「文化創造都市」を掲げる市としても大変ありがたく、感謝申し上げます。

 同館は、「公立美術館より一段と幅広い県民の美術館」を目指し、民間主導の基、県と市が協力する形で財団法人が設立され、1964(昭和39)年に開館しました。現在に至るまで収蔵品は2千点を超えています。紅花商人であった長谷川家より、与謝蕪村「奥の細道図屏風」などの江戸期を中心とした貴重な美術品が寄贈された長谷川コレクション。印象派を中心とするフランス近代絵画を集めた吉野石膏コレクション。ジョルジュ・ルオー、パブロ・ピカソ、マルク・シャガールをはじめ、20世紀フランス絵画の服部コレクションなど、いずれも素晴らしい作品ばかりです。

 節目節目の企画展は、市民に国内外の優れた美術作品を鑑賞する機会を提供していただいています。また、「山形県総合美術展」などの公募展は、県内の作家の発表・活躍の場となっているなど、これまで地域の文化芸術の振興に大きく寄与しています。

 今年は、4月~5月に開催された「カンヴァスの同伴者たち 高橋龍太郎コレクション」をはじめ、60周年を記念した素晴らしい企画がめじろ押しです。今、ちょうど第79回県総合美術展が開催中です。ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

(広報やまがた令和6年9月1日号掲載)

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