国内において麻しんの感染者が増加しています
海外で麻しんの流行が報告されており、日本国内においても首都圏や関西地域を中心に感染者が増加しています。令和6年の全国の累積報告数が45例であるのに対し、令和7年は第27週までに既に167例が報告されています。また、この報告数は令和2年以降で最多となっています。
海外渡航者が帰国後に麻しんを発症する事例や、国内での感染事例がみられています。渡航予定者においては、渡航先の流行状況や自分の予防接種歴を確認の上、必要に応じてワクチン接種をするなど、感染対策へのご協力をお願いいたします。
IDWR2025年第26週('25/7/2現在)より
麻しんについて
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
症状
感染すると約10日後に38℃前後の発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。症状が3~4日続いた後、いったん熱が下がり、再び39℃以上の高熱と全身に発疹が出ます。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
予防
麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。そのため、麻しんの予防接種が最も有効な予防法といえます。山形市では、小児に対する麻しん・風しん混合(MR)ワクチンの定期接種を実施しており、2回接種することが感染予防において重要となります。詳しくはリンク先をご覧ください。
気になる症状があった場合は
発熱、発疹などの麻しんが疑われるような症状があった場合は、必ず事前に医療機関へ連絡のうえ速やかに受診してください。
麻しんに関するご相談は、最寄りの保健所にご連絡ください。
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このページに関するお問い合わせ
健康医療部精神保健・感染症対策室感染症予防係
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