一般質問(平成29年3月定例会)

ページ番号1003014  更新日 令和3年10月29日

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平成29年3月定例会で行われた一般質問は、以下のとおりです。
(ここに掲載した一般質問は、市議会報200号に掲載したものを再掲載しており、質問内容は実際の質問を要約・抜粋したものです。)

質問者と質問の要旨一覧
質問者 質問の要旨
伊藤 美代子 議員(市民連合山形市議団) 山形市を選んだ理由、人権を守る立場から、観光振興に向けて
小野 仁 議員(緑政会) 市長の公約、健康医療先進都市の考え方、各種計画、山形市公共施設等総合管理計画 ほか
斉藤 栄治 議員(市民連合山形市議団) 地域医療・福祉、子育て、地域活性化策、都市計画道路見直しへの対応、中核市への円滑な移行に向けた専門職の確保 ほか
松田 孝男 議員(公明党山形市議団) 都市間交流の活性化、蔵王関連、マイナンバーカード、スポーツ施設、健康医療先進都市を目指すには ほか
丸子 善弘 議員(翔政会) 県都山形市のスポーツ施設、地方卸売市場の指定管理者制度導入、山形市立商業高校、最上義光・義姫
佐藤 亜希子 議員(日本共産党山形市議団) 子どもの育ちと学びを守るために、福祉専門職への支援を手厚く、高齢者の外出支援
田中 英子 議員(翔政会) 子どもの教育、蔵王観光、産後ケア事業、健康医療先進都市にむけて、育児・介護休暇の取得状況 ほか
菊地 健太郎 議員(翔政会) 鳥居忠政の評価、御殿堰整備の今後、整備新幹線、中心市街地活性化協議会と中心市街地活性化戦略本部 ほか

【伊藤美代子 議員】入学準備金の3月支給実現を LGBTの正しい知識は学校教育から

就学援助制度の入学準備金の支給を6月から3月に変更する自治体が増えているが、本市も変更してはどうか。

(回答)他市町の状況などを調査し、どのような制度見直しや運用が可能か検討したい。

ひとり親家庭の貧困は、養育費の未払いが多いことも原因の一つだと考える。民法の改正で、離婚届に養育費や面会の取り決めの記入欄が設けられたことへの市長の考えはどうか。

(回答)面会交流・養育費の取り決めを行うよう明文化され、その趣旨を周知するためのものと認識している。

親子断絶防止法案が国会で審議されているが、虐待を受けた子どもなどが親との面会を希望するのかという視点が欠けていると思う。この法案をどう考えているのか。

(回答)子どもと保護者の安全が担保される、特別の配慮が必要だと考えている。

社会の無理解や偏見に苦しんでいるLGBTの人は多い。教育現場ではどのような配慮をするよう指導しているのか。また、職員への研修はしているのか。

(回答)市立学校で相談を受けることはほとんどないが、学校では多様性を尊重する心情や姿勢を育てること、担任や養護教諭など複数の相談者がいることで、本人や保護者が相談しやすい学校づくりを推進する必要がある。また、文部科学省の通知を中心に、適切な支援体制や外部機関との連携など、教職員全体で共通理解をしていくよう進めていく。

本人からの申し出で、保険者がやむを得ないと判断した時は、保険証にある性別の表記方法を工夫してもよいとの考えが厚生労働省から出されていることを、市のホームページで周知してはどうか。

(回答)適切にお知らせするよう、提案も含めて検討していく。

児童への性被害をなくすには子どもへの教育・啓発が不可欠であるため、分かりやすいパンフレットを作成してはどうか。

(回答)パンフレットなどの作成も含めた効果的な取り組みを調査研究していく。

蔵王「さん」か「ざん」か、名称の結論を出す時期であると思うがどうか。

(回答)「ざおうさん」への改名は、関係する全ての市町からの申請があれば行うことができると確認しているため、関係市町と協議していきたい。

酒田港や仙台港へ寄港する外国のクルーズ船の乗客を本市のインバウンド観光誘致の一つとして取り入れてはどうか。

(回答)観光振興推進の上で重要な施策であるため、着地型旅行商品の企画提案などをDMOとして取り組んでいく。

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【小野 仁 議員】文化施設の融合施設を整備せよ

市長にとっての公約とは何か。また、平成23年時の公約との違いはあるのか。

(回答)選挙の際、その役職に就任した時に取り組むことを有権者に伝えるものであり、大変重要なものと考えている。以前に掲げた公約と基本的に考えは同じだが、市民の意見を聞き、考えが具体的になったことで直した部分もある。

人口の見通しを大きく掲げている意図は何か。

(回答)リーダーが大きな目標を掲げることで、それに向けて職員の意識も変わり、組織としての前向きな取り組みが進む要素であると考えていることから、大きく目標を掲げ、目指していく。

都市計画マスタープランの見直しで、※1 スプロール化を防ぐ視点はあるのか。災害危険区域への規制は示すのか。

(回答)市街化区域や市街化調整区域内の既存集落の特性や状況に応じ、人口密度の維持と向上を図り、乱開発やスプロール化とならないよう定めていく。居住の適地への誘導が目的のため、法令で制限のある保安林や農振農用地、土砂災害特別警戒区域などは規制緩和の区域から除外する。

サッカースタジアムなども含めた体育施設の整備に当たり、公共施設等総合管理計画の基本方針や※2 ファシリティマネジメントの視点をどのように取り入れていくのか。

(回答)今後も株式会社モンテディオ山形の動向を注視していく。公共施設等総合管理計画による公民連携での取り組みとして、施設の運営方法の見直し、民間活力など整備手法の工夫などを基本としていく。

図書館や文化施設を融合して整備することで、教育立市を目指すべきではないか。

(回答)公共施設等総合管理計画により検討していく。また、教育大綱に基づき、人づくりを中心に各種教育施設を有効に活用することで、さらに教育の振興を図っていく。

障がい者差別解消の推進に関する条例制定に向け、市民の意見をどう取り入れるのか。

(回答)障がい福祉関係者の他に、自治組織や経済労働団体などの幅広い方々による差別解消支援地域協議会を設置し、地域や各分野における障がい者差別解消を推進していく。

中心市街地の空き家の利用促進のために、助成制度を設けるべきではないか。

(回答)平成29年度から空き家バンク登録物件の不用家財処分費など、転入者が登録物件を取引した際の仲介手数料の助成を実施したい。

中心市街地新規出店者サポート事業の対象区域を拡大してはどうか。

(回答)中心市街地内の空き店舗の解消状況をみながら、今後の検討課題としたい。

  • ※1 スプロール化…無秩序に都市が拡大していく現象。
  • ※2 ファシリティマネジメント…少ないコストで最大の効果を出せるように土地や建物などの経営資源を総合的に管理・活用すること。

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【斉藤 栄治 議員】地域で安心して生活できる医療・福祉の支援体制を

地域包括ケアシステムの進行状況はどうか。

(回答)多機関連携による退院支援のルールづくりの推進や地域での支え合い体制の構築、福祉まるごと相談員の配置など、地域包括ケアシステムのさらなる拡充に向けて積極的に取り組んでいる。

東沢地区と鈴川地区で1カ所の設置となっている地域包括支援センターを鈴川地区へ新たに設置してはどうか。

(回答)鈴川地区の高齢者人口が5200人を超え、今後も増加が見込まれるため、第7期介護保険事業計画で圏域の見直しを進める予定である。

安全で安心な薬物療法を提供するため、患者の検査値と身体情報の一部を院外処方箋に表示してはどうか。

(回答)個人情報の慎重な取り扱いや調剤薬局との調整などの課題も多くあるため、情報収集するとともに、厚生労働省のガイドラインなどに従って適切に対応していく。

養護教諭の資格所有者を積極的に採用し、保育所での気になる子どもへの支援体制を構築してはどうか。

(回答)養護教諭の専門性を活用することも含めた支援体制を検討していく。

山形テルサや総合スポーツセンターを拠点としたジョギング・ウォーキングコースを設定してはどうか。

(回答)今後、先進事例や必要性に応じて調査検討していく。

芋煮会シーズンに、馬見ケ崎川河川敷へ衛生的なトイレを設置してはどうか。

(回答)上下水道設備などを利用したトイレが設置できる場所を調査するなど、仮設トイレの水洗化を計画的に推進し、環境改善を行いながら利便性を向上していく。

都市計画道路の見直しにより、千歳橋盃山線が廃止される場合の代替策を示してほしいがどうか。

(回答)低未利用地や河川堤防を有効活用した道路整備の検討など、代替策を地域の方々と協議し、都市計画道路廃止に対する理解を得た上で、都市計画決定の変更を行っていく。

中核市移行に向けて、専門職確保は重要課題である。県に支援を求めてはどうか。

(回答)中核市移行後の円滑な運営のため、保健所などの高度かつ専門的知識を要する業務については、人的支援などの要望を県に強く求めていく。

重粒子線がん治療施設の設置による、治療を必要とする市民へのメリットは何か。

(回答)身近なところで最先端の医療を受けられる環境が整うことがメリットである。市民の治療施設利用への支援策は、先行している他の自治体の例を参考に、山大医学部とも協議しながら検討していく。

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【松田 孝男 議員】支え合う心で生きがいと安心の山形を目指せ

鹿児島市で実施している※1 高齢者いきいきポイント推進事業のような制度を導入してはどうか。

(回答)高齢者ボランティアは生きがい作りや介護予防にもつながるため、ボランティアポイント制度の実現に向けて検討していく。

やまがたし健康ベニレージ事業を評価はするが、本市独自の特典を検討し、事業を充実させるべきだと思うがどうか。

(回答)本市独自の特典は、効果などを鑑み検討していきたい。

ヘルプカードを導入し、支援の必要な方が安心して生活できるようにすべきだと思うがどうか。

(回答)障がいのある方が安心して生活できるよう、平成29年度中の導入を予定している。障がいのある方への理解を深めていただき、さまざまな場面で活用されるよう周知していく。

防災ラジオを※2 対象区域外の市民にも配付すべきだと思うがどうか。

(回答)今後も継続して検討していく。

北海道新幹線の開通、空路復活などにより北海道との交流人口の増加が期待できることから、文化交流を深めてきた函館市と友好姉妹都市の協定締結を想定しながら、交流を拡大してはどうか。

(回答)函館市は外国人観光客が年間39万7000人と極めて多く、新幹線を利用して東北に来るという新たな流れも考えられる。そのような方向性も考慮しながら、函館市とのつながりを深めていきたい。

地域活性化の拠点となる、※3 重点道の駅や※4 全国モデル道の駅を目指すべきだと思うがどうか。

(回答)重点道の駅に選定されると、高いPR効果や国・県からの財政的支援の面から有利になると思われるため、基本構想の策定には、地域活性化の拠点として優れた企画となるよう努めていく。

国土地理院発行の地図では「ざおうざん」との呼称を使用しているが、歴史的背景や市民の思いに対して今後どのように対処していく考えなのか。

(回答)「ざおうさん」への改名は、関係する全ての市町からの申請があれば行うことができると確認しているため、関係する市町と協議していきたい。

野草園にある※5 ミヤマカスミザクラを大きくアピールするため、休園日の開放を進めるべきと思うがどうか。また、市の他の観光施設も同様に進めるべきだと思うがどうか。

(回答)多くの市民や観光客の方々から親しまれているが、市有施設全体の休館日の見直しは、今後の観光振興の方向性や職員体制などを考慮しながら研究していく。

  • ※1 高齢者いきいきポイント推進事業…高齢者が健康診査の受診や介護保険施設などでボランティア活動を行うと、ポイントが付与され、貯まったポイントを交付金に転換することができる制度。
  • ※2 対象区域…災害による避難が予想される融雪型火山泥流避難区域・土砂災害警戒区域・浸水想定区域。
  • ※3 重点道の駅…地域活性化の拠点となる優れた企画で効果的な取り組みが期待できる道の駅を国土交通省が選定して支援する制度。
  • ※4 全国モデル道の駅…地域活性化の拠点として特に優れた機能を継続的に発揮している道の駅を国土交通省が選定して支援する制度。
  • ※5 ミヤマカスミザクラ…ミヤマザクラとカスミザクラが自然交配した新種の桜。平成24年8月に世界に1本だけの桜として命名された。

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【丸子 善弘 議員】県都山形にふさわしいスポーツ施設の充実を

教育行政の範囲にとどまらず、より広い視点からスポーツを振興させるために、スポーツ施設課を設置してはどうか。

(回答)スポーツ保健課内に新たな係の設置や職員の増員を行う予定であり、今後も各部署の連携を強め、必要に応じて組織横断的なプロジェクトチームを活用するなど、平成29年度に行うスポーツ振興計画および実施計画の見直しに合わせて整理していく。

ソフトボールは中高生や一般、シニアなど各種大会がある生涯スポーツの一つである。今後、新たなソフトボール場の整備が必要だと思うがどうか。

(回答)霞城公園内にあるソフトボール場は、霞城公園整備計画により平成30年まで使用可能となる見込みであるが、撤去後の機能は総合スポーツセンター多用途広場などに振り替えることとしている。

卸売市場の施設は、市が責任を持って改修することを約束するとともに、指定管理者制度導入に向けた検討を早期に再開してはどうか。

(回答)市が深く関わりを持ち、早急に市場の施設改善ができるように努めていく。また、事業者が組織する指定管理者導入検討会に、市と協議する窓口として新たな担当者が専任されたため、施設改善と同時並行して指定管理者導入に向けた議論を進めていく。

山形商業高の校舎改築を進めるに当たり、生徒の教育環境を第一に考え、教育活動への影響がないようにすべきだと思うがどうか。

(回答)改築時に使用できなくなる野球場の代替施設を確保するなど、良好な教育環境の確保を第一に考えて進めていく。

組織の活性化や教員の資質を向上させるため、山形商業高と県立高校との積極的な人事交流を行ってはどうか。

(回答)今後も、県教育委員会と連携を取りながら、人事交流の活性化に努めていく。

山形商業高ソフトボール部は自校のグラウンドではなく、あかねケ丘公園で練習している。校舎の改築時に、ソフトボール用のグラウンドを新たに確保することはできないのか。

(回答)限られた敷地での整備となるため、現在ある施設の再整備を原則としているが、関係者からの意見や要望を踏まえて部活動への影響を減らすための手だてを検討していく。

最上義光公と義姫の人生はストーリー性が強く魅力的である。2人を主人公とした大河ドラマの誘致活動に取り組んではどうか。

(回答)県や関係団体と連携を取りながら最上義光公や義姫にまつわる史実を発信し、大河ドラマ誘致への機運が高まるよう取り組んでいく。

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【佐藤亜希子 議員】子どもたちの育ちと学びを守る取り組みを

就学援助の申請時に民生委員・児童委員の訪問を行う自治体と行わない自治体とでは、援助率に差がある。民生委員・児童委員の訪問をなくすべきだと考えるがどうか。

(回答)民生委員・児童委員は児童の福祉の増進を担っており、就学援助児童生徒を地域で支えることにもつながるものと考えている。実態を把握しながら就学援助の適切な運用に努めていきたい。

現在行っている民生委員・児童委員の訪問の周知方法では、申請を抑制しているととられても仕方がないように感じる。訪問の表記を特に強調している理由は何か。

(回答)民生委員・児童委員が突然訪問することがないように、保護者の方々にご理解をいただくため、連絡する意味合いで表記している。抑制を目的としているものではない。

入学準備金の支給額に準要保護世帯も含め、国の補助単価は最低限守り、市としてさらに上乗せしてはどうか。また、支給時期を2月までに早めてはどうか。

(回答)当該世帯の状況を把握するとともに、他の自治体の状況を調査検討していきたい。

原発事故による避難者への就学援助の継続を国に働き掛けてはどうか。国の施策が続かない場合は、市独自で継続する姿勢を示すことで、避難者の安心につながると考えるがどうか。

(回答)国庫補助が打ち切られるということは聞いていない。そのような場合には、状況に応じて検討していく。

保育料や医療費に続く子育て支援の一環として、給食費無償化を実施してはどうか。

(回答)保護者が負担する給食費負担金は、平成29年度予算で約9億8800万円であり、完全無償化は難しい。しかし、対象を絞って実施している自治体などもあることから、内容を調査していきたい。

福祉専門職は他職種と比べて所得が低く、人材不足が問題になっている。家賃補助の制度を創設することで処遇改善と離職防止につながると考えるがどうか。

(回答)介護職員を対象に市外の人材や新規学卒者を確保するために家賃補助制度を行っている自治体があるため、今後、介護施設などと協議しながら、必要性を研究していく。

母子父子自立支援員と女性相談員は嘱託職員1人が兼任している。相談内容が多岐に渡っており、貧困問題の対策としても人員を増やして対応すべきと考えるがどうか。

(回答)31年度からの中核市移行において、県から、ひとり親家庭の相談業務に係る母子父子寡婦福祉資金の貸付業務全般が権限移譲されるため、中核市移行に向けた相談体制を強化していく。

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【田中 英子 議員】悪質なネット社会から子どもたちを守れ

安全なインターネット利用に向けた対策を学校ごとに実施しているが、市で一定のアウトラインを定めて、情報を共有すべきではないか。

(回答)総合学習センターで情報モラル教育の基本となる「育てよう情報モラル」を作成しており、この内容を各学校で実情に応じて計画的に指導している。保護者の研修や家庭でのルールづくりなど、保護者と学校が連携した主体的な取り組みを支援していく。

インターネット利用が可能な携帯型ゲーム機を、孫に贈る祖父母などの高齢者へ向けて、フィルタリングの必要性を周知すべきではないか。

(回答)高齢者をはじめ、市民へのインターネット利用におけるフィルタリングの必要性などを、広報やまがたや市ホームページに掲載して呼びかけている。また、学校便りなどを通して地域住民へ町内会などの回覧板でもお知らせしている。今後も関係機関や関連団体と連携を図りながら、啓発に努めていく。

南沼原小学校建設の年次計画の進行状況はどうか。

(回答)平成28年度に児童数推計調査、改築方針などの検討を行い、29年度は耐力度調査や地質調査を行う。また、PFI導入可能性調査を行い、基本構想をとりまとめていく。

蔵王を世界に誇る観光地にするため、樹氷を温暖化防止のシンボルとしてPRし、誘客につなげてはどうか。

(回答)樹氷の希少性と環境との関連性などを樹氷観光推進のテーマに取り入れることで、より自然環境に関心を持って蔵王を訪れていただけるよう、誘客に努めていく。

蔵王にある※1 白洲次郎氏の山荘ヒュッテ・ヤレンを新たな観光資源として活用してはどうか。

(回答)白洲次郎氏の想いや蔵王温泉スキー場の礎を築いた功績などを広く伝え、蔵王の観光資源としての可能性を、関係者と継続して協議していく。

4月から実施する産後ケア事業はどのような支援を行うのか。また、何割程度を補助するのか。

(回答)通所型サービスとしてショートステイ、デイケアや乳房ケア、自宅訪問型として乳房ケアやヘルパーなどの派遣を行う計画としている。自己負担は食費などの実費程度とし、ショートステイやデイケアは1割、乳房ケアやヘルパーなどの派遣は2割から3割程度の負担を考えている。

済生館の脳卒中センターリハビリテーション分室の人材確保と患者の受け入れ体制をどのように考えているのか。

(回答)4月から理学療法士と作業療法士の増員を予定している。脳卒中センターとして急性期リハビリを充実することで、回復期リハビリ病院など、地域の医療機関との連携を一層強化していきたい。

※1 白洲次郎氏…東北電力の初代会長就任時代に蔵王を「東洋のサンモリッツ」にしようという構想を立て、蔵王の山岳ロープウェイの建設にも尽力し、現在の蔵王温泉スキー場の礎を築いた。

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【菊地健太郎 議員】100年、200年先を見据えた山形市発展のために

フル規格新幹線の整備の必要性をどのように考えているのか。

(回答)首都圏と本市を結ぶ交通の時間短縮は、交流人口の拡大や市民の利便性向上のために大変重要であり、その手法の一つであると考えている。

中心市街地活性化協議会と中心市街地活性化戦略本部の役割の違いは何か。

(回答)協議会は国の法律に基づく組織で、短期的な基本計画に基づき中心市街地の拠点整備を進めることに主眼がある。戦略本部は市独自の組織で、中長期的なビジョンを描き、中心市街地の再生を図る戦略を立案して実施していく。

※1 高度化事業の一部は市でも受け付けが可能なため、貸付窓口を設置してはどうか。

(回答)現在の市の融資制度や利子補給などの見直しを行う際に、総合的に検討していく。

中央公民館のコミュニティセンター化に取り組んではどうか。

(回答)市街地公民館のコミュニティセンター化の方向性や課題を整理しながら長期的に検討していく。

台南市との交流をどのように考えているのか。

(回答)教育・文化・スポーツでの交流や互いの観光を通してつながりを築き、姉妹都市締結に向けて協議を進めていく。

オリンピックのホストタウンとしてのタイとの交流事業に、チョンブリ県との交流を加えてはどうか。

(回答)平成29年4月に、学生のほか学校長などが本市を訪れる予定であるため、これからの交流について話し合いたい。

DMCやまがたでは、どのような事業に取り組み、採算を見込んでいるのか。

(回答)地域の旅行商品販売やエリア免税店事業、海外を中心とした特産品販売などにより利益を上げる計画である。

主要な交差点に英語併記の交差点名称標識を設置してはどうか。

(回答)各道路管理者や警察などと連携を図りながら、観光客にも分かりやすい英語併記の標識設置を推進していく。

本市へのサッカースタジアム建設実現に向けて、建設候補地や財政支援策などを示すべきだと思うがどうか。

(回答)チーム運営やサポーターにとって望ましい施設になることが第一であり、引き続き株式会社モンテディオ山形の動向を注視しながら、情報収集に努めていきたい。

飲食店やお土産店を組み合わせた屋台村を、蔵王温泉に設置してはどうか。

(回答)増加している外国人観光客の満足度の向上や温泉街の賑わい創出のため、関係団体と協議検討していく。

※1 高度化事業…中小企業者が共同で事業環境の改善や経営基盤の強化に取り組む場合に必要となる資金を、中小企業基盤整備機構と都道府県が一体となって支援する制度。

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