文化創造都市とは
山形市には、ユネスコ創造都市ネットワークの認定分野である「映画」をはじめ、音楽、美術、文学、食、伝統工芸、茶道、華道、書道など、先人から受け継ぎ育まれてきた多彩な文化があります。
山形市では、多様な立場の人々が相互に認め合い、協力しながら、地域の多彩な文化を継承し、発展させ、その本質的な価値を高めるとともに、文化と他の分野との連携により新しい価値を創出し、地域の活職と魅力を高め、それらの好循環により市民が豊かな心でより質の高い暮らしをすることができる持続的発展が可能なまち「文化創造都市」の確立を目指しています。
ユネスコ創造都市ネットワークについて
概要
ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、グローバル化の進展により固有文化の消失が危惧される中で、文化の多様性を保持するとともに、世界各地の文化産業が潜在的に有している可能性を、都市間の戦略的連携により最大限に発揮させる枠組みが必要であるとして、2004年から「ユネスコ創造都市ネットワーク事業」を開始し、7つの分野において世界でも特徴のある都市を認定しています。
分野
映画、デザイン、伝統工芸、メディアアート、音楽、食文化、文学
現在の認定都市数
350都市(2023年11月現在)
日本国内の認定都市
都市名 | 分野 | 加盟年 |
---|---|---|
神戸市(兵庫県) |
デザイン | 2008年 |
名古屋市(愛知県) |
デザイン | 2008年 |
金沢市(石川県) | 伝統工芸 | 2009年 |
札幌市(北海道) | メディアアート | 2013年 |
鶴岡市(山形県) | 食文化 | 2013年 |
浜松市(静岡県) | 音楽 | 2014年 |
丹波篠山市(兵庫県) | 伝統工芸 | 2015年 |
山形市(山形県) | 映画 | 2017年 |
旭川市(北海道) | デザイン | 2019年 |
臼杵市(大分県) | 食文化 | 2021年 |
岡山市(岡山県) | 文学 | 2023年 |
(2023年11月現在)
映画分野で認定されている都市
ブラッドフォード(イギリス)、ブリストル(イギリス)、シドニー(オーストラリア)、釜山(韓国)、ゴールウェイ(アイルランド)、ソフィア(ブルガリア)、ビトラ(北マケドニア)、ローマ(イタリア)、サントス(ブラジル)、山形(日本)、ウッチ(ポーランド)、グディニャ(ポーランド)、青島(中国)、タラサ(スペイン)、バリャドリッド(スペイン)、ムンバイ(インド)、ポツダム(ドイツ)、サラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、ウェリントン(ニュージーランド)、カンヌ(フランス)、クルージュ・ナポカ(ルーマニア)、アサバ(ナイジェリア)、カトマンズ(ネパール)、ワルザザート(モロッコ)、ペネド(ブラジル)、ヴィセンテ・ロペス(アルゼンチン)
(2023年11月現在)
山形市の加盟認定について
山形市は、映像文化を育む環境が高い評価を受け、平成29(2017)年、国内で初めてとなる映画分野での加盟認定を受けました。
これを契機に、映像文化をはじめ、音楽、食文化、伝統工芸など多彩な文化の創造性や地域資産に磨きをかけ、それらを活用することにより、観光や産業等の活性化と持続的発展が可能なまちづくりに取り組むとともに、国内外の創造都市との交流、連携を進めています。
文化創造都市推進のための取組
山形市では、「文化創造都市」の確立に向けて、様々な取組を実施しています。詳しくは各リンク先をご覧ください。
山形市創造都市推進協議会
ユネスコ創造都市ネットワーク加盟都市との都市間連携や情報発信により、映画・映像文化を基軸として、多彩な文化を活かしたまちづくりを推進しています。
映画や創造都市をテーマとしたシンポジウムの開催や、山形市の文化に関する映画製作、国内外のアーチストを招聘して山形市を舞台にした作品制作支援及び市民との交流の場の創出、山形市の多種多様な文化・芸術に関するトークイベントやワークショップの開催などの事業を実施しています。
やまがた秋の芸術祭・やまがた冬の芸術祭
まち全体を文化芸術のステージに見立て、多くの市民が多彩な文化芸術に参加したり、身近に触れることができる「やまがた秋の芸術祭」、「やまがた冬の芸術祭」の開催しています。音楽、アート、映像のカテゴリー毎による様々なイベントの実施や、市民や文化芸術団体による文化芸術に関するイベントとの連携などを行っています。
Q1プロジェクト推進事業
やまがたクリエイティブシティセンターQ1を拠点として、山形市が持つ文化・芸術・産業・歴史・伝統などの多彩な地域資産を多くの人々と連携して磨き上げることにより、産業振興・観光振興・教育振興・地域振興に生かし、新たな価値を創出することによって、まちの発展や地域経済の活性化を図っています。
創造都市拠点施設「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」について
山形市における創造都市の拠点施設として、山形市立第一小学校旧校舎をリノベーションし、令和4年9月に「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」としてオープンしました。「クリエイティブと産業をくらしでつなぐ。」をコンセプトに、まちの芸術文化と魅力、産業経済とをつなぐプラットフォームとして、公民連携で様々な文化芸術に関する活動を行っています。
山形フィルム・コミッション
国内外の映画、ドラマ等のロケーション撮影を誘致することにより、観光や文化を振興し、交流人口の拡大を図ることに設立した「山形フィルム・コミッション」の運営を通して、本市の対象エリアの知名度向上、観光振興、文化振興を図り、地域経済の活性化及び映画都市としての発展を目指しています。
山形国際ドキュメンタリー映画祭
「山形国際ドキュメンタリー映画祭」の開催を補助することで、世界の秀逸なドキュメンタリー映画の鑑賞機会の提供、文化・芸術活動の促進、国際交流の推進を図っています。
山形国際ドキュメンタリー映画祭は、1989年、市制施行百周年記念事業の一つとして始まって以来、隔年で30年以上にわたり開催されています。
文化施設
市民会館や山寺芭蕉記念館、最上義光歴史館などの文化施設の運営管理を行っています。
新市民会館の整備
まちの回遊性の向上により中心市街地の賑わいの創出を図るなど、文化芸術の振興をはじめ地域課題の解決に資する施設として、新市民会館の整備を進めています。
文化財
市民や団体等の理解・協力を得ながら、幅広い文化財の保存・活用を進めることにより、文化財を軸とした人のつながりを生み出し、関係人口や交流人口の増加を促進します。
文化活動の振興
市内の複数の流派の協力により開催される全国的にも珍しい大寄せの茶会「鈍翁茶会」の実施や、山形市芸術文化協会、山形交響楽団、山形美術館等との連携により、文化の着実な継承と文化鑑賞・体験の機会の充実を図っています。
また、山形市民文化賞等の顕彰制度や、市内文化芸術団体の活動及び文化芸術イベント開催への支援を継続し、担い手の育成を図っています。
イベント情報
文化創造都市の確立を目指し、様々なイベントを実施しています。
条例・計画
山形市文化創造都市推進条例
文化創造都市の推進に関し、基本理念を定めた条例です(令和4年制定)。
山形市文化創造都市推進基本計画
山形市文化創造都市推進条例に基づき、文化創造都市を推進するために、令和4年に策定した計画です。
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このページに関するお問い合わせ
文化スポーツ部文化創造都市課
〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号
電話番号:023-641-1212(代表)
ファクス番号:023-624-9618
bunka@city.yamagata-yamagata.lg.jp