市長のやまがた自慢
「歌懸稲荷神社」
山形駅前大通りを東に歩いていくと、左手に見えてくるのが歌懸(うたかけ)稲荷神社です。歴史は古く、南北朝時代に山形城を創建した斯波兼頼(しばかねより)が城内に建立したと伝えられます。当時は神仏習合の時代ですので、吉祥院という真言宗の寺院として、最上家代々によってあつく尊崇されました。また、最上義光(もがみよしあき)と天童氏の合戦において敵軍降伏の祈祷をしたところ、最上家が大勝したとの言い伝えがあります。
特徴的なのはやはり「歌懸」という名前で、この由来についてはさまざまな伝承があり、城主や城下の人々が短冊に歌を書いて神社に奉納する風習があったともいわれます。
いずれにしても大変風流な名前です。山形市は現在「文化創造都市」のビジョンを掲げていますが、昔から文化を大切にしていたまちということが推察されます。
神社の裏手には、山形城三の丸土塁跡があり、往時をしのぶことができます。毎年7月の第2土曜日が例大祭になりますが、今年は7月12日で、神輿渡御(みこしとぎょ)も盛大に行われます。また、近年、夏の風物詩となった「願いちょうちんやっしょまかしょプロジェクト」のメイン会場ともなっております。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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