令和3年度山形市新春農業講演会を開催しました

ページ番号1008939  更新日 令和4年2月8日

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 令和4年1月21日金曜日、山形市農業振興公社にて、高畠町の遠藤五一様をお招きし、「これからの自立した農業について」というテーマのもと、ご講演いただきました。当日は新型コロナウイルス感染症対策を万全に行い、40人近くの方にご来場いただきました。遠藤様には、美味しいお米の生産から販売まで自身の力で行うこと等、今後自立した農業を営む重大なポイントを自らの経験を基に語っていただきました。

 参加者の方からは、大変勉強になった、自分も生産から販売まで一貫した農業に取り組んでいきたいといった感想を多数いただき、参加者の方々のモチベーションアップに繋がる大変中身の濃い講演会となったかと思います。お忙しい中、また足元の悪い中、ご講演くださいました遠藤様、お集まりいただいた参加者の皆様、大変ありがとうございました。

以下は当日頂いた質問を遠藤様にご回答していただいたものになります。是非ご覧ください。

 

1.山形県の中でも、産地によって食味が違うのでしょうか。

 例えばつや姫に関して言いますと、荘内地区は砂壌土のためお米が柔らかめです(お米を炊いた状態で)。また、どうしても砂壌土に鉄分が入っており土壌水温が下がります。春は特にです。そのせいでもありますし、置賜盆地は寒暖の差があり美味しいと言われます。

 

2.遠藤さんのところでは、有機農業でどのくらいの収量を得ていますか。

 私はJAS有機と特栽米の農薬化学肥料不使用米と作付けしておりますが、10a7俵から8俵を目標に栽培しております。除草体系は紙マルチと除草機を取り入れております。販売単価は白米1キログラム1000円で玄米単価は1キログラム900円になっています。

 

3.遠藤さんは一年でどのくらいの収量(キログラム/ha)を目安としていますか。

 私は8ha近く栽培しており、10aあたり7~8俵の目標です。キログラムに換算すると10aあたり420~480キログラムとなります!全て特栽米で7割減以上の米を栽培しております。また、投入資材はすべてJAS認証の肥料を投入しております。

 

4.独自の販売網を確立していますか。

 毎月定期販売も行っています。12ヵ月の内、偶数月の月初めに出荷日を決めて特栽米の農薬化学肥料不使用米を個人に出荷しています。また、奇数月には減農薬米を個人の方々へ出荷しております。日曜日は休みにしていますが、毎日大なり小なり出荷があります。

 

また、当日の様子は山形市公式YouTubeチャンネルに投稿いたしましたので、興味のある方は是非ご覧ください。

 

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