一般質問(平成23年9月定例会)

ページ番号1002914  更新日 令和3年10月29日

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平成23年9月定例会で行われた一般質問は、以下のとおりです。
(ここに掲載した一般質問は,市議会報178号に掲載したものを再掲載しており,質問内容は実際の質問を要約・抜粋したものです。)

質問者と質問の要旨一覧
質問者 質問の要旨
遠藤 吉久 議員(市民連合山形市議団) 向こう4年間の市政運営の基本姿勢と考え方、各公約の具体的行程と手立てについて ほか
浅野 弥史 議員(改革会議) 東北芸術工科大学の統合、選挙公約、新清掃工場、節電・エネルギー対策、仕事の検証システム、市長選挙の投票率について
伊藤 香織 議員(所属会派なし) サスティナブル(持続可能)なまちづくり、市長選挙の投票率、安心・安全の確保、市民との共創について ほか
渡辺 元 議員(緑政・民主・公明クラブ) 市長就任3期目の抱負、清掃工場問題、災害対策、観光施策、新斎場の考え方について
中野 信吾 議員(自由民主党新翔会) 新清掃工場の先行建設と稼働期間中の地区振興策、東日本大震災の対応と教訓、小学6年生までの医療費無料化について ほか
田中 英子 議員(自由民主党新翔会) 山形市長選挙、市長としてのこれからの4年間の選挙公約、東北芸術工科大学統合についての市民への説明について ほか
武田 聡 議員(緑政・民主・公明クラブ) 安全安心のまちづくり、景気・雇用対策における新産業団地の造成、屋内型遊戯施設建設について ほか
阿部喜之助議員(緑政・民主・公明クラブ) 市長選挙を勝ち抜いて、農林業の独自産業化推進、農産物の海外輸出施策、新清掃工場完成の早期実現について ほか

【遠藤 吉久 議員】市長公約の早期実現 リスク分散のまちづくりを

産業用地の創設について、具体的な行程と手立てはどうなっているか。

(回答)蔵王産業団地の残りの区画が少なくなっている状況において、下椹沢地区の市有地を開発することが、現状としては一番可能性が高いと認識している。今後、事業の実現に向けて推進していく。

在宅介護の支援について、具体的な行程と手立てはどうなっているか。

(回答)現在策定中の「市高齢者保健福祉計画」に市独自サービスの強化や新たな在宅介護サービスなどを織り込み、さらなる充実に努める。

老朽校舎などの改築について、具体的な行程と手立てはどうなっているか。

(回答)今年度、第五中の耐力度調査を行っており、来年度より改築に向けた取り組みを始める。その後、千歳小、西山形小の校舎の一部改築に着手したい。

スポーツ施設整備について、具体的な行程と手立てはどうなっているか。

(回答)ドーム型競技場は、冬場や雨天時でもさまざまな競技で活用できる、使い勝手の良い施設を作る。新野球場は、現野球場の代替施設であり規模や位置などは改めて検討していく。人工芝球技場は、市陸上競技場を人工芝の多目的用途の球技場として整備していく。また、これらの施設を集約することについては、施設の規模・立地条件なども踏まえ、今後検討していく。

公契約条例の制定について、具体的な行程と手立てはどうなっているか。

(回答)本市の実情にあった制度の導入に向けて、検討組織を設置していく。

大規模災害に的確に対応できる体制の整備などについて、どのように実現していくのか。

(回答)職員の初動体制を引き下げるなど、災害時の初期対応の迅速化と的確化を図るとともに、市民の防災力の向上と災害情報体制の構築および備蓄品の充実を図っていく。

ライフラインは、集中を避けて市内各所に分散しておくべきと思うがどうか。

(回答)各種の整備事業などにより、リスク分散の視点を重視したまちづくりを進めていく。

TPP参加に対する市長の所見を聞きたい。

(回答)確固たる農業施策の見通しが定まらないうちは、TPPに参加するべきではないと考えている。

※6次産業化の推進を図るべきだと思うがどうか。

(回答)継続可能な経営活動を促進する手段として有効であると認識しており、実施に当たっての消費宣伝や支援などを検討していく。

新保育制度についてどのように考えているか。

(回答)保護者の意見はもとより、現場の意見が反映されたより良い制度となるよう、さまざまな機会を捉えて国に要望していく。

※6次産業化…農業者などが生産だけでなく食品加工、流通販売に関わることで付加価値を高め活性化につなげていく考え方。

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【浅野 弥史 議員】芸工大の吸収合併問題において市民の理解を

東北芸術工科大学と京都造形芸術大学の法人統合に市長はなぜ賛成したのか。

(回答)法人統合による経営基盤の強化は、学生の教育環境の改善につながり、意義のあるものと考えている。

統合問題に関する「市民の理解」をどのように捉えているか。

(回答)市民向け説明会の状況や市民の反応、議会における請願の扱いも念頭に置きながら判断したい。

芸工大に県と市合わせて約200億もの補助金を出している。補助金の運用が適正に行われているか監視する考えはあるか。また、補助事業の内容や形態が変更される場合は、市の事前協議などを必要とするように補助金の規則を改正すべきではないか。

(回答)補助金で取得した土地建物の使用に関する具体的な確認方法は、県と連携しながら大学側と協議していく。また、規則の改正は現時点での必要性を認めていない。

選挙公約でドーム型競技場と野球場建設を掲げたが、どのように考えているか。

(回答)新野球場は高校野球や社会人大会が可能なものとする。ドーム型競技場はさまざまな競技ができるものと考えているが、野球は内野の練習が可能な規模と考えている。

予算が少ない中、ドーム型競技場建設は時期尚早ではないか。

(回答)冬季のスポーツ環境向上のため、整備を進めたい。

新産業団地は、下椹沢地区で検討中とのことだが、運動場や資材置場、花火大会もある。どう調整を図るのか。

(回答)今後解決すべき問題もあり、着工には3~4年は必要と想定している。

新産業団地における誘致の考え方を聞きたい。

(回答)特に研究開発部門などの企業集積を行いたい。

新清掃工場建設は、そろそろ決着をつけなければならない時期と考えるがどうか。

(回答)上山市大石蔭地区には引き続き勉強会などを開催し、理解と協力を求めている。

検証中のLED街路灯の今後の切り替え予定と、新エネルギーに対する戦略を聞きたい。

(回答)LED切り替えの助成や時期について検討している。国や県の動向を見据えながら、再生可能エネルギーのさらなる活用を検討していく。

仕事の検証システムについて、外部検証を再開すべきではないか。

(回答)次期計画の策定に併せて、外部の視点を取り入れる仕組みも検討したい。

※はながさ☆ぐらんぷりを再開し、職員の声を反映する場を設けるべきでないか。

(回答)現在は「職員提案制度」に改称し、改善活動に取り組んでいる。

期日前投票所を増やし、投票率向上を図ってはどうか。

(回答)当面は2カ所で実施し、制度と場所の啓発に努め、棄権防止に努力したい。

※はながさ☆ぐらんぷり…市職員による業務の改善・改革事例発表会。

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【伊藤 香織 議員】サスティナブル(持続可能)な社会の実現を図れ

災害時には地域単位での対応が重要であり、地域単位での防災マニュアルを行政として先導していくべきと考えるがどうか。

(回答)東日本大震災の経験から、地域単位での対応の重要性を改めて感じている。地域単位での防災マニュアルについては、より実効性のある計画となるよう、地域の方々との意見交換や防災訓練などへの助言を通じて、市としても積極的に活動を支援したい。

東北芸術工科大学の統合についての考えはどうか。

(回答)法人統合については、これから超少子化を迎え、激しい大学間の競争を勝ち抜くには、経営基盤の強化が必要と聞いており、学生の教育環境の改善につながるものならば基本的には了と考えている。

市内企業と芸工大生による新たな商品開発、特に本市の基幹産業である農業を生かした第6次産業を見いだしてはどうか。

(回答)これまで山形大学工学部と実施してきた産学連携交流会を東北芸術工科大学とも行い、より良いものに拡大していきたい。また、6次産業化を促進していくことが、企業や大学との連携、新しいビジネスチャンスの開拓にも役立つと考えている。

さまざまな世界で活躍している人やカリスマ性のある地域の人を塾長・講師にして、次代を担う若者を対象とした若者リーダー養成塾を開塾してはどうか。

(回答)現在のところ若者リーダー養成塾は考えていないが、地域を支える人材育成など、地域活動の活性化を図る事業を展開していく。

市長の公約として、在宅介護の支援を掲げているが、具体的にどのような施策を考えているのか。

(回答)現在、平成24年度から26年度までを計画期間とする「市高齢者保健福祉計画」を策定中であり、介護保険法改正により新たな在宅介護サービスとして創出された24時間対応の定期巡回・随時対応サービスや、従来の在宅介護サービスおよび市の独自サービスの強化も織り込み、在宅介護サービスのさらなる充実に努めていく。

本市においては、環境に負荷を掛けないエネルギーについて、どのように促進しようとしているのか。

(回答)再生可能エネルギーについては、国・県のエネルギー戦略の動向を見据えながら、本市のさらなる再生可能エネルギーなどの活用について検討していく。

大分県竹田市では、予防医学と医療費削減の観点から、温泉療養保健システムの導入を行っているが、導入を検討してはどうか。

(回答)本市では、蔵王温泉をはじめ多くの温泉地を抱えており、各温泉の効能を医学的な見地から研究するとともに、同システムの可能性について関係団体などと調査・検討していきたい。

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【渡辺 元 議員】1工場方式による歳出削減で観光拠点の創出を

3期目の当選を果たした市長の今後4年間の抱負を聞きたい。

(回答)選挙中に訴え市民に約束した、「安全安心の都市機能の充実」、「産業の振興と中心市街地の活性化」などの7つの項目と、追加した「継続経営できる農業施策の充実」、「新清掃工場の早期完成」など5項目を、これから4年間で推進していく。

新清掃工場の計画は、なぜ建設費や運営費が増大する2工場方式にしたのか。

(回答)災害発生時や補修時などのごみ処理機能の低下を軽減でき、リスクを分散できることや、建設地周辺地域に対する清掃工場および搬入車両による環境負荷を抑制できること、さらに、より早い用地確保が期待できる利点を考慮して、2工場方式による建設を計画したものである。

老朽化している地方卸売市場を蔵王第一中学校周辺に移転し、その跡地に新清掃工場を1工場方式で建設してはどうか。

(回答)市場は大規模な改修工事を実施し、施設の長寿命化を図りながら有効活用していく。新清掃工場は2市2町の枠組みを保ちながら圏域内での2工場方式で、早期に建設をすべく事業を推進していく。

地域防災計画について国の評価基準はいつ頃示され、本市の計画はいつ見直しできると想定しているか。

(回答)国では山形盆地断層帯の予測評価の修正は予定がない状況である。本市としては行政の防災体制の強化、地域の防災力向上、防災情報の収集および伝達手段の充実、備蓄品の充実について年度内に見直し、実施可能なものから取り組んでいく。

洪水避難地図は市民がより理解できる詳細なものが必要ではないか。また、見直す予定はあるのか。引っ越した方や、新たに転入してきた方への配布状況はどうか。

(回答)24年度から新たに、より分かりやすい土砂災害避難地図を作成する。現在の地図の見直しは国、県の指定対象河川の浸水想定区域の変更などに合わせて修正している。地図の配布は転入手続きの際や、要望があった場合に担当課の窓口で配布している。今後は対象者全員に配布できるような手立てを検討していく。

大震災の直接の被害を受けていない本市が東北全域に観光客を呼び込むリーダーシップを発揮すべきでないか。

(回答)山寺や蔵王温泉、樹氷など、本市の優れた観光の素材を生かしながら誘客を展開し、東北観光の先頭に立ち、全体をけん引していきたい。

新斎場はどのくらいをめどに建設するつもりなのか。斎場施設に対する市長の考え方を聞きたい。

(回答)斎場施設の在り方については、今後、適切な時期に新たな建設を含めて検討していく。斎場は定期的な保守点検を実施し、安全管理に努めながら継続使用していきたい。

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【中野 信吾 議員】立谷川清掃工場の建て替えを先行して実施せよ

2工場方式で進められている新清掃工場について、1工場の処理能力150トンまでという方針に変更のないことを明言し、受け入れを表明している立谷川清掃工場の建て替えを先行して行うべきではないか。

(回答)これまでの説明通り2工場方式・1工場150トンで計画しているが、費用を低減するため2工場同時発注を行いたい。

楯山地区では長年清掃工場を受け入れてきた。工場の建て替えに当たり、同地区の振興策をどのように考えているのか。また、地域住民の安全対策などを話し合う場が必要ではないか。

(回答)当初予算に集会所建設費補助金などを計上しており、地区の代表者との協議の場を設置して、新工場稼働中における振興策も検討していきたい。また、地域の意見を施設運営に反映させるため、各種団体の代表者などとの話し合いの場を設置したい。

仙台へのアクセスがよいJR仙山線沿線の各地区における新たな開発計画を策定し、宮城県内の被災者の定住を促してはどうか。

(回答)開発計画の策定は難しいが、宮城県からの避難者のニーズを探りながら、定住支援について検討していきたい。

このたび市長が選挙公約に掲げた小学校6年生までの医療費無料化を、早急に実施すべきと思うがどうか。

(回答)こども医療の対象を来年度から小学校3年生まで拡大する。財政状況を考えながら、できるだけ早期に6年生まで拡大していきたい。

若者の働く場を創設し、定住増加を図るため、企業誘致を積極的に行うべきである。市長自らトップセールスを行う熱意はあるか。

(回答)就業機会の創出のためにも企業誘致は重要と認識している。企業への立地動向調査の結果を考慮し、トップセールスと併せ誘致活動を積極的に展開していきたい。

優れた経営体に後継者が育つことで、持続可能な農業経営ができる。担い手育成に取り組む認定農業者への支援の拡大、新たな支援事業の創設を行ってはどうか。

(回答)国が来年度から実施する支援事業の動向を注視しながら、農業後継者への総合的な支援を検討していく。

市長が公約に掲げた、継続経営できる農業施策の充実について、どのように考えているのか。

(回答)これまでも独自の施策を実施してきたが、それらを継続するとともに、国の施策も取り入れながら総合的に支援していきたい。

スポーツ施設の建設の際に、民間の手法を活用し、PFI方式を導入してはどうか。

(回答)10億円以上の施設建設については、PFI方式の導入効果の有無を検討の上、その是非を判断しており、施設の具体的な構想を整理する際に検討したい。

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【田中 英子 議員】南沼原小学校の早期建て替えを望む

市長選挙の際、投票率アップのために、どのような啓発活動を行ったのか。

(回答)広報車による巡回PRや、明るい選挙推進協議会による街頭啓発などを実施した。広報車については、投票率の低い地域を重点的に巡回した。

(仮称)西消防署などを活用して、防災意識の啓発を図るべきと思うがどうか。

(回答)(仮称)西消防署に併設して、防災センターの建設を進めているところであり、市民や自主防災会の防災意識の啓発と知識の普及を図っていきたい。

鈍翁茶会をはじめとした全国規模の催し物を、紅の蔵などの3つの新名所と連携して中心市街地の活性化を図るべきと思うがどうか。

(回答)先の鈍翁茶会で紅の蔵のPRをして、多くの方が来館した。今後もより回遊性・集客性を高め、中心市街地の活性化につなげたい。

高齢者や在宅介護の支援などについて、どのような施策を行っていくのか。

(回答)高齢者が地域で生き生きと生活できる施策については、現在も高齢者保健福祉計画の重点課題として取り組んでいる。在宅介護の支援については、市の独自サービスの強化も織り込み、さらなる充実に努めていきたい。

小学校6年生までの医療費の無料化を、どのような年次計画で実施していくのか。

(回答)こども医療の拡充については、平成24年度から対象を小学校3年生まで拡大したいと考えている。また、できるだけ早い時期に6年生まで拡大するよう進めていきたい。

新清掃工場建設の具体的な計画を聞きたい。

(回答)住民の理解を得ながら、できるだけ早く建設地を決定したい。なお、建設地決定後、新清掃工場の完成までには約5年半から6年を要すると考えている。

南沼原小の建て替えは、もっと早期にできないのか。また、さまざまな面で地元の要望を聞くべきと思うがどうか。

(回答)南沼原小の改築については、児童数が適正規模になると思われる平成32年頃から着手したいと考えている。また、25年度のグラウンド整備工事に向け、「グラウンド拡張用地整備基本計画」を策定中であり、学校や地域の考えなども聞きながら策定したい。

学校法人東北芸術工科大学の統合問題に対し、市としての考えを市民に説明する必要があると思うがどうか。

(回答)当事者である大学自らが、直接市民に対して丁寧な説明を行っていくことが最良の方法であり、重要なことであると判断している。

ふるさと納税を積極的にPRして、税収を少しでも増やしていくべきと思うがどうか。

(回答)本市のお宝活用キャラクターである「はながたベニちゃん」を活用したPRなども、今後検討していきたい。

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【武田 聡 議員】議論を踏まえ、柔軟な対応とスピードを重視した市政執行を

災害時の行政情報の発信強化と収集のため、災害情報メール配信制度の創設、フェイスブックなどの※ソーシャルネットワークサービスの積極的導入、迅速な市報発行などの強化をすべきではないか。

(回答)防災情報メールマガジンの年内配信に向け作業を進める。フェイスブックなどの利用は慎重に研究していく。広報やまがたの臨時号も、必要に応じて回覧方式などにより発刊していく。

屋内型遊戯施設建設は、嶋公園南西部に続き北西部にも遺跡が発掘されたと聞くが、建設に向けた現状はどうか。どうしても嶋公園内への建設が困難であれば代替地はどう考えているのか。

(回答)発掘調査の結果、現在の国指定史跡と同等と思われるものが確認され、嶋遺跡公園内に、当初予定していた規模の施設建設は難しいと考えている。さらに文化庁などとの協議を進めていくが、万一、予定地での建設が困難となった場合は、新たな用地の検討に入っていきたい。

多機能型のドーム型競技場の建設について、目的と経済波及効果を見据え、全国大会などの開催が可能な施設整備を見込んでいるのか。

(回答)冬期の練習環境などに課題のある本市の状況を踏まえ、冬場や雨天時でもさまざまな競技で活用できるものを考えている。大会などへの活用は、施設規模に応じて可能なものに利用してもらいたい。

山形国体から20年が過ぎようとしており、市総合スポーツセンター屋内プールスタート台やスケートリンクなど、施設の老朽化が目立つ。今後のスポーツ施設整備については近年予定されている全国高校総体も見据え、県との協議も踏まえ抜本的な見直しが必要であり、市中心部の県の遊休地や霞城公園史跡復元工事の計画見直し、新清掃工場における排熱の有効利用など、市内各地のバランスを含めた計画と実行が必要であると思うがどうか。

(回答)スポーツ施設の整備は、全市的に適正な施設配置を検討し整備していく。霞城公園整備事業については国指定史跡でもあり、スポーツ施設が融合した公園整備への計画変更はできないと考えている。新清掃工場では、用地の関係もあり、スポーツ施設の整備は困難と考えている。

東北芸術工科大学の理事職を改めて本市から派遣し、統合問題に対して意見を反映させていくべきではないか。また、市民への十分な説明と理解を得ることについて、どのように大学側へ求めていくつもりなのか。

(回答)行政に頼らず自立した、いわば完全民営体制の下、現在の発展があると認識しており、これまで同様、市から理事を出す必要はないと考えている。大学側では、市民向けの説明会を行う準備をしており、市民の理解が深まるよう注視していく。

※ソーシャルネットワークサービス…人と人とのつながりを促進・サポートするコミュニティ型の会員制のサービス。ホームページなどの一方通行の情報提供に対し、フェイスブックやツイッターなどの双方向のコミュニケーション機能を有する。

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【阿部 喜之助 議員】芸工大の統合問題では市民に丁寧な説明を

今後の4年間、市長選挙で掲げた公約の実現はもちろん、これからの市政発展に向けた決意を聞きたい。

(回答)山形市政に対し、共創を理念として誠心誠意取り組んでいきたい。

東北芸術工科大学の統合については、公費を投じた大学であり、経緯を含めた詳細な説明をすべきである。感情論ではなく法律に基づいた議論が必要と思うがどうか。また、市長も大学側から経営統合後にどのように学校経営を行うのかを聞き取り、市民に対し分かりやすく説明する責任があるのではないか。

(回答)議論の進め方については指摘の通りと考えているが、第一義的には大学側が説明すべきと考えている。すでに大学側に対しては、今後の学校経営などについて十分な説明の場を設けるよう求めているが、さらに、大学運営のビジョン、法人統合の内容、大学の資産管理、大学運営への地元意見の反映の仕組みについて、大学側に再度申し入れることとしている。また、10月23日に大学側による市民向けの説明会が行われるので、説明会の状況や市民の反応を見て議会に報告していく。

下椹沢地区に予定している新産業団地は、県外からの企業誘致が望ましいと思うがどうか。また、どのような業種の企業を誘致するのか。

(回答)「市外からの新たな企業誘致エリア」と「地元企業の拡充移転エリア」を兼ね備えた団地を想定している。市外からの新たな企業誘致に重点を置き、今後ますます進むと思われる海外移転の状況など企業の動向も考慮しながら、特に研究開発部門などの企業集積に力を入れていきたい。具体的な業種は絞り込んでいない。

3月の一般質問でも農業経営を展開・救済できる施策について質問したが、これからは輸出を考えなければ農業を救えないのではないか。また、いわゆる6次産業化法を活用した施策についてはどのように考えているか。

(回答)農産物の輸出は、今後の農業振興において重要な分野である。これまでの販売促進活動を継続し、安全安心な農産物のさらなる輸出拡大に向けて、県や農業団体と協議していきたい。また、6次産業化法に関する事業については農業関係団体ならびに食品産業事業者などと連携を図りながら、販路拡大や経営安定に向けた支援策を検討していく。

新清掃工場の建設候補地が二転三転している。ごみの大半が本市から出ていることを考えると、市内に2カ所を選定し、早期に建設して稼働させるべきではないか。

(回答)上山市の大石蔭地区については引き続き隣接地区住民への勉強会や施設見学会を開催し、建設への理解と協力を求めている。本市内に2カ所という意見は提言として受けとめたい。

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