意見書(平成29年9月定例会)

ページ番号1003028  更新日 令和3年10月29日

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9月定例会で可決された意見書は、次の1件です。

保育士等キャリアアップ研修の円滑な実施を求める意見書

今般、告示が行われた保育所保育指針(平成29年厚生労働省告示第117号)では「保育所においては、当該保育所における保育の課題や各職員のキャリアパス等も見据えて、初任者から管理職員までの職位や職務内容等を踏まえた体系的な研修計画を作成しなければならない」ことが盛り込まれ、平成29年4月1日付で「保育士等キャリアアップ研修の実施について(雇児保発0401第1号)」の通知が発出された。

また、子ども・子育て支援法に基づく特定教育・保育等に要する費用の額加算において、平成29年度より、技能・経験を積んだ職員に対する処遇改善のための加算が創設されたが、この加算と連動する上記研修の対象者が、現在速やかに研修に参加できる環境にあるとは言いがたい状況にある。

保育士が、経験に応じキャリアアップの研修を受け、研鑽を積みあげていくことは、日々の保育にも反映され保育の充実にもつながる良い機会であり、それだけに対象となる職員が円滑にかつ確実に研修が受講できる体制の整備が急務といえる。

よって、国においては、対象となる保育士が受講しやすい研修制度になるよう柔軟な実施形態がとれるようにし、さらには実施主体である都道府県にその趣旨を周知するよう、次の事項を強く要望する。

  1. 対象となる保育士が受講しやすい研修制度になるよう各都道府県が開催する保育士等キャリアアップ研修会の日時設定並びに、会場選定においては、受講者の利便性に十分配慮するとともに、各都道府県単位だけではなく市(保育団体への委託も含む)単位でも実施できるようにし、また、eラーニング等のインターネットを活用した受講システムの導入も積極的に進めること。

以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。

平成29年9月29日

衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策)
財務大臣
厚生労働大臣 あて

山形市議会

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