一般質問(平成28年12月定例会)
平成28年12月定例会で行われた一般質問は、以下のとおりです。
(ここに掲載した一般質問は、市議会報199号に掲載したものを再掲載しており、質問内容は実際の質問を要約・抜粋したものです。)
質問者 | 質問の要旨 |
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佐藤 秀明 議員(市民連合山形市議団) | 人口ビジョンと土地利用、外国人住民、環境問題、福祉・居場所づくり、屋内スケート場、交通環境 ほか |
遠藤 和典 議員(翔政会) | 危機管理、続 財源確保、農地の高度利用、仙山交流の充実、子育て環境の充実、観光教育 ほか |
渋江 朋博 議員(緑政会) | 30万人都市実現へ向けた取り組み、国際施策、ごみの夜間回収の実施、野良猫対策、子育て支援 ほか |
中野 信吾 議員(翔政会) | 山寺の世界遺産登録に向けて、斎場の移転と建設計画、公共交通網の整備・駅前再開発、有害鳥獣対策 ほか |
高橋 公夫 議員(市民連合山形市議団) | 山形市障がいを理由とする差別の解消推進条例制定の動きの中で、新生児聴覚検査、山形市手話言語条例の制定 ほか |
武田 新世 議員(公明党山形市議団) | 中小企業・小規模事業者・起業支援、中核市移行、安全・安心の街づくり、子育て支援、観光振興施策、認知症対策 ほか |
阿曽 隆 議員(日本共産党山形市議団) | 熊本地震をうけての防災対策、学校図書館の充実、住生活の安定のために、放課後児童クラブ、双葉地区の小学校への対応 |
伊藤 香織 議員(翔政会) | 地域資源を生かした地域ブランド化、小中学校のICT化、市民と大学の連携構築、蔵王駅前の駐輪スペース ほか |
【佐藤 秀明 議員】山形市の将来を見据えた都市整備を
過大な産業団地の開発や市街化区域と市街化調整区域の線引きの見直しは、急ぐべきではないと思うがどうか。
(回答)市街化調整区域の開発許可の規制緩和に向けて検討している。産業団地については、地区計画制度などの手法も含めて検討したい。
中学校の区域ごとに年齢構成をバランスよく保つことが、持続可能な地域をつくると考えるがどうか。
(回答)各地区がそれぞれの特性を生かし、本市全体が発展することを目指しており、今後の施策に反映していく。
外国人技能実習適正化法と改正出入国管理・難民認定法が成立し、今後、介護職場で多くの外国人を受け入れることになると思うがどうか。
(回答)本市に外国人の方が移住することは、基本的に歓迎するものの、無理が生じない中での受け入れが必要だと考えている。
(※)パリ協定を受けて、新たな地球温暖化対策実行計画を策定する必要があると考えるがどうか。
(回答)平成29年度に地球温暖化対策実行計画の見直しに着手する予定である。長期にわたる計画となるため、この間の技術の進歩を想定した取り組みを検討していく。
介護予防・日常生活支援総合事業サービスB型の支援の在り方はどうか。
(回答)生活支援コーディネーターを中心に、地域における自発的な支え合いづくりを進め、必要な支援をすることでサービスB型をさらに増やしていきたい。
ふれあい・いきいきサロンをさらに拡大していくことが必要だと考えるがどうか。
(回答)市社会福祉協議会で行っている助成には限りがあるため、市が行っている補助制度を見直し、拡充につなげられるよう検討していく。
本市の人口規模で屋内スケート場を民間で経営することは難しいと思うがどうか。
(回答)民間施設であることや県内唯一の屋内スケート場であることを踏まえて、県や競技団体と情報交換をしながら、対応を検討していく。
観光振興のために西蔵王展望広場までの道路を拡張してはどうか。
(回答)NHKテレビ塔前から展望広場までの区間は公園管理者の県に要望するとともに、代替ルートも含めた円滑な交通の確保に向け協議していく。
市道八森線の平成29年2月完成に合わせ、バス路線を開通すべきではないか。
(回答)運行事業者からは、おおむね要望どおりの経路に変更するとの回答をいただいている。29年10月のダイヤ改正時からの対応となる見込みである。
※パリ協定…温暖化ガス排出削減のための国際条約。
【遠藤 和典 議員】農業地 高度利用で産業化 農政サイドの企業育成
武力攻撃や大規模テロを想定した図上訓練や市民対象の訓練をすべきではないか。「計画の 実効性を確保せよ 共有すべし危機への対処」
(回答)国民保護法に基づく役割により、これまでと同様に国や県の合同訓練に参加するなど非常事態に備えていく。
「守るすべ 国県ともに洗い出し あまねく伝え皆で備えん」
毎年の財源負担を平準化するため、PFIをもっと活用すべきではないか。「大事だね 資金需要の平準化 どんな事業に活用するやら」
(回答)ハード整備などの事業に民間活力を導入し実施するよう努めていく。
「民活で 元手を作る幾多の手 よりふさわしき道を選ばん」
PFIの活用に、民間事業者の自由な発案をもっと積極的に取り入れてはどうか。「活力を 民間からもいただこう 自由な発想公約前進」
(回答)実効性が高まるよう、民間事業者が発案しやすい体制の整備や制度の周知を検討していく。
「より前へ まちの元気を引き出さん 二十五万の知恵を集めて」
農用地を農業産業団地やバイオマス産業団地として雇用創出の拠点にしてはどうか。「農業地 高度利用で産業化 農政サイドの企業育成」
(回答)先進事例を参考に調査研究し、農業戦略本部などで集出荷施設や加工施設などの農業産業団地化や農業を担う企業の誘致を検討していく。
「山形の 土地と人とを活かす道 拓く手立ては団地造成」
ミニ公募債やガバメントクラウドファンディングなど民間資金の共同調達で、仙山交流をPRしてはどうか。「交流の 広報兼ねるファンディング 市民の理解連携支え」
(回答)提案の取り組みが実現すればPR効果も大きいと思われるため、ふさわしい事業があるか調査研究していく。
「仙山の 気運高める調達の 手立て求めてきずな深まる」
病児・病後児保育施設を複数新設し、子育て環境を充実させてはどうか。「病気でも 不安にさせぬ配慮かな 複数配置で保護者安心」
(回答)済生館の病床削減による空きスペースを活用した病児・病後児保育を検討している。当面は市中心部で事業を行いながら、市南部や西部への配置も検討していく。
「病気でも 不安にさせぬそのために 皆で知恵出し皆で汗かき」
平成27年12月の議会で提言した、観光教育推進に向けた検討状況はどうか。「観光を 通じて学ぶ地域愛 明日の山形担うは君ら」
(回答)産業界のニーズや観光を取り巻く状況を考慮しながら、観光基礎や観光実務などの科目の設置を検討していく。
「再発見 郷土の魅力と物語性(ストーリー) 我ら若人発信・発見」
(質問の一部を短歌形式で行い、市長も同様の形式で答弁しました。)
【渋江 朋博 議員】危険な道路から子どもたちを守れ
小白川街道の歩行者の安全対策をどう考えているのか。
(回答)安全な歩行空間を確保するための電柱の集約は地元の同意がまだ得られていないが、今後も意見を交換しながら検討していく。国道13号の下を通る箇所には、運転者への注意喚起と視認性を高めるため、照明のLED化や路面反射材の設置などの安全対策を強化していく。
仙台市が人口減少を見込んでいる中で、仙山間の交通基盤を強化することにより、どのように人口増加につながると考えているのか。
(回答)交通網を整備し移動時間を短縮することで本市と仙台市が経済圏として発展し、人口のダム機能をはじめ、東北のけん引役を果たす方向を目指していく。
国際的な事業を一元的に所管する部署を創設し、より戦略的かつ効果的な施策を進めてはどうか。
(回答)諸外国を対象とした施策は各部署が担当する施策と密接に関わるため、各部署間の連携をさらに強め、必要に応じてプロジェクトチームを作りながら取り組んでいく。
イクボスを推進するためにどのような取り組みを行っているのか。
(回答)平成28年度の初めに全ての管理職がイクボス宣言を行い、業務の効率化に向けた仕事の見直しや、休暇の取得促進などに取り組んでいる。
県の山形いきいき子育て応援企業に対する奨励金に上乗せするなど、県と連携した取り組みを行ってはどうか。
(回答)同企業への競争入札の際の優遇措置を29年度から設けることに加え、一定の条件を満たした育児休業取得者がいる企業へも優遇措置を導入する予定である。県と連携しながら、奨励金交付制度の周知に努めていく。
消防団のさらなる組織強化に向けて、副団長職の定数を増やしてはどうか。
(回答)副団長の業務が増えていることから、副団長職の定数の見直しを検討していく。
公共サービスを担う民間事業者の適正な労働条件の確保のため、社会保険労務士を中心とした専門家による労働条件審査を導入してはどうか。
(回答)今後、さらなる実態把握に努めるとともに、全国の状況などを考慮しながら調査研究していく。
軽度の障がいを持つ子どもが受験やテストを行う際は、障がいに合わせた配慮をすべきだと思うがどうか。
(回答)高校受験の場合は、配慮すべき事項を確認し、別室による受験や座席位置の配慮などを行っている。定期テストの時間延長や別室受験などは、他の児童生徒との平等性を考慮しながら対応していく。
【中野 信吾 議員】山寺の世界遺産登録を目指す取り組みを
山寺を世界遺産に登録するために支援してはどうか。
(回答)世界遺産登録は、全国的に県や広域での取り組みが多い状況であり、県にも相談し情報収集しながら、今後の進め方を調査研究していく。
立石寺根本中堂の御開帳の周期短縮を働き掛けてはどうか。
(回答)山寺の知名度向上と観光振興につながるため、意見を立石寺に伝えたい。
流通センターの特別用途地区建築条例を廃止し、多業種の企業を誘致することで活性化してはどうか。また、新斎場の候補地としてはどうか。
(回答)企業ニーズを把握し、協同組合や商工団体などと流通団地の在り方を協議していく。
JR山形駅以外の駅は、バス停までのアクセスが良くない。各駅と路線バスの連絡を強化すべきではないか。
(回答)各駅の利用実態や今後の鉄道とバスの利用見込みなどを参考に、鉄道とバスとの連絡強化を検討していく。
猟友会の負担軽減のためにも、捕獲した有害鳥獣は市が処分すべきではないか。
(回答)ペットや路上死の小動物との兼ね合いや焼却炉の空き状況などを調整し、可能な限り受け入れてもらうよう広域環境事務組合と協議していく。
健康医療先進都市として、医療ツーリズムの受け入れ態勢をどのように整備していくのか。
(回答)山形・上山・天童三市連携観光地域づくり推進協議会と山形大学医学部先端医療国際交流推進協議会が連携を図り整備していく。また、(※1)DMOが主体となり、旅行商品の企画・造成・販売を併せて行っていく。本市としても外国人旅行者の受け入れ態勢の充実など積極的に取り組んでいきたい。
次世代型重粒子線がん治療装置の一部に県内企業の部品を採用したいとの報道があったが、本市も企業への協力など積極的に支援すべきではないか。また、研究開発工場を誘致し産業発展や雇用創出につなげてはどうか。
(回答)医療産業への新規参入や取引拡大の絶好の機会と考えており、今後も関係機関と連携していく。新たな産業団地基本構想で、研究開発工場の誘致も含めて検討していく。
(※2)大岡山の登山道整備へ支援するとともに、登山口付近に公衆トイレを設置してはどうか。
(回答)これまでは楯山地区の方々が登山道を整備し、コースマップや案内看板の製作・設置を行い、安全に登山を楽しめるようにしているが、どのような支援が可能か検討していく。公衆トイレの設置は、登山者の状況を把握し、整備や維持管理経費も踏まえて地元の方々と検討していく。
- ※1 DMO…Destination Management (Marketing) Organization 地域自らが来訪者を集める、新しい観光まちづくり組織(観光地域経営組織)。
- ※2 大岡山…山形市の北東に位置し、山頂からは市北部と月山、葉山などを眺めることができ、古くから楯山地区のシンボルとして親しまれている。やまがた百名山に選ばれた。
【高橋 公夫 議員】新しい児童遊戯施設は地域の特性に合ったものに
新たな児童遊戯施設の建設予定地として、南山形地区の東北文教大学周辺区域を検討しているとのことだが、今後の進め方はどうか。また、地域の特性を考慮した施設にしてほしいと思うがどうか。
(回答)今後は具体的な用地の調査を行い、関係者と協議を行った上で決定していきたい。また、南山形地区の地域資源を生かした運営で、市南部にとってプラスになるような施設を目指していきたい。
(仮称)山形市障がいを理由とする差別の解消推進条例は、どのような思いで制定を目指すのか。
(回答)施設のバリアフリーと合わせて、市民の意識と理解による心のバリアフリーも重要である。条例の検討は、障がいの無い方の意見も取り入れながら進めており、このような取り組みが障がいへの理解を深め、差別の解消に向けた推進につながるものと考えている。
障がい者雇用の理解を深めるため、50人未満の事業所を対象に、ハローワークと連携した情報提供やセミナーを開催してはどうか。
(回答)山形労働局と連携しながら、さまざまな機会に施策と制度を周知するとともに、セミナーの開催を協議していく。
新生児聴覚検査の積極的な取り組みを国から求められていたにも関わらず、受診状況を把握していないのはなぜか。
(回答)乳児期の健診を医療機関に委託している現状などから、積極的な把握はしていなかった。今後は産科医療機関と連携し、確実に受診状況と受診結果を把握する方法を検討し、適切に対応していく。
健康医療先進都市を掲げる本市が、県内の自治体に先駆けて新生児聴覚検査費用の公費負担をすべきではないか。
(回答)今後、産科医療機関への検査実施勧奨と受診状況の把握に力を入れて取り組み、その状況を見て検討したい。
全ての放課後児童クラブが条例の基準に適合するよう、学校を含めた市有地内にクラブを建設すべきではないか。
(回答)将来的な児童数や小学校施設の使用予定を十分考慮するなど一定の要件を定めた上で、小学校敷地も含めた市有地の利用を検討していく。
国基準の委託料算定による放課後児童クラブが民間施設を賃借する場合に、賃借料相当額を助成してはどうか。
(回答)さらなるクラブ運営の安定化に向けて検討していく。
みはらしの丘小学校の教室不足が予想されるが、どのようにして教室を確保するのか。
(回答)平成30年度に6教室の増築を行い、各学年3クラス体制に整備することで、教室不足を解消していく。
【武田 新世 議員】地域産業の活性化を図り人口30万人を達成せよ!
人口30万人達成のためには、雇用の受け皿となる地域産業の活性化が不可欠である。岩手県花巻市で提供しているようなレンタル工場棟を新産業団地にも取り入れてはどうか。
(回答)他市の事例も参考にしながら、基本構想の策定を進めていく。
静岡県富士市では、産業支援センターを設置して課題解決型・伴走型の支援を行っている。本市でも同様の取り組みを行ってはどうか。
(回答)山形県よろず支援拠点の周知に努めるとともに、市独自のビジネス支援の仕組みづくりを検討していく。
中核市移行に当たり、市の独自性をどのように発揮していくのか。
(回答)条例の制定や事務の運用において、市民サービス向上の工夫をしていきたい。
空洞探査車による道路の空洞と橋梁の内部調査を実施してはどうか。
(回答)試験的に調査を行い、有効性を認識した。さらなる安全性の向上が期待できるため、実施を検討していく。
消防団員の報酬を引き上げるべきだと思うがどうか。
(回答)活動に応じた適切なものとなるよう見直していく。
産後ケア事業の導入を提案したが、進行状況はどうか。
(回答)平成29年度の開始に向けて、医療機関を利用したショートステイやデイケアなどの準備を進めている。
東根市で実施するスマホ版母子手帳アプリを、本市でも導入してはどうか。
(回答)導入市町村の情報を収集しながら、調査研究していく。
5歳児健診の導入は検討しているのか。
(回答)より早期に発見し、支援することが重要と考えており、現行の体制を整えている。
健やか教育手当の所得制限を撤廃すべきではないか。また一部でも支給できないか。
(回答)今後慎重に検討したい。
(※)二代目鍋太郎を市長が公約に掲げる日本一の観光案内所に設置してはどうか。
(回答)鍋太郎の今後の生かし方を協議会と話し合っていく。
山形駅前周辺を明るく安全なエリアにするために、防犯灯などの整備を推進すべきではないか。
(回答)本市の玄関口にふさわしい街づくりを推進していく。
「これって認知症?」の検討状況はどうか。
(回答)29年度からの導入に向けて検討していく。
沼の辺体育館の利便性向上のために、隣接する空き地を駐車場としてはどうか。
(回答)今後の課題として必要性も含めて検討していく。
※ 二代目鍋太郎…日本一の芋煮会で使用されている直径6mの大鍋。
一代目鍋太郎は現在唐松観音堂前広場にモニュメントとして設置されている。
【阿曽 隆 議員】熊本地震から真摯に学び市民の安全・安心を!
木造住宅耐震診断を無料とし、条例に定めて計画的に推進するよう建築物耐震改修促進計画を大幅に見直すべきではないか。
(回答)木造住宅耐震診断事業を引き続き実施するとともに、建築物の耐震化の普及啓発に努めていく。
地震の際の電気火災を防ぐ感震ブレーカーの新たな補助制度をつくり、広く市民に啓発してはどうか。
(回答)市民防災センターに啓発チラシを配置しており、今後、さまざまな機会で設置を推進していく。また、設置費用の助成は先進地の取り組みを参考にしながら調査研究していく。
(※)被災建築物応急危険度判定士の資格を持っている職員は何人いるのか。また、今後の体制をどう考えているのか。
(回答)職員登録数は23人である。震度5弱以上で建物被害が多数把握された場合に、被災建築物危険度判定実施本部を設置し、県建築士会山形支部や県の支援のほか、被災状況によっては全国的な広域支援を受けて実施することとなる。
活断層の近くにある村木沢小学校や西山形小学校の移転新築を早急に判断すべきだと思うがどうか。
(回答)建物の築年数・耐震性を考慮し、早い時期に移転や改築による耐震化が必要だと考えている。地元の意見を十分に聞き、早期に望ましい方向性を見い出していきたい。
学校図書館法の改正で、学校司書の法的位置付けが明確になった。学校司書職員の全校配置を計画的に進めるべきだと考えるがどうか。
(回答)学校図書館の充実に向けて、どのような体制で運営するのが望ましいか、他の自治体の取り組みなどを調査研究していく。
民間の物件を借りている放課後児童クラブは、家賃が運営費の大きな負担となっている。施設賃借料は市が全額補助すべきではないか。
(回答)公的施設を利用しているクラブとの負担に大きな差が生じているため、今後、さらなるクラブ運営の安定化に向け、施設賃借料に係る施策を検討していく。
放課後児童支援員のワーキングプアの状態を改善するために、市の委託料を引き上げるべきだと思うがどうか。
(回答)平成26・27年度に国の制度を活用し支援員の処遇改善に努めてきた。補助金の増額は委託料の算定基準となる運営費基本額の増額とともに、引き続き国や県に要望していく。
29年度は、数年ぶりに双葉地区から小学校に入学する児童がいる。通学バスなどでサポートをしてはどうか。
(回答)双葉地区通学用車両運行事業実施要項により、通学用車両の準備を進めている。
※被災建築物応急危険度判定士…大地震や余震により被災した建築物を調べ、その後に発生するさらなる余震などによる倒壊の危険性などの応急危険度判定を行うことのできる資格を持つ人。
【伊藤 香織 議員】将来ビジョンによる地域ブランド化とスポーツ振興を
山形鋳物のブランド力を高めていくため、複数存在する団体の統合を目指してはどうか。
(回答)2つの団体間で、平成29年度の統合に向けて調整中であると聞いている。今後も鋳物団体と協議し統合に向けての支援をしていく。
ウインタースポーツの将来ビジョンをどのように考えているのか。また、部署横断的な体制が必要であれば、組織としてベストな体制をつくりながら進めていくべきだと思うがどうか。
(回答)市民ニーズや行政の関わり方など、スポーツ振興計画の実施計画の見直しを進める中で、体制づくりも含めて検討していく。
タブレット端末の配置や無線LANの整備など、小中学校のICT環境をどのように整備していくのか。
(回答)小学校1校、中学校1校をモデル校に指定して実践を積み重ねながら、ICT活用の研究を進めていく。
地域・大学・市民活動をつなげるための仕組みづくりや窓口の一本化など、市民活動支援センターの役割を見直してはどうか。
(回答)大学との連携に係る相談などがよりスムーズに行えるよう、地(知)の拠点整備事業の趣旨や対応ノウハウを市民活動支援センターと共有し、機能を強化していく。
蔵王駅前の駐輪スペースが自転車であふれているため、手立てが必要だと思うがどうか。
(回答)平成28年12月までに鉄道用地利用に関する協議をJRと行い、自転車の整理整頓や放置自転車の定期的な撤去などを行っていく。その後の状況を踏まえ、駐輪スペースのさらなる拡張が必要な場合は、改めてJRと協議をして駐輪場の整備に取り組んでいく。
女性の救急救命士は3人いるがまだまだ少ない状況である。女性傷病者の場合に、いつでも女性の救急救命士が同乗できるような体制づくりが必要だと思うがどうか。
(回答)女性消防吏員の大幅な増員や施設整備などに課題があり、現在のところ困難であるが、女性消防吏員の活躍推進のために、女性消防吏員の採用や救急救命士養成も含め、今後検討していく。
健康医療先進都市の実現に向け、女性の健康に対する施策を積極的に進めるべきだと思うがどうか。
(回答)生涯の各ライフステージに応じた心身の健康維持と健康づくりへの支援を進めてきた。今後も、相談体制の整備や支援による女性の健康づくりを推進するとともに、新たに産後ケア事業を始めるなど、幅広い年齢層を対象とした女性の健康の保持に取り組んでいく。
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