現代に残る
山形城のランドマークを探せ!
最上義光騎馬像について
霞城公園の東大手門広場にある最上義光の騎馬像は、長谷堂合戦の追撃戦において鉄の指揮棒を持ち陣頭指揮を執りながら勇ましく上杉軍に向かう姿を表しています。
前足を高々と上げた馬にまたがり今にも動き出しそうな躍動感のある銅像は、山形鋳物の卓越した技術力によるものです。最上義光騎馬像のように馬の後ろ足二本だけで立っているものはとても珍しく、職人さんが奮起し伝統の技を結集して実現した、まさに山形鋳物の技術力の高さを示す象徴的な存在となっております。
過去にはインターネットサイト「歴人マガジン」の「カッコよすぎ!ご当地武将銅像ランキング」にて、ランキング第1位として紹介される等、山形城の見所のひとつとなっております。
山形城・風情あふれる景観
「霞ヶ城」の名を表すかのように、霞にけぶるように桜が咲き誇る春の山形城。東大手門付近に咲く大木をはじめ、石垣とのコントラスト、在来線・新幹線の車窓から眺める堀の水面に映る桜など、桜と山形城は多彩な美しさを見せてくれます。満開の時期には、ライトアップによる夜桜見物も楽しめます。
また、秋の紅葉も実に見事。霞城公園内の西土塁近くにそびえる大銀杏の黄金色、擬洋風建築の山形市郷土館を染める錦繍も、見どころのひとつです。
市内に残る三ノ丸土塁・堀跡
東西1580メートル・南北2090メートルもの広さを有していた山形城の三ノ丸。この規模は全国でも屈指であり、現在の山形市の中心市街地のほとんどがこの三ノ丸の中にすっぽりと収まる広さです。
明治時代以降にほとんどの堀と土塁が壊され、町の風景の中に埋もれてしまいましたが、十日町にある「三ノ丸土塁・堀跡」は当時の姿のまま残されています。
- 三ノ丸土塁跡・堀跡
山形市十日町1-1
山形城周辺の施設
山形城跡を中心としたエリアに、文化施設やスポーツ施設を整備した都市公園「霞城公園」。東京ドーム約8個分が入る広い敷地内には、明治11年(1878)9月に竣工した擬洋風の病院建築物・旧済生館本館を移築した山形市郷土館があります。
また、近隣には、日本および東洋美術、フランス近代美術そして山形の美術を3つの柱に収蔵・展示を行う山形美術館、最上義光の事績を中心に最上家の歴史を展示紹介する最上義光歴史館など、山形城周辺には魅力的な文化施設が集っています。
- 最上義光歴史館
山形市大手町1-53 TEL023-625-7101
- 山形市郷土館
山形市霞城町1-1 TEL023-644-0253
- 山形美術館
山形市大手町1-63 TEL023-622-3090