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市長のやまがた自慢
市長のやまがた自慢「平清水焼」

市長のやまがた自慢「平清水焼」

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▲ 七右衛門窯
山形市では1月に恒例の「成人の祝賀式」を挙行しました。その際、新成人に記念品として贈呈したのが、千歳山南麓で作られる平清水焼のグラスです。マグカップや湯飲みなど、その形状は変われどもずっと継続してお贈りしている品物ですので、成人式の記念品といえば平清水焼、というイメージが定着しているのではないでしょうか。
 この平清水焼は、県内でも特に歴史のある4つの窯里を指す「四大古窯」の一つに数えられています。そのルーツには諸説あり、平安時代に慈覚大師が伝えたとの伝説もあるようですが、記録によれば、江戸時代の文化年間に常陸の国から来た小野藤次平がここに窯を起こしたのが起源と伝えられています。その後、文政年間になると相馬藩士が相馬焼の手法を伝え、それが普及したことで窯業の一大集落へと発展しました。最盛期となる明治中期には窯元も30軒を超え、生産
▲ 青龍窯
工場も建てられるなど賑わいを見せていました。令和の時代を迎えた現在、七右衛門窯と青龍窯の二つの窯元が残るのみとなっています。
 この二つの窯元は、千歳山から採取した鉄分を含む陶石を用いて作られる点は同じですが、それぞれ特徴があります。創業以来の伝統を守りながら素朴な味わいの民芸陶器を中心に作陶している七右衛門窯と、梨の肌合いのような「梨青瓷」や雪景色を思わせる艶消しの白釉を使用した「残雪」で知られる青龍窯と、どちらも独自の技術を生かした作陶を行っておられます。
 最近では、海外からのお客さまが平清水を訪ねることも増えてきたようです。市民の皆さまにも、山形市が誇る平清水焼を今一度手に取っていただき、長い歴史と、これまでの陶芸師たちが努力を重ねて生み出した独自の技術を感じていただければと思います。

 
(広報やまがた令和2年3月1日号掲載)
 

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