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市長のやまがた自慢
市長のやまがた自慢「イザベラ・バードと山形」

市長のやまがた自慢「イザベラ・バードと山形」

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 英国人の女性旅行作家イザベラ・バードは、1878(明治11)年に来日して東北、北海道などを旅しました。現在の山形県にも置賜から入って上山、山形、尾花沢、新庄、金山と北上して抜けていきます。日本での体験は「日本奥地紀行」としてまとめられ、英国でベストセラーとなりました。
 旅の出来事と感想を綴りながら旅しており、明治初期の日本を知るのに非常に貴重な資料でもあります。辛口コメントも多いですが、山形県に入ると美しい自然と田園風景を称賛する記述が多くなります。有名な「東洋のアルカディア(理想郷)」という表現は赤湯の風景を見たときの記述です。
 山形市の部分を読むと、バードは文明開化が進み繁栄した街という印象を受けたようです。羽州街道から山形市街地に入った際に以下の記述があります。
 「山形は県都で、人口2万1千の繫盛している町である。少し高まったところにしっかり位置しており、大通りの奥の正面に堂々と県庁があるので、日本の都会には珍しく重量感がある。」
 また、当時建設中の旧済生館については以下のように書いています。
 「大きな二階建ての病院は、丸屋根があって、百五十人の患者を収容する予定で、やがて医学校になることになっているが、ほとんど完成している。非常に立派な設備で換気もよい。」
 当時の山形市の街並みのイメージは高橋由一の「油彩山形市街図」などによってわかりますし、旧済生館は霞城公園内で実物を見ることができます。
 今年はイザベラ・バード来日140周年という節目の年にあたります。最近ではバードが主人公の漫画も連載され、再評価の動きも見られます。これを機にバードの足跡をたどってみてはいかがでしょうか?
(広報やまがた平成30年2月1日号掲載)








 


​<油彩山形市地図(県指定文化財 山形県所有)>
<旧済生館本館(国指定重要文化財)>
 


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