新型コロナワクチンの副反応疑い報告について

ページ番号1008784  更新日 令和5年8月29日

印刷大きな文字で印刷

副反応疑い報告とは

 医療機関は、ワクチンの接種後に生じた副反応を疑う事例について、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に報告することが義務付けられています。
 この副反応疑い報告により、予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応疑いについて情報を収集することができ、ワクチンの安全性の評価・管理や、医療従事者・国民の皆様への情報提供に役立てられます。
 また、副反応疑い報告では、ワクチンと関係があるか、偶発的なもの・他の原因によるものかが分からない事例も数多く報告されます。国では、透明性の向上等のため、こうした事例も含め、報告のあった事例を公表しています。

外部リンク

新型コロナワクチンの副反応について

新型コロナワクチンの副反応に関するQ&A(厚生労働省ホームページより抜粋)

Q これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。

A 注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等が見られることがあります。まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。
 現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています(ファイザー社のワクチンにおける臨床試験の主な結果は【下記外部リンク(1)】を、モデルナ社のワクチンにおける臨床試験の主な結果は【下記外部リンク(2)】を、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンにおける臨床試験の主な結果は【下記外部リンク(3)】を、接種開始後の健康状況調査の結果は【下記外部リンク(4)】をご覧ください)。

発現割合 コミナティ筋注(ファイザー社)の症状 モデルナ筋注(武田薬品)の症状
50%以上

接種部位の痛み、

疲労、頭痛

接種部位の痛み、

疲労、頭痛、筋肉痛

10~50%

筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、

発熱、接種部位の腫れ

関節痛、悪寒、吐き気、嘔吐、

リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、

発赤・紅斑

1~10% 吐き気、嘔吐 接種後7日以降の
接種部位の痛みや腫れ、紅斑

(コミナティ添付文書、COVID‐19ワクチンモデルナ添付文書より) 

 

 その他のワクチンでも、ワクチン接種後に、 ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の症状がみられたことが論文等で報告されています(詳細は、副反応に関する審議会資料【下記外部リンク(5)】をご覧ください)。
 また、稀な頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生したことが報告されています。アナフィラキシーの報告状況等は、【下記外部リンク(6)】に掲載しています。もし、アナフィラキシーが起きたときには、接種会場や医療機関ですぐに治療を行うことになります。
 この他、アストラゼネカ社のワクチンでは、稀に珍しいタイプの血栓症が起きるという報告があります。また、ファイザー社及びモデルナ社のワクチンでは、頻度としてはごく稀ですが、心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。血栓症については【下記外部リンク(7)】を、心筋炎や心膜炎については【下記外部リンク(8)】をご覧ください。
 なお、追加(3回目)接種における安全性については【下記外部リンク(9)】をご覧ください。

 

Q ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。

A ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、水分を十分に摂取し、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。
 ワクチンを受けた後、2日間以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。

 

Q 高齢者で一番多い副反応は何でしょうか。

A 高齢者で一番多い副反応は、若年者同様、接種部位の痛みです。
 日本で承認されているファイザー社のワクチンに関して、一番多い副反応は接種部位の痛みです。海外の臨床試験では7割程度の高齢者に起こるとの結果が出ています。これは高齢者で注意が必要な症状というわけではなく、また、若年者よりも少し頻度が低いとされています。モデルナ社のワクチン及びアストラゼネカ社のワクチンに関しても、一番多い副反応は接種部位の痛みとなっています。

 

Q 接種後の「失神」や、その原因ともいわれる「血管迷走神経反射」とは何ですか。

A 血管迷走神経反射は、緊張やストレスなどで起きる、血圧の低下、脈拍の減少などのことです。「失神」とは、意識を一時的に失うことをいいます。
 緊張や痛みなどのストレスによって、血管迷走神経反射は、新型コロナワクチンに限らず、ワクチン接種時や血液検査の際に生じることがあります。ワクチン接種前には、十分な睡眠をとり、接種後15分は椅子に座る、体調が優れない場合は体を横たえるなどの予防が重要です。
 また、ワクチン接種や採血の時に、血管迷走神経反射が起こり、気分が悪くなったり失神等を起こしたことがある方は、予診の際にその事を伝え、横たわって接種を受けたり、接種後は30分程度様子を見るなどの対策を取りましょう。

 

Q アナフィラキシーではどのような症状が出ますか。治療法はありますか。

A 皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が急に起こり、血圧低下や意識レベルの低下を伴う場合もあります。薬の注射などで治療します。
 接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

 

Q ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。

A ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に下記のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。
 ・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
 ・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
 ・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
 ・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合
 (※)市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

 

Q mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンはワクチンとして遺伝情報を人体に投与するということで、将来の身体への異変や将来持つ予定の子どもへの影響を懸念しています。

A mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンで注射するmRNAは、数分から数日といった時間の経過とともに分解されていきます。また、mRNAは、人の遺伝情報(DNA)に組みこまれるものではありません。身体の中で、人の遺伝情報(DNA)からmRNAがつくられる仕組みがありますが、情報の流れは一方通行で、逆にmRNAからはDNAはつくられません。こうしたことから、mRNAを注射することで、その情報が長期に残ったり、精子や卵子の遺伝情報に取り込まれることはないと考えられています。

 

 

 

 

外部リンク

接種後に気になる症状がある場合の相談窓口

・かかりつけの医療機関

・山形県ワクチンコールセンター 0120-567-690
 受付時間:午前8時30分から午後6時まで(土日祝日含む)

新型コロナワクチン接種に係る健康被害救済制度について

 健康被害救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。

 詳細は下部内部リンクをご確認ください。

より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページの内容はわかりやすかったですか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問い合わせ

健康医療部保健総務課新型コロナウイルスワクチン接種対策室接種係
〒990-8580 山形市城南町一丁目1番1号霞城セントラル4階
電話番号:023-679-3455 ファクス番号:023-679-3396
covtaisaku@city.yamagata-yamagata.lg.jp