広報やまがた Kouhou Yamagata No.2039 令和6年1月1日号 山形市 瀧山大滝の氷瀑 (令和5年2月撮影) 辰のイラスト:地域おこし協力隊 安恭介 特集 ・新春特集  「都市をデザインする」 ・来て、見て、感じて  山形市を知ってほしい くらし ・償却資産の申告 ・消防出初式 イベント ・初市 ・ウインターフェスティバル  山形冬の花火大会  in霞城公園 ・さくら咲くやまがた  冬のさくらキャンペーン  2024 都市をデザインする  「デザイン」とは、目的を達成するための計画を立て、人々が理解できるように表現する、一連のプロセスのことを言います。  普段は気付くことのない、山形市の政策に生かされている「デザイン」について、市長と関係者にお聞きしました。  今、それぞれの自治体がまちの魅力を高めるために努力をし、個性を出そうとしています。  まちの魅力を高め、個性を出していくためには、行政だけではなく、市民の皆さんや企業など、それぞれが同じ方向を向いて歩みを進めることが重要です。  行政がビジョンを示し、思いや考えを伝えることでビジョンに共感し、共に行動してくれる人を増やしていく。そうすることで、まちの個性を形づくり、強くしていくと考えています。 山形市のビジョン  山形市は健康医療先進都市と文化創造都市の2つのビジョンを掲げています。山形市の個々の政策課題や政策テーマは、この2大ビジョンに基づいており、いわば、この2つのビジョンの実現が都市デザインと言えると思います。  例えば、中心市街地グランドデザインでは、「歩くほど幸せになるまち」をコンセプトにしています。  このコンセプトは、健康医療先進都市としての大きなテーマである「市民の健康寿命を延ばす」ことから着想したものです。歩くことは健康維持の基本ですが、車社会になり歩く機会が少なくなっている中、中心市街地に居心地が良い空間を整備し、回遊してもらう仕組みをつくることで、歩く機会を増やそうとするものです。  また、山形市では、特に秋になるとさまざまな団体がイベントを実施しています。それを広く知ってもらうために始めたのが「やまがた秋の芸術祭」です。まちなかを歩けば至るところで音楽やアートなどに触れられる、そんなイベントになっています。  これも、歩いてもらう仕組みをつくる、文化・芸術に触れる機会を増やすという点において、2大ビジョンに基づいて行っている取り組みです。  しかし、行政だけで取り組むのは限界があります。ビジョンの実現には行政だけではなく、市民や民間の活力などより多くの力を結集して進めていくことが必要です。 民間活力の活用 やまがたクリエイティブシティセンターQ1  やまがたクリエイティブシティセンターQ1は、文化創造都市の活動拠点として、山形市立第一小学校旧校舎をリノベーションし生まれました。ユネスコ創造都市ネットワークに加盟している山形市を象徴し、文化創造都市のビジョンを体現している施設です。  Q1では、ビジョンを具現化するために、課題を対話によって導き、試行錯誤を繰り返しながら完成形に近づけるという、行政としては珍しい手法を採用しました。  山形市立第一小学校の旧校舎は、以前は山形まなび館として1階と地下だけ使用していましたが、観光や市民活動などさまざまな側面があるために、施設の位置付けが曖昧で、2、3階の利活用も課題となっていました。そこで、ユネスコ創造都市ネットワークの映画分野に加盟したことを機に、文化創造都市の拠点施設というコンセプトを明確に定めました。  コンセプトを決めた後は、行政だけではなく多くの皆さんからご意見を伺うべきと考え、構想を検討する段階から文化創造都市の拠点施設にはどんな機能が必要かなどを文化団体や東北芸術工科大学の方とゼロから議論しました。ある程度の構想が決まった後も、2年間は実験的に活用する期間を設け、徐々に文化創造都市の拠点施設のイメージを具体化していきました。Q1がオープンしたときも、テナントが全部埋まった状態ではなく、運営しながら中身を充実させていくという考え方を取っています。  こうしたやり方は、行政としては非常に新しい手法ですが、ビジョンやコンセプトを具現化していくという意味においては、デザインの手法を効果的に取り入れた一つの好事例として挙げられると思います。結果的に、Q1の場合も当初想定していなかったような良いテナントが入居するなど、思いがけない効果がありました。  Q1が柔軟に対応し、進化していく運営を行った結果、始めは若い方の来館が多かったですが、今は幅広い世代の方に来ていただき、県外から訪れてくれる方も多く見掛けるようになりました。  また、いろんな企業が製品発表会等でQ1のイベントスペースを活用したり、クリエーターと企業が一緒に商品やサービスを開発したり、Q1は文化創造都市の拠点施設として意図した結果が出ていると感じていますが、これこそ施設のコンセプトを具現化するデザインが見事に奏功した結果だと考えています。  Q1はこれからもまだまだ進化していきます。 シェルターインクルーシブプレイス コパル  屋内型の児童遊戯施設としては、市内北部のべにっこひろばに多くの利用者が訪れていましたが、市内全域における子育て支援機能をさらに充実させる上では、南部への新たな設置が望まれていました。  一方、県内各地に屋内型の児童遊戯施設が整備されている中、特徴のある施設にする必要があるとも考えていました。多くの人が集まるまちにするためには、多様性が非常に大事になってくると考えていたことから新しい施設のコンセプトを「インクルーシブ 」と定めました。  インクルーシブをコンセプトにした施設は全国にもあまり例がなかったため、民間事業者から幅広くアイデアを募集し、今のコパルの考え方や建物のプランが選ばれました。  公共施設を整備する際は、設計・建設・運営をそれぞれ別に発注することが多いですが、コパルの場合はビジョンやコンセプトを実現するために、戦略的にPFIという手法を用いました。設計・建設・運営を一括して発注することで、「インクルーシブ1」という考え方を建物と運営とが一貫してまるごと体現する施設が生まれました。  コパルは、令和4年4月にオープンして以来、すでに約26万人にご利用いただき、お子さんや親御さんに大変喜ばれています。  また、インクルーシブという考え方を体現した施設として高く評価されており、グッドデザイン賞など数々の賞を受賞したほかに、約1300件を超える視察を受け入れるなど、全国的にも注目される施設となっています。  運営面でも、インクルーシブという考え方に沿った企画やイベントがすでにたくさん行われていますが、コパルは、まさにデザインの力でコンセプトの具現化を果たした施設と言えます。  今後もインクルーシブを体現し、体験していただける施設として運営していきたいと考えています。 歩くほど幸せになるまち  山形市は、中心市街地グランドデザインの中で「歩くほど幸せになるまち」をコンセプトにし、居心地が良い空間の整備や回遊してもらう仕組みづくり、公共交通の利用促進などを掲げています。  行政がグランドデザインの中でビジョンを示し、自ら積極的な投資や政策を行っていく。そうすることで、新規出店などの民間投資が生まれて、中心市街地の魅力がどんどん高まっていく、そうした流れをつくろうと、ビジョンを示し取り組んできたことがまさに「まちをデザイン」することだと言えると思います。 居心地が良く歩きたくなるまちなかづくり  「歩くほど幸せになるまち」の実現に向けた取り組みの一つが、まちなかを車から人中心の空間へと変える「ウオーカブルなまちづくり」です。  山形駅前大通りやすずらん通り、シネマ通り、七日町大通りなどにおいて、公共空間の有効活用を図り、滞在空間を生み出す取り組みを行うなど、「居心地が良く歩きたくなるまち」の実現に向けた社会実験を行っています。  また、昨年9月には、「おしゃれで居心地良く、利便性の高い空間」をテーマに中央公民館と市立図書館中央分館をリノベーションしました。休憩や打ち合わせができるスペースがあり、「皆さん思い思いの過ごし方ができる場所にしたい」という思いをデザインし、形にしました。  ぜひ、中心市街地にお越しの際には気軽にお立ち寄りいただければと思います。 御殿堰を生かした回遊性のあるまちづくり  山形市では「粋な町 七日町」、通称「粋七」をコンセプトに、御殿堰に沿って景観性の高いまち並みとまちなか回遊の向上を目指した魅力あるまちづくりを進めています。  昨年11月に十一屋七日町本店がリニューアルオープンしましたが、御殿堰を生かした回遊性のあるまちづくりという考え方にご賛同いただき、お店を改築していただきました。十一屋南側の御殿堰整備も着々と進んでおり、3月末には完成します。完成すれば、水の町屋七日町御殿堰、ルルタスと合わせて、中心市街地の顔としてデザインされた非常に魅力ある空間になると思っています。  御殿堰は、山形市の誇るべき重要な歴史資産である「山形五堰」の一つです。山形五堰は、昨年11月に「世界かんがい施設遺産」に登録されました。また、今年は山形五堰の建設から400周年というという節目を迎えますので、そうしたこともこれからPRの一つの材料として、しっかり発信していきます。  そうした取り組みを行ってきた結果、毎年10月に行っている歩行者通行量調査の令和5年の結果が、平成21年以来の最高値になりました。  これについては、中心市街地グランドデザインというビジョンをしっかり掲げ、そのビジョンにのっとった積極的な政策を行ったことが重要でした。行政が本気度を示したことで、そのビジョンが民間企業や市民に伝わり、共感を得ることができました。そのことが十一屋のような民間投資や新規出店などにつながり、中心市街地の魅力を高める相乗効果を生み出したと思っています。 レールのない時代に主体的に生きる力をつける教育  未来のまちづくりを担う子どもたちの教育にも力を入れています。    山形市が進める3つの学び  これまでの成功体験が通用しない、不確実で多様な人生の生き方がある今の時代、いわばレールのない時代を生きていく子どもたちには、自分の人生を自分で考え、自ら一つ一つ選択していく「主体的に生きる力」が必要になります。自ら考えるためには、さまざまな知識が必要ですが、知識だけでなく、他者との対話によりいろいろな考えに触れることや、自ら課題を設定して解決のために行動することも重要です。そうした時代を生きる子どもたちに必要な力をつけてもらうために、山形市が進めているのが「主体的で探究的な学び」「個別最適な学び」「協働的な学び」の3つです。その3つの学びを進めるためには、電子黒板やAI型デジタルドリルソフトの活用が効果的であるとの判断から、山形市ではICT教育に力を入れています。 主体的で探究的な学び  3つの学びの中でも、これからの子どもたちに求められるスキルを身に付けるために特に必要なのが、「主体的で探究的な学び」だと考えています。主体的で探究的な学びは、問いを立て、考え、行動する学びと言えます。  これまでの教育は問題を解くことが中心でしたが、これからは、問題を解くだけではなく、自ら課題を見つけることが重要になってきます。自分が感じた違和感、疑問に思ったことの「なぜ」を突き詰めて課題を設定し、解決策を導き出す力が必要になってくると考えています。山形市は、未来ある子どもたちの輝く将来像をイメージし、教育をデザインしています。 誇るべき山形市民の デザイン思考 山形市には東北芸術工科大学があることもあって、デザインできる人材が豊富にいます。一方で、伝統工芸など江戸時代から続く流れも多く残っています。例えば、山形鋳物も単なる工業製品として残っているわけではなくて、商品であると同時に作品であり、職人の作家性が色濃く反映されています。 そうしたところに、市民のデザインを大切にするというもともとの素地があると感じています。  そういう歴史的な流れのある中で、最近では、市内のラーメン店主の有志が設立した協議会が「山ラー」というロゴを作成しました。市内のラーメン店でこの赤いのぼりを見かけたことがある方も多いと思います。  市内にある個性あふれる多種多様なラーメンのPRを統一的に行っていくために「山ラー」というキャッチコピーとロゴを作ったわけですが、これもデザイン思考に基づく取り組みだと言えます。  また、昨年10月、地元のスーパーであるエンドーのげそ天がグッドデザイン賞の金賞を受賞しました。金賞は全国に数多くあるグッドデザイン賞の中でも20件しかなく、東北では唯一の受賞となる快挙です。エンドーが市内のデザイン会社と一緒にブランディングを行ってきた結果であり、デザインの力によって山形市の名物がまた一つ増え、魅力が高まった好事例であると思います。  ユネスコが認めた山形市の多様な地域資源。その地域資源の魅力をデザインの力を活用して高めていく。そうした取り組みをさまざまな主体が行うことで、山形市はもっと文化の香る豊かなまちになるのではないかと思っています。 写真提供:株式会社Q1 1 障がいの有無や性別、人種などの違いを認め合い、分け隔てがないこと。 ▲電子黒板を使った授業風景 まちなかから創造を やまがたクリエイティブ シティセンター Q1 株式会社Q1  代表取締役 馬場 正尊 氏 写真提供:株式会社Q1 ―文化創造都市の拠点施設をどういう場所にしようと考えたのでしょうか。  「山形市がユネスコ創造都市ネットワークに認定されたその決め手となったのは、映画はもちろん食文化や音楽やデザインといった創造都市の7分野が全てバランスよくそろっていたことが評価されたから」と佐藤市長はおっしゃっていました。一方で、そんなふうに世界が認めてくれるほどクリエイティブにあふれたまちなのに、あまりにも身近すぎるからか、山形市民は自分たちのまちがクリエイティブであることを意識できていない面もありました。ですから「ここに来れば山形のクリエイティブを体感できる、ここから山形らしいクリエイティブが生み出されていく」ような場所をつくろう、という方向性が生まれました。 ―Q1のコンセプトを教えてください。  ユネスコがうたう「クリエイティブ」とは、単に文化的であることにとどまりません。市民や企業、行政みんなが創造的な活動をすることによって新たな経済を生み出していく。そうした新しい経済を動かすエンジンとして位置付けられているのが「クリエイティブ」なのです。Q1のコンセプト「地域のクリエイティブと地域の産業を暮らしでつなぐ」は、そうした考えに基づいてできました。  このコンセプトに共感しテナントとしてQ1に入ってくださった事業者は、それぞれが自分なりに考えて行動してくれていますし、高付加価値な商品やサービスを提供することを通して創造都市の理念を体現してくれています。  また、イベントスペースを利用してくださっている市民の皆さんも、こちらが想像もしていなかったようなユニークな空間の使い方をされていて「あ、このコンセプトに共感する人たちが集まっているんだなぁ」という印象を受けています。 ―建物のデザインのポイントを教えてください。  ここはもともと山形市立第一小学校の旧校舎でした。築100年近くにもなる建物で、たくさんの人の思い出や記憶が詰まっていますから、建物自体の文脈や空気感をできるだけ残すべきだと思いました。ですので、建物の「素」の状態をそのまま生かしている、というのがデザインのポイントと言えるでしょう。実際にこの校舎で学んだ卒業生の方たちから「Q1に来て、懐かしさを感じた」とおっしゃっていただくことも多いので、当時の面影を残すことができて良かった、と思います。 ―今後、Q1でやってみたいことを教えてください。  これから大切なことは、子どもたちが自分のまちの未来を考えたりデザインしたりする、という経験ではないでしょうか。例えば、市内の小中高生と一緒に山形市の未来をデザインするようなワークショップを開いてみたいですし、Q1のテナントの皆さんが提供している付加価値の高い商品やサービス、デザインに子どもたちにはもっともっと触れてもらいたいです。幼いうちから自然と染み込むようにクリエイティブを体感していること、それ自体がすでに教育だと思います。きっとコパルで育った子どもたちはデザインセンスも自然と良くなっていくはずですよね。ですから、ぜひ、このQ1にもっともっとたくさんの子どもたちに来てもらって「何か」を感じ取ってもらえたらな、と思います。 みんなを包み込む空間 シェルターインクルーシブプレイス コパル シェルターインクルーシブ プレイス コパル  館長 色部 正俊 氏 ―「インクルーシブ」を体現するために工夫していることを教えてください。  「目の前の〜さん・隣の〜くん・近くにいる〜ちゃんのことを理解しようと努める」ことが原点です。「コパル」には、個々の子(コ)を尊重しながら仲間づくり(パル)をしていこう、という願いが込められています。「性別・年齢・国籍・障がいの有無を超えて、全ての人にとって心地良い居場所をつくる」というインクルーシブの理念を実現するには、個に寄り添うことが全ての始まりです。さまざまな立場や背景を持つお子さんの笑顔を思い浮かべながら議論を重ね、建築やイベントという「カタチ」、おもてなしという「ココロ」でチームの思いを体現できるように努めています。  「コパルに来ると心の角がとれますね」「どんな観光名所よりまずはここに来るといい」「何よりスタッフの対応がインクルーシブそのものですね」など、来館者からとてもありがたいお言葉をいただきました。全国でも極めて事例の少ない「インクルーシブプレイス」の魅力をコパルから発信していきます。 ―コパルのテーマの一つである「生きる力」について教えてください。  「生きる力」の中でも、特に「考える力」を育みたいと考えています。野山で遊ぶ時には、危険を回避したり、遊び方を考えたり、仲間とルールを相談したりと、無意識のうちにさまざまなことを考えながら楽しむでしょう。まさにコパルは、「自然の中で遊びを創造する場」を提供しています。ですから、エリアごとの年齢制限もなく、禁止事項の貼り紙も最低限にしてあります。自分と違う立場や背景を持つお友達がいる前提で互いを認め合い、遊びのルールを考えていく。大人が決め過ぎないことも、「生きる力」を育むためには必要なことだと思っています。 ―コパルのテーマの一つである「地域共生」について教えてください。  「アテンダント」「市民ワークショップ」が地域共生の柱です。「アテンダント」というボランティア制度があり、18歳〜80歳の45人が、見守り、清掃、読み聞かせなどのサポートをしてくださっています。  「市民ワークショップ」では、子どもや親子を対象としたワークショップや講座を企画、開催してくださる個人、企業、団体を募集しました。スポーツ・音楽・医療・介護・福祉・食育・エンターテインメントなど、幅広いジャンルの方から応募があり、地域の皆さんと共に活気ある場づくりを実現しています。 ―今後やってみたいことを教えてください。  日本の未来を担う子どもたちに、一人でも多く「インクルーシブ」を伝えていきたいです。コパル内だけをインクルーシブ特別エリアと捉えるのではなく、「コパルから地域に、全国に、さらには世界に…」と発信します。  これまで国内外から約29万人(海外22カ国)の来館者、1300件を超える視察(42都道府県)など、多くの方々よりお越しいただき心より感謝申し上げます。これからも、インクルーシブな設計、建築、そしてインクルーシブな運営、維持管理をご体感いただき、皆さんと共に魅力的な「インクルーシブプレイスづくり」を推進していきたいと思います。  新年は1月2日から開館いたします。皆さんのお越しを心よりお待ちしております。 居心地が良い場所 市立図書館中央分館 中央公民館 株式会社 井上貴詞建築設計 事務所 代表取締役 井上 貴詞 氏 ―リノベーションのポイントを教えてください。  これまで灰色のタイルだった床を濃藍色のカーペットに変えているのですが、この濃藍色というのは夜明け前や日没後の空の色で、人の心をリラックスさせてくれます。また、橙や黄色に近い木製家具の補色となることで家具の存在がより目立つようになり、木質感にあふれた図書館という雰囲気を効果的につくりだしています。硬いタイルから柔らかいカーペットへと材質の質感の変化により、無機質な施設感が消えて、居心地の良い空間という印象が生まれました。このように、コストを抑えながら、色や素材を工夫するだけで、空間の印象を一変したこと。それが大きなポイントです。 ―他に留意したところはどのようなことですか。  「自然が身近にある」という山形市の良さを感じられるような工夫です。この場所が4、5階という高層階にあるという利点を生かし、窓辺を有効活用してカウンターを作りました。これによって勉強や読書などをしているときでも、ふと顔を上げれば窓から山々が見えるようになりました。山形の身近な自然の美しさや移ろいに気付く場にもなればと思います。 ―本を読むだけでなくさまざまな使い方ができそうな印象を受けます。  勉強や読書に集中できる静かなスペースもあれば、話しながらくつろげるスペース、子どもに読み聞かせができるスペースなど、いろんな人が思い思いの過ごし方ができる空間を目指しました。勉強する場合でも、一人で机に向かって集中できたり、グループワークやディスカッションができたりと、多様化している学習形態に対応できるようバリエーションを設けました。多様な人の居場所になるようにと考えています。 ―1階のブックポストにキャラクターを描いた意図はなんでしょうか。  一般的に図書館というのは本を借りに行ったり、読みに行ったり、自分から出向く場所ですが、もっと本自体が人に寄り添ってくるような関係性を表現できないだろうかと考えました。そこで本をモチーフにしたキャラクターを作り、館内各所に登場することで、キャラクターの方から歩み寄ってくるような親近感を感じてもらおうと考えました。「あれ、なんだろう?」と見つけてもらい、物語を想像してもらえたらうれしいですね。 ―実際に完成後の利用者の様子を見て、どう思いましたか。  非常に多くの方々に利用していただくようになり、想像以上の効果が出ていると感じます。学校帰りに立ち寄って勉強している高校生、パソコンを広げる大学生や社会人、飲み物や食べ物を持って来て遊ぶ小学生など、いろんな人が自分の目的に合わせた利用の仕方をしてくれています。この新しい印象をまとった中央公民館と図書館がこれからますます大勢の人の居場所となってくれるのを楽しみにしています。 歩いて楽しい商店街に 大手門通り すずらん商店街 写真提供:株式会社オブザボックス 大手門通り すずらん商店街振興組合 理事長 船山 隆幸 氏 ―歩行者天国など道路を活用した取り組みを始めたきっかけを教えてください。  商店街というのは従来は買い物をメインに消費する場所だったわけですが、今では小売店は激減し、夜の飲食店が多くなっていて時間消費にシフトしています。これは全国的な流れで、私たち大手門通りすずらん商店街も状況は同じ。日中はシャッター通りだと思われることもあります。そんな中、山形市が掲げている「歩くほど幸せになるまち」というビジョンに沿った形で「商店街を歩くといろんな発見があって面白いよ」という提案をしていこうと考えました。 ―具体的にどういう取り組みを行ったのでしょうか。  「すずらんナイト」と題し、車道を歩行者天国にする取り組みを行っています。これまでに、東北芸術工科大学が主催する「山形ビエンナーレ」の会場として活用してもらったり、モンテディオ山形のパブリックビューイングなどを行ったり、たくさんの人に来ていただきました。 ―どのような効果があったのでしょうか。  まず、商店街に興味を持った若い方が現れるようになりました。例えば、東北芸術工科大学の学生や卒業生が「自分で製作したストリートファーニチャーを商店街に置いてほしい」と声を掛けてくれて、パークレットのサインをデザインしてくれたり、歩道の空間をデザインしてくれたり。そんな彼らの登場によってとても心地良い空間が生まれたことで、観光客が座って地図を開いたり、お年寄りが休憩したり、ゆっくりと世間話をすることができたりと、これまでただ通り過ぎるだけだった商店街に目を向けて、足を止めてくださる方が多くなりました。  また、「すずらんナイトでこんなことをやってみたい」という提案をいただくことも多くなり、商店街に関わってくれる人がどんどん増えてきていると実感しています。 ―今後どういう商店街にしていきたいですか。  商店街は、情報を得る場所でもあると思います。例えば、地元の人がお薦めするお店を知りたい観光客の方もいますよね。パークレットやストリートファーニチャーなどの滞在できる空間があることで、お客さんとのコミュニケーションの距離が近い場所にしていけたらと考えています。  また、商店街に関わりを持って一緒にチャレンジしていくという空気感が広がっていけば、これまで商店街になかなか来なかった人たちが足を運んでくれるかもしれませんし、ここにお店を出したいという人が増えてくるかもしれません。「山形市を元気にしたい」という前向きな思いと豊かなアイデアを持つ人たちが集まってくるような商店街になっていくといいな、と思っています。 写真提供:株式会社オブザボックス 「来て、見て、感じて」 山形市を知ってほしい 移住体験してみませんか  これからのライフプランを考えた時に、思い描く自分はどんな姿でしょうか。子育てに奮闘する姿、バリバリ働く姿、趣味を楽しむ姿…人それぞれ思い浮かべる生き方があると思います。都会の生活から離れて、自然に囲まれた土地でゆったり過ごすのもおススメです。  市では令和4年度に「移住促進係」を新設し、移住希望者に向けて「山形市オーダーメイド型移住体験ツアー」を実施しています。このツアーは山形市での暮らしや仕事、子育てなど、参加者のニーズに合わせて、職員が山形市内を案内するもの。  これまで首都圏を中心に39組78人が参加し「実際に来てみて印象がすごく変わった」「街からの景観が素晴らしい」「自然がこんなに近いなんて」「子育て施設が充実していて無料なんて考えられない」「雪深い地域と思っていたけれど雪が少なくてびっくり」など、来る前の移住に対する不安がポジティブな印象に変わったようです。本当に知りたい雰囲気や生活を体験したことで、13組24人の方が山形市への移住を決めています。 ぜひ山形の空気を感じてみて  ツアーの案内を担当する移住窓口強化推進員も関東からの移住者。同じ立場だったからこそ、新しい土地に移り住むに当たって不安に思うことや困ったこと、教えてほしいことが分かります。豊かな自然や食そして温泉、歴史や文化を感じさせる町並みなど、自分が山形市に移住してきて感動した、他の都市にはない魅力も新たな角度から案内しています。  ツアーに参加したことで、果樹農家への就農や移住のために家を建設中の方など、新しい生活に向けて準備を進めている方々がたくさんいます。「冬の山形市で生活できるか不安」とお考えの方、これからのシーズンが雪国の暮らしを知るチャンスです。まずはこの移住体験ツアーを通じて山形市の空気に触れてみませんか。 県外のお知り合いにも、ぜひ山形市への移住をご紹介ください▲ 【ヤマガターン】 ■問企画調整課 TEL内線396 移住ツアー体験者の感想 50〜60代 シニア世代の方たち ●観光では寄ることのなかった様々なスーパーやホームセンター、病院なども案内していただき、生活するイメージができました。 ●素晴らしい建造物や自然もありつつ、都市機能が充実したバランスの良い場所であることがわかりました。 移住ツアー体験者の感想 30〜40代 テレワーカーの方たち ●山形市がもつ自然、食、温泉、そこに集まる人々の温かさといった「文化の質の高さ」に触れ、東北で自分の居場所や経済を創る可能性を感じました。 ●オーダーメイド型ツアーなので、自分が事前に知りたいと思っていた部分をピンポイントで知ることができました。 移住ツアー体験者の感想 20〜40代 子育て世代の方たち ●子育て関連施設や病院の数も充実しているので子育てしやすい環境だとわかり、移住への意欲が高まりました。 ●公立の進学校が多いことや小中学校でAI型教材の導入がはじまることを伺い、教育水準が高いということがわかりました。 東京での暮らしと比べてみよう お金の比較 1カ月の家計収支(世帯) 黒字 山形 101,287円 支出 \ 410,793 収入 \ 512.080 黒字 東京 91,448円 支出 \ 439,702 収入 \ 531,150 出典 平成26年全国消費実態調査 30年間で比べると 黒字 約1,154万円 多くたまります! 山形 約3,890万円 東京 約2,736万円 住まいの比較 山形 東京 持家率 1.7倍 74.9% 45.0% 持家u数 1.72倍 160.89u 93.28u 家賃 約半額 4.67万円/月 8.71万円/月 出典 平成30年住宅・土地統計調査 通勤時間の比較 山形 東京 通勤時間(片道) 19.2分 44.5分 帰宅時刻 18:28 19:13 出典 平成28年社会生活基本調査 縁がつなげる つながる −移住してみて− 安 恭介(たかやす きょうすけ)さん 埼玉県出身。令和5年4月、山形市初の地域おこし協力隊として就任。移住促進のプロモーション業務を担当し、チラシや移住パンフレットのデザイン、プロモーション動画制作の他、山形での生活をイラストにしてSNSで発信。独自のタッチで描かれたイラストにファン急増中。 今(こん) のどかさん 千葉県出身。歴史が好きで、たまたま募集していた文化財の保存活用などのマネジメントをする地域おこし協力隊に目を引かれ、令和5年6月に就任。文化財の管理や市郷土館での企画展などを通して、自身の目から見た山形市の魅力を発信中。 今 地域おこし協力隊として移住してみて、どうですか?山形市での暮らしは。 安 移住前に比べてストレスが減り、リフレッシュできる機会も増えて幸福度が上がったように感じます。それに知り合いが増えたり、行きつけのお店ができたりと毎日たのしい。古くてかっこいい建物が多く残っているのも魅力的。当初はびっくりするぐらい聞き取れなかった山形弁にも今では耳が慣れてきました。  今さんは移住後のギャップとかはありましたか? 今 東北に来たはずなのに、夏がものすごく暑い。さすが日本の最高気温を長らく保持していただけありますね。夏は暑く冬は寒い盆地型の気候は、関東出身者からすると、正直きつい部分があります…。  それと、私はサクランボが大好きなので、たくさん食べられると思っていましたが、値段が意外と高かったことです。楽しみにしていた令和5年本格デビューの紅王は高価でしたが、とてもおいしかったです。 安 そうなんですね。僕は車が必要なのかなと移住前は思っていたけど、いざ移住すると自転車で普通に生活が送れています。通勤はバスを使って、休日は自転車で市内のあちこちを巡っています。 今 私も車を持っていないので、休みの日は山形市内を歩いて回ったり、周辺を観光したり。山形市内で開催される芸術祭のイベントを見に行くことも多いです。秋は毎月さまざまなイベントが開催されていたので、楽しみが多かったです。  都会を感じたくなったときは仙台に行きます。仙台への交通の便がとても良いのが驚きでした。でもたまに大きな街に行くと、山形は住みやすいなぁと実感します。 安 僕、気になっているお店をリストにしているんですよ。そのリストを見ながらランチやイベントに行って、喫茶店でお茶してから、必ず最後は温泉に入って帰ります。  山並みのグラデーション、広々とした空、迫力のある雲や光の移ろいが本当に美しい。  生まれも育ちも関東平野の僕は、この山のある風景に心を奪われています。11月ごろは紅葉の山のバックに雪山があって、それを同時に見られるのもすごい。  それに親切な人が多い。ご近所さん、お店の人も本当に親切で優しい。  「多く採れたから」「たくさんもらったから」といって、旬の野菜や果物をお裾分けしてくれることもありがたい。ただ、お返しできることが少ないのがもどかしい。 今 温かく迎え入れてくれる人が多いのが、とてもありがたいですよね。仕事以外での知り合いを作りたくて、とある教室に参加してみましたが、年齢も所属も違う人たちが一緒に楽しんでいる、すてきな環境でした。大会の応援に行ったり、みんなでごはんに行ったり、その輪に入れてもらえたことがとてもうれしかったです。  イベントや集まりにも誘ってもらったりして…。芋煮会に呼んでいただいたときは、山形の郷土料理をごちそうになり、いろいろな人とお話でき、楽しい時間でした。 安 僕は山形市に胃袋をつかまれました(笑)。ごはんも麺類も果物もおやつも何を食べてもおいしい。水道水でさえおいしい。舌が山形ナイズされてしまったのか、帰省して外食する際、味に満足できなくなりました。  温泉も身近にあって気軽に入れてうれしい。東京では入浴料が千円ぐらいで、めったに行かなかったけど、山形に来てからは料金もお手頃なのでよく行っています。 ―― 最後に一言 今 市内に歴史的建造物が多く残っているところが最大の魅力だと思います。明治や大正の建築が市街地に多く残っていて、歩くだけで面白いです。私が仕事で関わっている山形市郷土館は、明治初期に初代県令 三島通庸の命で建てられた建築のうち、唯一現存するものです。明治時代の姿は当時の写真家が撮影した写真で見られますが、そのままの姿で霞城公園内に復元移築されていることが分かります。  郷土館では1月25日まで、明治の御用写真家が撮影した山形県内の古写真を展示する企画展を開催中です。冬休みにぜひ遊びに来てください! 安 僕はもともと山形に縁やゆかりはなかったけれど、ありがたいことに移住してきてから、いろんなところで縁を結んでもらえています。  朝起きて、住んでいる古民家のベランダから朝日をうけて輝く山並みを眺めるたび「ここに来てよかったなぁ」と感じています。山形市で初めて迎える冬は、きっと前に住んでいた街より厳しいかもしれないけど、なんだかんだ楽しく暮らせたらと思います。移住してきてすてきだと感じたことや驚いたことなど、移住者視点で見た山形市の魅力をインスタグラムでも紹介しているので、よかったらのぞいてみてください。 安さん 【Instagram】 【X】 市郷土館 【Instagram】 【Facebook】 今さん(左)と安さん(右) ▲安さんが描いたイラスト 山形市からのお知らせ 山形市役所 〒990-8540 旅篭町二丁目3番25号 TEL641-1212(代表) ■時 とき ■所  ところ ■内  内容 ■講 講師等 ■対  対象・定員 ■費  費用(無料は記載なし) ■持  持ち物 ■申 申し込み(不要は記載なし) ■問  問い合わせ ご案内 償却資産の申告  令和6年1月1日現在、商店・店舗、工場、農業、不動産賃貸等の事業をし、償却資産を所有している方(個人事業主・法人)は、償却資産の申告が必要です。 提出期限は1月31日です。  前年度申告をいただいた方へ申告書類は送付済みですが、まだ届いていない方や新規に事業を始めた方はご連絡ください。  「eLTAX(エルタックス)」を利用した、インターネットでの申告もできます。詳しくは、eLTAXホームページをご覧ください。 ■問資産税課(TEL内線319) 法務大臣表彰の受賞おめでとうございます 【受賞者】勝見祐子さん(銅町)  多年にわたり地域の相談役として相談者に寄り添い、人権問題の解消に尽力するとともに、人権擁護委員組織体の運営に貢献されてきました。令和5年10月23日付けで、法務大臣表彰を受賞されました。 ■問総務課(TEL内線253) 公共交通課のお知らせ ■問内線928 ◆南くるりん 本年度最終運行 ■時1月15日(月)〜31日(水) ※運行期間が変わっていますのでご注意ください。 ■内〈運行ルート〉イオンモール山形南〜東北芸術工科大学前間 ※運行時間や運賃等詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ◆楯(た)っちゃん丸タクシー 第2期運行開始 ■時1月の水・金曜日 ■費中学生以上500円、小学生・障がい者250円、未就学児無料 ※運行エリア等詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ◆初市開催に伴う交通規制 ■時〈規制日時〉1月10日(水)午前9時30分〜午後6時30分 ■所国道112号線(十日町・本町・七日町) 【ベニちゃんバスの迂回(うかい)運行】  1月10日(水)は中心市街地エリアを終日のとおり迂回して運行します。また、東部・西部エリアから中心市街地エリアをまたぐ利用の際は、山形駅前で乗り換えが必要です。 「メルカリエコボックス」無料配布 ■所市役所10階ごみ減量推進課窓口 ■内1人1セット(エコボックス1箱、梱包資材3個)  ※数に限りがありますので、事前にお問い合わせください。 ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問ごみ減量推進課(TEL内線698) 「充電式家電・充電池回収ボックス」をご利用ください ■所市役所1階市民相談窓口付近、各公民館(中央公民館を除く)(※いずれも小型家電回収ボックス脇に設置) ※充電式家電・充電池を集積所に出すときは、透明袋に入れて月1回の埋立ごみの日に出してください。 ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問ごみ減量推進課(TEL内線694) 水道メーター取り換え(1月分) ■内六日町、宮町4丁目 ■問上下水道部業務課(TEL645−1177) 結婚相談会 ■時・■所1月16日(火)午前10時〜午後3時・市役所10階委員会開催室   1月28日(日)午前10時〜正午・江南公民館第三研修室 ■内ボランティア仲人「やまがたし良縁隊」による個別相談 ■対結婚を望む独身男女やその家族等先着10人程度 ■申事前に電話で企画調整課へ ※仲人さんも随時募集中です。 ■問企画調整課(TEL内線223) 刑務所作業製品 展示即売会 ■時1月16日(火)・17日(水)午前10時〜午後3時 ■所市役所1階エントランスホール ■内木工製品や生活雑貨等の展示・販売 ■問生活福祉課(TEL内線595) 【Women's Campus 山形】 地域や企業の女性活躍推進を目指すグループ活動発表会 ■時1月25日(木)午後3時〜5時 ■所市総合福祉センター2階交流ホール ■対先着100人 ■申氏名、所属(企業・団体名)を記入の上、Eメール(event.info.gv@ridilover.jp)で(二次元コードからの申し込みも可) ※無料託児有り(要予約)。 ■問市男女共同参画センター(TEL645−8077) 山形/仙台/東北ワークフェス(WEB企業・業界研究会) ■時2月5日(月)・6日(火)午前10時〜 ■所オンライン ■対令和7年卒業予定の大学・短大・専門学生等(既卒3年以内の方を含む)、東北地方に就職希望・興味のある方 ■申二次元コードから ■問産業政策課働きやすさ追求室(TEL内線411) 消防出初式 ■時1月21日(日)午前10時〜11時15分 ■所本町・七日町大通り、市役所前大通り ※午前9時30分〜11時15分は周辺道路が通行止めとなります。ご理解とご協力をお願いします。 ■問消防本部総務課(TEL634−1199) ベニちゃんバスの一部運休 ■時・■内1月21日(日)   午前9時15分山形駅前発〜11時17分山形駅着の中心市街地エリア ※午前11時15分山形駅発から運行を再開します。 ※東部・西部エリアは通常どおり運行します。 ■問公共交通課(TEL内線926) 募 集 「山形まるごと館 紅の蔵」サウンディング型市場調査  「飲食」等の機能を中心に見直しを検討するために実施します。 ■申1月10日までに、説明会・現地見学会エントリーシートをEメール(brand@city.yamagata-yamagata.lg.jp)でブランド戦略課へ ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問ブランド戦略課(TEL内線422) きらやかスタジアムの広告募集  来年度、プロ野球楽天1軍戦や各種東北・県大会等を開催予定のきらやかスタジアムに広告を掲載する企業・団体を募集します。 ■内〈掲出場所・区画〉   外野ラバーフェンス14区画   内野ラバーフェンス8区画   〈規格〉縦1.5m×横8.0m ■申1月4日〜2月5日に、郵送または直接スポーツ課へ ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問スポーツ課(TEL内線636) 市営住宅入居者募集 ■内〈募集住宅〉【一般向け】大森・南ケ丘・中桜田・飯塚・北部・松原・双葉町アパート3DK…各1戸、南山形・銅町アパート2DK…各1戸   【高齢・母子家庭等への割り当て住宅】大森アパート2DK…1戸 ■申1月4日〜16日に、市営住宅管理センターへ ※その他、随時申し込みできる住宅もあります。詳しくは、お問い合わせください。 ■問市営住宅管理センター(TEL673−0300) イベント 1月の十日市 初市 ■時1月10日(水)午前10時30分〜(無くなり次第終了) ■所山形まるごと館 紅の蔵中庭  ■内初あめの振る舞い、獅子頭のお出迎え ■問山形まるごと館 紅の蔵   (TEL679−5101) YIDFF金曜上映会 ■時1月12日(金)午後2時〜、午後6時30分〜 ■所山形ビッグウイング3階試写室 ■内『日本解放戦線・三里塚の夏』の上映(108分) ※詳しくは、国際ドキュメンタリー映画祭事務局(TEL666−4480)へ。 ■問文化創造都市課(TEL内線777) 新春農業講演会 「23世紀型お笑い系百姓の挑戦 〜炎上を乗り越えろ!農チューバーの挑戦〜」 ■時1月25日(木)午後1時30分〜3時30分 ■所市農業研修センター(東古館) ■問農政課(TEL内線437) なるほど「食品表示講座」 ■時1月19日(金)午前10時〜正午 ■所消費生活センター研修室 ■対先着20人 ■申1月4日〜17日に、電話で消費生活センターへ ※詳しくは、消費者連合会鈴木(TEL090−7073−8887)へ。 ■問消費生活センター内市消費者連合事務局(TEL647−2201) 市立図書館の催し ■問TEL624−0822 ◆新春 本の福袋貸し出し ■時1月4日(木)〜(無くなり次第終了) ■対本館80袋、各分館5袋 ◆おはなしの広場 ■時1月21日(日)午前10時30分〜11時 ■対幼児〜小学生先着30人程度 ◆とんとんのたのしい人形劇 ■時1月27日(土)午前10時30分〜11時30分 ■内人形劇「オオカミと7ひきのこやぎ」 ■対幼児〜小学生とその保護者先着30人 ■申1月4日から、電話で市立図書館へ わくわくキッズキャンプB ■時2月3日(土)〜4日(日) ■所市少年自然の家 ■内雪山ハイキング、ラングラウフスキー、ナイトチューブすべりなど ■対市内の小学3・4年生20人程度(抽選) ■費2千円程度 ■持洗面用具等宿泊に必要なもの、スキーウエア一式、内履き ■申1月15日までに、電話または市少年自然の家ホームページで ■問市少年自然の家(TEL643−8533) 教室・講座 多文化紹介講座 「外国料理教室台湾編」 ■時1月14日(日)午前10時〜午後1時30分 ■所東部公民館料理実習室 ■対先着25人  ■費会員1200円、一般2500円 ■持三角巾、食器拭き用布巾、持ち帰り用容器2つ ■申電話または直接市国際交流協会へ ※協会への入会はお問い合わせください。 ■問市国際交流協会(TEL647−2277) スマートフォン活用講座 ■時・■所@1月16日(火)午後1時30分〜2時30分、午後3時〜4時・飯塚コミュニティセンター   A1月23日(火)・24日(水)午前10時30分〜11時30分・東沢コミュニティセンター   B2月8日(木)午後1時30分〜2時30分、午後2時30分〜3時30分・高瀬コミュニティセンター ※講座内容等詳しくは、株式会社エイアンドシー(TEL647−1053)へ。 ■対各回先着16人 ■持お持ちの方はスマートフォン ■申@1月12日までに、電話(TEL644−3479)または直接飯塚コミュニティセンターへA1月19日までに、電話(TEL622−5480)または直接東沢コミュニティセンターへB2月1日までに、電話(TEL686−3341)または直接高瀬コミュニティセンターへ ■問情報企画課(TEL内線876) 国際交流センターの講座 ■問TEL647−2275 ◆セリフから学ぶ韓国語 ■時1月20日(土)午後1時30分〜3時 ■対先着20人 ◆英語のストーリータイム ■時1月21日(日)午前10時〜11時、正午〜午後1時 ■対5歳〜12歳各回先着10人 ◆英語のストーリータイム Owl's Nest ■時1月21日(日)午後2時〜3時 ■対英語力の高い5歳〜12歳先着10人 ※■申いずれも電話で国際交流センターへ SUKSK ポイント対象 認知症サポーター養成講座 ■時1月23日(火)午前10時30分〜正午(午前10時開場) ■所市役所11階大会議室 ■対先着40人 ■申1月5日から、電話で長寿支援課へ ■問長寿支援課(TEL内線599) 福祉文化センターの講座 ■問TEL642−5181 @「希望の家」生活支援事業  「みんなで歌おう教室」〜昔懐かし歌謡曲や童謡を歌いませんか〜 ■時1月25日(木)、2月1日(木)午後1時30分〜3時30分(全2回) ■対身体障がい者手帳の所持者15人(抽選) A働く女性の家・東部公民館共催事業  山形伝統料理「すっぽこ」をつくってみよう ■時1月27日(土)午前10時〜正午 ■対市内在住・在勤・在学の方24人(抽選) ■費1021円(材料代・保険代) ■持エプロン、三角巾、台拭き ※■申1月17日(必着)までに、電話またははがき(〒990−0021小白川町2−3−47)、FAX(FAX625−2150)、Eメール(fukubunsen@city.yamagata-yamagata.lg.jp)で、住所、氏名、年齢、電話番号、教室・講座名、@は障がい名Aは託児希望の有無を記入の上、福祉文化センターへ(直接の申し込みも可) SUKSK ポイント対象 普通救命講習T ■時1月28日(日)午前9時〜正午 ■所消防本部西消防署(西崎) ■対先着40人程度 ■申電話で救急救命課へ(平日の午前8時30分〜午後5時15分) ■問消防本部救急救命課(TEL634−1193) 男女共同参画講座「人生を豊かにする 自分史をつくろう」 ■時2月3日(土)午後1時〜3時 ■所市男女共同参画センター5階視聴覚室 ■対会場先着20人  ■申1月4日から、会場参加は電話で ※1歳以上未就学児無料託児有り(先着順。1月18日まで要予約)。 ※オンライン聴講も可。オンライン聴講の申込方法等詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問市男女共同参画センター(TEL645−8077) 障がい者健康ヨガ教室 ■時2月3日(土)午後1時〜3時 ■所福祉文化センター ■対市内在住・在勤・在学の障がい者手帳所持者先着15人 ■申1月25日までに、電話またはFAX(FAX632−7091)で障がい福祉課へ ■問障がい福祉課内市身体障害者福祉協会(TEL内線596)  甲種防火管理 新規講習 ■時3月5日(火)〜6日(水) ■所山形ビッグウイング ■対先着200人 ■費8千円 ■申1月11日〜18日に、日本防火・防災協会ホームページで ■問消防本部予防課(TEL634−1195) 公民館の催し 中央公民館 ■問TEL623−2150 ◆第33回やまがたサークルフェスティバル ■時【ステージ発表】1月28日(日)、2月4日(日)   いずれも午前10時30分〜、午後1時30分〜   【作品展示】1月25日(木)〜1月28日(日)午前10時30分〜午後3時30分 ■内【ステージ発表】和太鼓、舞踊、フラダンス等。【作品展示】絵画等 SUKSK ポイント対象 ◆食べて知る健康講座(全2回) ■時・■内2月15日(木)・薬膳を知る、2月22日(木)・スパイスを知る   いずれも午前11時30分〜午後1時30分 ■対市内に在住・在勤・在学の18歳以上の方先着12人(全て参加できる方) ■費各回千円(弁当代・材料代) ■申1月5日午前9時から、電話で中央公民館へ 西部公民館 ■問TEL645−1223 ◆理科実験教室〜箱カメラをつくろう〜 ■時2月3日(土)午前10時〜正午 ■対小学生先着12人 ■費200円(材料代) ■申1月5日〜27日に、電話または直接西部公民館へ 南部公民館 ■問TEL641−6701 ◆南部歴史講座 ■時1月22日(月)午後1時30分〜(2時間程度) ■内山形城主最上氏と鳥居氏の愛宕権現信仰 ■対18歳以上の方先着30人 ■申1月6日午前9時から、電話または直接南部公民館へ ◆「中国茶」初級編―香りで楽しむ烏龍茶― ■時2月10日(土)午後1時30分〜3時30分 ■対18歳以上の方先着10人 ■費1200円(材料代) ■申1月11日午前9時から、電話または直接南部公民館へ 元木公民館 ■問TEL631−6551 ◆「わかりやすい相続と遺言」講座 ■時1月27日(土)午後2時〜4時 ■対18歳以上の方先着16人 ■申1月4日〜22日に、電話または直接元木公民館へ 健康ナビ 検 診 SUKSK ポイント対象 各種がん検診 無料クーポン券の 有効期限は令和6年1月末まで  無料クーポン券は対象者の方へお送りしています。ぜひ検診を受けましょう! ■対子宮頸(けい)がん:21歳の女性(平成14年4月2日〜 平成15年4月1日生まれ)   乳がん  :41歳の女性(昭和57年4月2日〜昭和58年4月1日生まれ)   前立腺がん:61歳の男性(昭和37年4月1日〜昭和38年3月31日生まれ) ※本年度すでに上記の検診を受けた方、手術歴のある方、治療中の方を除く。 ■問健康増進課 TEL616-7272 健 康 メンタルチェックシステム 「こころの体温計」をご活用ください こころの体温計とは?  パソコンやスマートフォン、携帯電話で現在のこころの健康状態を把握するチェックシステムです。  自分の状態をチェックする「本人モード」や、家族の状態をチェックする「家族モード」など、6つのモードがあります。 〈利用方法〉 ◆右の二次元コードから利用できます。 ◆市ホームページから、「こころの体温計」で検索してください。 ■問健康増進課 TEL616-7275 育 児 産後ケア事業  母子とその家族が健やかな育児ができるよう、母子への心身のケアや育児のサポート等を実施しています。1月申請分より対象を拡大します。 ■内  宿泊型ショートステイ、日帰りデイケア、乳房ケア、ママサポーター ■対  産後ケアを必要とする全ての方 ■申  利用希望日の10日前までに、申請書を母子保健課へ ※詳しくは、市ホームページをご覧ください。 ■問母子保健課 TEL647-2280 健 康 SUKSK ポイント対象 SUKSK(スクスク)メニューを 食べてみませんか  山形市では、健康寿命の延伸のため、飲食店が提供する健康に配慮したメニューを「SUKSKメニュー」として認定しています。SUKSKメニューには、「食塩控えめ」「野菜たっぷり」「バランス」「SUKSK減塩」などの種類があり、地元でとれた食材も取り入れています。  健康に配慮したSUKSKメニューをぜひ食べてみませんか。 ※メニュー提供店の詳細は、市ホームページをご覧ください。 ■問  健康増進課 TEL616-7271 相 談 心の病気・ひきこもりで 悩んでいませんか 【精神保健福祉相談】  眠れない、気分が沈む、お酒の問題で困っている、つらい気持ちが続く等で、お悩みではありませんか。本人やご家族の方を対象にした相談を行っています。 【ひきこもり相談】  ひきこもりに悩む本人やご家族を対象にした相談 ※いずれも精神科医による予約制の相談(毎月1回)。 ■所霞城セントラル4階 ■申電話で健康増進課へ ※精神保健福祉士・保健師による精神保健福祉に関する電話相談は随時、来所相談は予約制です。 ■問健康増進課 TEL616-7275 1月の相談 市民相談 ■問市民相談課 TEL内線240・241 一般相談 月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分 土地の利活用相談 月〜金曜日 午前9時〜午後4時 人権・困り事相談 9日(火) 午後1時〜4時 土地境界に関する相談 11日(木) 午前10時〜午後3時 司法書士相続登記相談 12日(金)・22日(月) 午前10時〜午後4時 行政書士相談 15日(月) 午前9時〜午後4時 行政に関する相談 16日(火) 午前10時〜午後3時 登記手続相談 17日(水) 午前10時〜午後3時 ※1日(月・祝)〜3日(水)・8日(月・祝)を除く (予約不要・当日窓口へ) ファーラ相談室 ■問市男女共同参画センター  (ファーラ)TEL6458077 カウンセラーによる一般相談 日曜日 午後2時〜5時 月・水曜日 午後2時〜7時 火・金曜日 午前9時〜正午 木・土曜日 午前9時〜午後1時 ※1日(月・祝)〜4日(木)、8日(月・祝)を除く 法律相談 12日(金)・19日(金)・26日(金) 午後4時〜6時 ※1月4日から予約受け付け 助産師による女性の健康相談 思春期から更年期までの女性の健康、体の悩み、出産と育児などの相談をお受けします。 ※各相談には事前の予約が必要です。 消費生活相談 ■問消費生活センター TEL6472211 消費生活・多重債務相談 火〜日曜日 午前9時〜午後5時 ※2日(火)・3日(水)・9日(火)を除く 消費生活法律相談 25日(木)午後2時〜4時 ※事前に消費生活相談を受けた方が対象です。 ふれあい総合相談 ■問市社会福祉協議会 TEL6458177 困りごと相談 月〜金曜日 午後1時〜4時 ※1日(月・祝)〜8日(月・祝)を除く 年金相談 9日(火) 午後1時〜4時 税金相談 10日(水) 午後1時〜4時 人権相談 18日(木) 午後1時〜4時 法律相談 金曜日 午後1時〜4時 ※5日(金)を除く ※当日正午から、電話(TEL6458061)で予約を受け付けます。先着6人で、弁護士との相談時間は25分です。 各種相談 企業の経営相談(売上増進支援センターY-biz) 中小企業者の売上増進や販路拡大を支援します。 とき…月〜金曜日 午前9時〜午後5時 ところ…売上増進支援センターY-biz 問い合わせ…TEL6167900 ※相談には事前の予約が必要です。 総合学習センター教育相談 とき…月〜金曜日 午前10時〜午後4時  ※1日(月・祝)〜4日(木)・8日(月・祝)を除く ところ…総合学習センター(電話相談も可) 問い合わせ…TEL6456182(直通) ※不登校や学校生活、子育てなどの悩み相談をお受けします(受け付けは午後3時30分まで)。 ※メール相談(soudan-y@ymgt.ed.jp)も受け付けています。 少年相談(青少年指導センター) とき…月〜金曜日 午後1時〜5時     ※1日(月・祝)〜3日(水)を除く ところ…青少年指導センター(来所相談も可) 問い合わせ…TEL6314425(直通) ※メール相談は市ホームページで24時間受け付け(返信は平日となります) 障がい児療育相談(まんさくの丘) とき…14日(日) 午前10時〜正午 ところ…まんさくの丘 問い合わせ…TEL6883540 ※相談には事前の予約が必要です。 こども電話相談(こども家庭支援課) とき…月〜金曜日     午前8時30分〜午後5時15分     ※1日(月・祝)〜3日(水)を除く ところ…こども家庭支援課(来所相談も可) 問い合わせ…TEL6413636(直通) 外国人専門相談(国際交流センター) とき…17日(水)午前11時〜午後3時 ところ…国際交流センター 問い合わせ…TEL6472275 ※相談言語…英語、中国語、韓国語(ベトナム語、タガログ語、ポルトガル語、インドネシア語での相談は要予約)。専門相談では、在留資格、帰化、永住、婚姻、外国からの呼び寄せ等の相談を受け付けます。 ※県行政書士会と連携して実施しています。 ※外国人専門相談以外の外国人の方の相談は随時受け付けています。 ベニちゃんから  新年のごあいさつ た のしいことが つ まった1年になってほしいベニ! 広報やまがた 令和6年1月1日号 No.2039 ■企画・編集  山形市総務部広報課 〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号 TEL(023)641-1212(代表) FAX(023)641-2535(広報課直通) 公式ホームページ https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/ 山形市役所 検索 UDFONT 見やすいユニバーサル デザインフォントを採用しています。