P1 広報やまがた Kouhou Yamagata No.2015 令和5年1月1日号 山形市 小さな福をぴょんとお届け 特集 ・「山形市の都市戦略」~2大ビジョンを生かしたまちづくり~ ・新春インタビュー ソラシド ・山形の伝統工芸〜おうち時間を楽しむ、ときめく匠の手仕事〜 くらし ・市民税・県民税の申告準備はお済みですか? ・消防出初式 イベント ・初市 ・ウインターフェスティバル山形冬の花火大会 in 霞城公園 ・FIS女子スキージャンプワールドカップ2023蔵王大会 改めて徹底をお願いします! こまめに手洗い 不織布マスクの正しい着用 こまめな換気 ※ワクチン接種後も、感染症の予防対策は必要です。 P2-7 新春特集 「山形市の都市戦略」 ~2大ビジョンを生かしたまちづくり~  今年、山形市は中核市として5年目を迎えます。これまで新型コロナウイルス感染症への対策を講じながら、2大ビジョン「健康医療先進都市」と「文化創造都市」確立の取り組みを進めてきました。  今号では、新春特集として、山形市がその2大ビジョンを掲げる理由と今後のまちづくりの展望、そして新年の抱負について、佐藤市長へのインタビューをお届けします。 (インタビュアーはフリーアナウンサーの佐藤博子さんが担当しました) 佐藤 明けましておめでとうございます。令和5年のすがすがしい新年を迎えました。今年の干支(えと)はうさぎです。その跳んでいる姿から飛躍・向上を象徴するものとして親しまれてきました。チャレンジを続けている山形市にとりましても、飛躍の年になってほしいと思います。  さて市長、まずは昨年を振り返って、どのような年だったかお聞かせください。 市長 明けましておめでとうございます。実は私もうさぎ年の年男ですので、今年もますます頑張りたいと思います。  昨年は新型コロナウイルスが流行して3年目ということで、これまでとは非常に異なる状況になったと思っています。それは、ワクチン接種や基本的な感染対策をしながら、社会活動・経済活動を極力止めなかったということです。山形花笠まつりや日本一の芋煮会フェスティバルといった大規模イベントも従来に近い形で開催することができましたし、今後もこうした方向性で進んでいくと思います。  一方で、多くの市有施設がオープンした年でもありました。市立商業高校の新校舎、南部児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイス コパル」、あかねケ丘陸上競技場も「ネッツえがおフィールド」としてリニューアルオープンしました。加えて、山形市が村山地方の7つの市町に呼び掛けて整備した「山形広域炊飯施設」や、創造都市やまがたの拠点となる、「やまがたクリエイティブシティセンターQ1(キューイチ)」もオープンし、これまで計画・整備を続けてきた施設が一気に花開いた年となりました。市ではこれらを「戦略的拠点施設」と位置付け、それぞれの狙いをしっかり実現していきたいと考えています。  また、山形市地域公共交通計画(※1)に基づき、身近な公共交通をさらに充実させる取り組みが動き始めました。5月からは市内のバスで交通系ICカード「ヤマコウチェリカ」が使えるようになりましたし、路線バスのない地域では、モデル事業として、地区ごとの移動ニーズに対応した新しいコミュニティ交通サービスの実証運行を始めています。さらに10月には、徒歩と公共交通の間を補完するものとして、コミュニティサイクル事業も開始しました。こうした取り組みを一層進めることで、過度な自家用車依存から公共交通へとシフトしていくことが、山形市を「持続可能なまち」にすると考えています。  これまで、「健康医療先進都市」と「文化創造都市」という2つのビジョンを掲げ、長期の取り組みを続けてきました。今後もこのビジョンに基づいてさらなる施策展開を進めていきます。 ▲3年ぶりに通常開催された山形花笠まつり ▲山形駅西に設置されているコミュニティサイクル なぜ山形市は「健康医療先進都市」と 「文化創造都市」を目指すのか 佐藤 健康医療先進都市と文化創造都市の2大ビジョンに基づいてまちづくりを行う理由をお聞かせください。 市長 山形市には魅力的な地域資源が豊富にありますが、その強みが市民の方や対外的に知られていないと感じていました。その強みをもっと生かして、まちの活性化ができるのではないかという思いから生まれたのが、健康医療先進都市と文化創造都市というビジョンです。  まず健康医療先進都市については、市内には多くの総合病院や地域の診療所が立地しています。さらには山形大学医学部の重粒子線がん治療施設(東日本重粒子センター)が本格稼働し、最先端医療を提供しています。これは素晴らしい強みです。全国的に、多くの地域でこれから医療環境が厳しくなるといわれるなか、医療と健康のまちというビジョンを戦略的に推進し、都市ブランドにしていきたいと考えています。  そのためにも、中核市移行による保健所の設置は非常に大きかったです。市保健所に健康・医療に関わる専門の人材が集まり活躍することで、市民の皆さんの健康寿命を延ばす施策を科学的根拠をもって打ち出すことができました。また、市保健所は新型コロナへの対策でも力を発揮しています。感染症対策とともに、市民の健康づくりについても市保健所が中心となって取り組んでいく。そうした形で、健康医療先進都市の確立に向けた施策を進めていきます。  もう1つのビジョンが文化創造都市ですが、山形市は市民の皆さんの個々での文化・芸術活動が大変盛んで、文化的な基盤のあるまちだと思っています。加えて、昨年創立50周年という節目を迎えた山形交響楽団はますますブランド力を高めていますし、30年以上続く山形国際ドキュメンタリー映画祭は、息の長い活動のおかげで、世界に冠たる映画祭に育っています。また、昨年設立30周年を迎えた東北芸術工科大学の存在も貴重です。リノベーションまちづくりや山形ビエンナーレの開催、地元企業の商品の企画・デザインなどを通して積極的にまちづくりに関わっていただいており、大きな財産になっています。  このほか、食文化や伝統工芸なども含め、かなり充実した文化芸術資産を有しています。そうしたベースをもっと表に出して市民の皆さんと共有し、それを強みとしてブランド化していく。それを文化創造都市というビジョンにして取り組んでいます。  平成29年に山形市がユネスコ創造都市ネットワークに加盟認定されたのも、これまでの活動が国際的に認められてのことですし、この認定をきっかけに対外的にもPRを続けています。さらに昨年4月には、「山形市文化創造都市推進条例」を制定しました。これは文化創造都市としての理念を示した条例で、市民や事業者の皆さんとしっかり共有しながら進めていきます。 ▲すずらん街で開催された山形ビエンナーレ ※1 山形市地域公共交通計画…令和3年策定。誰もが快適に移動できる環境を構築するために、おおむね15年後の山形市における公共交通ネットワークビジョンを掲げ、計画期間内(令和3~7年度)に取り組むことをまとめたもの。 科学的分析から生まれた SUKSK(スクスク)生活 佐藤 山形市の強みを長期ビジョンとして掲げ、それを都市ブランドに育てあげるという戦略が分かりました。では、それぞれの具体的な取り組みについて伺います。  まず、山形市の健康施策といえばやはり「SUKSK生活」ですね。これはだいぶ市民に浸透・定着してきているように感じますが、あらためて市民の健康寿命延伸のための取り組みについてお聞かせください。 市長 市民の健康寿命延伸のため、まず市保健所でデータを分析しました。その結果、市民の健康寿命を損なう三大原因として、認知症、運動器疾患、脳卒中が全体の80%を占めていました。これらを予防するために、食事(S)、運動(U)、休養(K)、社会(S)、禁煙・受動喫煙防止(K)、この5つのポイントに留意してバランスの良い生活を送ってもらうことが非常に重要だと考えています。  また、市保健所にシンクタンク機能を設けて市民の健康に関するデータを科学的に分析し、政策的に取り組んでいくことが一番重要だと思っています。具体的な施策として、山形市民は塩分を取り過ぎる傾向があるため減塩事業を実施しましたし、高齢者のフレイル対策、腹部肥満や歯周病の予防にも取り組んでいます。  こうした個々の事業も大事ですが、やはり基本は歩くということです。車社会というのは地方都市の特徴で、ついマイカーに頼ってしまいがちですが、1日8千歩~1万歩を歩くことが望ましいといわれており、日常的に歩く機会を増やしていくことが大事だと思っています。そのきっかけづくりとして最初に実施したのが、健康ポイント事業SUKSKです。歩いた歩数に応じてポイントがたまり、抽選で山形市の特産品などが当たるという、楽しみを組み込んだ取り組みを進めています。これはより多くの市民の皆さんから参加してもらいたいと思っています。 ▲インタビュアーの佐藤博子さん ウオーカブルなまちづくりで 「歩くほど幸せになるまち」へ 佐藤 歩くことに力を入れているという点では、「ウオーカブルなまち」という言葉を耳にしています。このまちづくりについてお聞かせください。 市長 山形市は、国土交通省が進めるウオーカブルなまちづくりに賛同する「ウオーカブル推進都市」となっています。居心地が良くて歩きたくなる空間づくりを進めることで、個人の健康づくりや楽しみだけでなく、まちの賑(にぎ)わいも創出していきたいという狙いでさまざまな取り組みを進めています。また、昨年11月には、中心市街地グランドデザインを大きく改訂し、中心市街地活性化のコンセプトを「歩くほど幸せになるまち」としました。令和3年度から実施している社会実験では、中心市街地の歩道上に椅子やテーブルを設置し、ちょっとした休憩などができる取り組みをしています。多くの皆さんがくつろぎながらまちなかで過ごされ、非常に好評をいただきました。実験で見つかった課題を整理しながら、さらに戦略的に設置していきたいと考えています。  また、山形市は雪が降るため冬の外出はおっくうになりがちですが、中心市街地の歩道はかなり消雪道路になってきていて、冬でも雪がない状態で歩くことができます。これからは意識して消雪歩道のネットワーク化を進め、快適に回遊できる歩道の整備を行っていきます。このように、さまざまな面で歩きたくなるような環境づくりをしっかり進めていきたいと思います。 歴史ある御殿堰(ごてんぜき)と粋な町七日町 佐藤 消雪歩道が充実して、冬場でも歩いてまちを楽しめるようになれば、ますます賑わいが生まれる気がします。  賑わいといえば、御殿堰周辺が賑わっていますね。まちなみが魅力的に変わってきていると感じています。 市長 御殿堰を生かして回遊性を高め、歩きたくなるまちづくりを進めています。七日町ルルタスの1階には生鮮食料品店が入居していますが、市民の方はもとより、観光客の方にも楽しんでいただいています。現在、水の町屋七日町御殿堰から国道112号を挟んだ西側で、民間ベースの再開発が進んでいます。ここを流れる御殿堰は現在ふた掛けされていますが、それを開渠(かいきょ)化し、その両側を快適に歩ける空間に整備します。さらに、大きなプロジェクトとして「七日町歴史と文化活用街区整備事業(粋七(いきなな)エリア整備事業)」を進めています。これは、御殿堰沿いに快適に歩ける小径(こみち)や広場を作り、歩きながらその両側に立ち並ぶお店も楽しめる空間に変えていこうというものです。「粋な町七日町(通称「粋七(いきなな)」)」をコンセプトとして、統一感のあるまちづくりを行い、エリアとしての魅力を高めていきます。この事業が完成すれば、山形の歴史的資産を生かした大変素晴らしいまちづくりができますし、家族連れや観光客など、多くの方に歩いてもらえるようになると考えています。御殿堰は、中心市街地を流れる歴史的にも重要な財産でありながら、なかなか活用が進みませんでした。石堤化や歩道の整備により、まちなかを歩く楽しみのひとつに変えていきたいと考えています。 佐藤 完成すれば、水の町屋七日町御殿堰周辺だけでなくもっと広範囲にまち歩きが楽しめるようになるのでしょうか。 市長 そうですね。御殿堰周辺のいわゆる料亭文化ゾーンをうまく生かして、蔵のある風景などを眺めながら気持ちよく歩ける空間を整備し、寺町から七日町、そして霞城公園まで、御殿堰周辺の回遊性を高めていきたいと考えています。 ▲「粋な町七日町」のまちづくりイメージ図 公共交通へのシフトで 持続可能な山形市へ 佐藤 さらに公共交通が充実すれば、気軽にまちにやってきて、もっとまち歩きが楽しめると思うのですが、続いては公共交通に関する具体的な取り組みについてお聞かせください。 市長 取り組むべき大きな課題としては、過度な自家用車依存から公共交通へのシフトが挙げられます。高齢者が運転免許を返納したときの生活の足の確保といった問題に対し、公共交通を解決策の一つと考えています。  市役所でも職員によるノーマイカー通勤に取り組んでおり、公共交通の利用を推奨しています。そうした取り組みが評価され、山形市役所(本庁舎)は「エコ通勤優良事業所認証」の認定・登録を受けました。  地域公共交通計画の将来構想においては、地域のニーズに応じた新たなコミュニティ交通や、北くるりん・南くるりんの運行といった構想があります。また、将来的に山形駅と蔵王駅の中間ぐらいに新しい駅を整備し、鉄道という既存のインフラを生かしていきたいと考えています。  公共交通の施策では、新たに交通結節点という考え方を取り入れました。例えば鉄道と路線バスの時間を連動させ、さらに乗り換えの待ち時間も快適に過ごせるような環境整備など、さまざまな交通の乗り換え場所となる施設を「交通結節点」として整備します。併せて、複数の交通サービスの予約・決済を一括でできるシステム、いわゆる「MaaS(マース)」の導入にも取り組みます。先のチェリカのサービス開始も、そうした取り組みのきっかけになると思います。  公共交通が不便な地域では、バスやタクシーを活用した新しいコミュニティ交通のモデル事業を実施しています。現在、村木沢地区と金井地区で実証運行を行っており、今後、滝山地区と楯山地区でも実施予定です。地域と行政で試行錯誤しながら、成功事例は他の地域にも広げていきます。 創造都市やまがたの拠点施設 「Q1」の持つ可能性 佐藤 次に、もう1つのビジョンである文化創造都市を都市ブランドにするための具体的な取り組みについてお聞きしたいと思います。  昨年9月、創造都市やまがたの拠点施設となる、やまがたクリエイティブシティセンターQ1がオープンしました。旧一小の校舎を生かしたすてきな建物ですが、Q1が果たす役割と期待についてお聞かせください。 市長 山形市ではすでに市民レベルで活発な文化芸術活動が行われており、Q1はその活動をより多くの方へ発信していくためのシンボリックな活動拠点としてオープンしました。これまで文化に関する事業というと、予算がかかるだけというイメージがあったかと思いますが、私はちょっと違うと思っています。まさにユネスコ創造都市ネットワークの理念そのままなのですが、各地方都市で行われている個性的な文化芸術活動をより活発にすることで、経済の活性化や観光客の増加、最終的には雇用の増加や創出につなげていく、文化芸術活動が都市の経済を活発にして、持続的発展が可能なまちにしていく。山形市もこの理念と同じ方向を目指しています。Q1も、単なる展示や博物館的な施設ではなく、入居した人、訪れた人の化学変化と相乗効果により新しい価値を生み出していく、まさにそういう場にできればと思っています。  入居者同士の活動、あるいは訪れた人との交流を活発にするためにマルシェなどのイベントも毎月開催していますし、施設内には、イベントにも使えるキッチンスタジオや、ミニシアター風の映画上映や映像配信ができるスペースもあります。アイデア次第でさまざまな活用ができますので、新しい価値を生み出す場所として、Q1から地域を元気にしていきたいと考えています。 佐藤 Q1のオープンに合わせて、昨年はやまがた秋の芸術祭が初開催されました。まちなかで気軽に文化や芸術に親しむことができるのはとてもすてきですし、何より人が行き交い、まちが活性化しますよね。 市長 Q1とともに、山形の文化芸術活動を市民の皆さんと共有し、さらに盛り上げていこうと始めたのがやまがた秋の芸術祭です。まちなかでアート作品の展示やコンサートを開催することで、文化芸術との偶然の出会いが生まれ、多くの方から山形市の文化芸術活動を知ってもらうきっかけになったと思います。  秋に隔年で交互開催される、山形ビエンナーレと山形国際ドキュメンタリー映画祭と連動しながら開催し、全国各地あるいは世界中から訪れる方々にも山形市の文化芸術の魅力を楽しんでいただける、そんなまちにしていきたいです。ウオーカブルなまちという観点からも、まちを歩けば文化芸術と出会えるような環境をより多くつくっていきたいですね。 佐藤 やまがた秋の芸術祭も、まちなかの賑わいに欠かすことのできない取り組みになりそうです。  中心市街地の活性化については、旧大沼や旧千歳館の利活用にも期待が高まります。また、新しい市民会館の建設も、中心市街地の活性化と市民の文化芸術活動を盛り上げていくための新たな起爆剤となりそうですね。 ▲マルシェ開催で賑わうQ1 ▲やまがた秋の芸術祭(山形交響楽団による音楽会) 料亭文化ゾーンで 回遊性のあるまちづくり 市長 いま挙げていただいた施設は、拠点施設として非常に重要なものと考えていて、まさに現在、これらをどうしていくか検討しています。旧大沼の再開発や旧千歳館の今後の利活用、また、新しい市民会館についても「歩くほど幸せになるまち」というコンセプトを反映していきます。  旧大沼については、サウンディング型市場調査の結果を踏まえ、これから再開発のさまざまな要件を定めていきます。まちの回遊性や緑を増やし、休日に家族連れがベビーカーを押しながら楽しく快適に過ごせる、そうしたまちづくりのきっかけになると思っています。さらに商業機能としても、他にはないものを整備することで付加価値を高め、訪れたくなるまちにしていきたいです。  旧千歳館は、山形市が譲渡を受け、いま利活用の検討を急ピッチで進めています。四季折々の美しさを見せる、料亭ならではの庭園はあまり見る機会がなかったと思います。今後は市の公園として整備し、自由に見てもらいたいと思っています。そして、文化財として非常に価値の高い旧千歳館の建物は、山形の芸妓・料亭文化を後世に伝えていくための施設として活用していきます。やまがた舞子をより身近に感じてもらうために、そこで演舞を鑑賞してもらうなどの仕組みも考えていきます。  新しい市民会館は、文化創造都市として非常に重要な位置付けになっています。現市民会館の老朽化が進むなか、今後の市民の文化芸術活動の新たな拠点として、旧県民会館跡地への令和11年度開館を目指し整備を検討しているところです。市民会館に対するさまざまなニーズにしっかり応えるとともに、市民の方や観光客がくつろげる場所として賑わい創出にもつなげていきたいですね。市民会館は学校事業や地域の劇団の公演から、伝統的な古典芸能まで、ジャンルを問わず多種多様な活動ができる施設にしていきたいと考えています。 ▲旧千歳館のライトアップ(令和4年11月) 教育環境を充実し新しい学びを提供 佐藤 歩くほど幸せになるまち、そして文化と芸術の魅力を身近に感じながら楽しめるまち。聞いているだけでワクワクしてきました。  昨年、多くの施設がオープンしたなかで、コパルや商業高校があり、子育てや教育の環境も充実してきていますね。 市長 市長就任以来、子育てや教育環境の充実を目指してきましたが、昨年はコパルや商業高校など、ハード面での充実が大きく進みました。小中学校のトイレの洋式化やエアコンの設置も進んでおり、今後もさらに教育環境を整えていきます。  コパルは、北部にあるべにっこひろばのような施設を南部にも求められていたものですが、いま多くの皆さんから利用され大変賑わっています。加えてコパルは、「障がいの有無などにかかわらず、全てのお子さんが分け隔てなく一緒に遊ぶことができるインクルーシブな施設」をコンセプトにしています。これはとても大事なことで、今後の市のさまざまな児童福祉政策等に生かしていきたいと考えています。  また、コパルは建築面でも非常に高い評価を受けています。特徴的な外観から中の造りに至るまで、インクルーシブという発想で貫かれており、2022年度グッドデザイン賞(グッドデザイン・ベスト100)、ウッドデザイン賞2022(優秀賞)、キッズデザイン賞(奨励賞)を受賞しています。全国から視察・取材依頼が殺到しており、こうした市の考え方を全国に発信するという意味でも非常に大きいものがありました。  商業高校も非常に充実した設備が備わっています。一例として、食堂と図書館が一体化したラーニングコモンズは、昼は食堂として、授業中や放課後は読書や学習の場として使われるような、活用の幅が広いオープンな空間となっています。そのほか、最新のICT機能やナショナルトレーニングセンターと同レベルのトレーニングマシンの導入など、驚くほどハイスペックな機能が提供されています。  今求められている教育の在り方というのは、自分自身で課題を発見して、その課題に対して自分で答えを見つけていく、探究的な教育だと思っています。そうした要求に応えるのが商業高校の充実した設備です。そして、教育の中身についても、単位制を導入するなどし、生徒が自分で学びたいことを選択できる形も始めています。  また、小中学校においてもICT教育を進めています。既に一人一台のタブレット端末を用意して学習に活用してもらっており、教育現場でも積極的な利活用を進めています。ICTはツールに過ぎず、その大きな目的の1つは「個別最適化された学び」です。個々の特性や学習進度に応じた教育ができるツールとして、このICT教育が生かされるものと考えています。電子黒板や、EdTech(エドテック ※2)と呼ばれる教育ソフトの導入を進め、今後も個々に最も適した学びの環境を整えていきます。教育現場の先生方と試行錯誤を重ねながら、しっかりと進めていきたいと考えています。 ▲電子黒板を使った授業風景 「選ばれるまち」へ 佐藤 さて、ここまで健康医療先進都市と文化創造都市の両輪でのまちづくりの具体的な取り組みを伺い、2大ビジョンの確立に向けてさまざまな施策を展開していることが分かりました。では、その効果と今後のまちづくりの展望についてお聞かせいただけますでしょうか。 市長 山形市には、先ほど述べたように多くの誇るべき地域資産があります。今は行政としてその強みを生かす明確なビジョンを打ち出すことで、市民や企業の皆さんとの共有を進めている途中です。これをさらに浸透させていきたいと思っています。一方で、市民や企業の活動の中で、2つのビジョンに連動した独自の取り組みなども生まれてきており、非常に良い方向に向かっていると思っています。今後もこうした動きをさらに伸ばしていくことで、山形市が掲げる2大ビジョンが都市ブランド化し、これによって選ばれるまちに近づいていけるのではないかと思っています。今年もそうした形をさらに進めていきたいと思っています。 今年一年の抱負 佐藤 市長のお話を伺って、私自身、山形市民で良かったという思いが強くなりました。今日のお話のまとめを含めて、今年一年の抱負をお願いします。 市長 新型コロナ対策、また、物価高騰対策など、喫緊の課題にはしっかりと取り組みながら、健康医療先進都市と文化創造都市、この方向性をさらに強力に推し進めていく一年にしたいと思っています。その中でも、公共交通の充実や中心市街地の活性化は大きな取り組みになりますし、そうしたところに力を入れながら、山形市が持っている地域資産を生かして、さらに元気になれるように頑張っていきたいと思います。  鍵となるのは、市民の皆さんや企業の皆さんの活動です。行政だけでなく、市民の皆さんと共に、この2大ビジョンを目指して進んでいく、そのような一年になるよう、しっかりと頑張っていきたいと思います。 ※2EdTech(エドテック)…Education(教育)とTechnology(技術)を組み合わせた造語で、テクノロジーを用いて教育を支援する技術やサービスのこと。 P8-9 P8 ソラシド 吉本興業 山形県住みます芸人 ソラシド (平成13年結成 大阪NSC20期) 平成30年から山形県住みます芸人として活動中。 本坊 元児(ほんぼう がんじ)さん (ボケ担当)  昭和53年8月7日生まれ(44歳)  愛媛県松山市出身  趣味/特技:三線、映画鑑賞、DIY、農業 ※令和2年から、西川町で畑・竹林付きの古民家を月100円で借り、野菜作り・販売・収穫イベントを実施中。 水口 靖一郎(みずぐち せいいちろう)さん (ツッコミ担当)  昭和51年4月7日生まれ(46歳)  大阪府大阪市出身  趣味/特技:カラオケ、料理、動物の知識 「BSよしもと」(BS265ch) 「地方創生」をコンセプトに地域の魅力をお伝えしているチャンネル、BSよしもと。 よしもと芸人と全国で活動する“住みます芸人“たちが地元愛にあふれる情報やその土地ならではのニュースなどをお伝えしています。地域に密着したさまざまな番組を通して日本を活性化! 「Cheeky’s a GOGO!」(毎週金曜午後1時~5時30分)にソラシド出演中! P9 吉本興業が平成23年4月から実施している「あなたの街に住みますプロジェクト」。47都道府県に芸人と社員が移住&定住し、「笑い」による心のインフラづくりを目指して活動しています。現在山形県住みます芸人として活躍中のソラシドのお二人に話をお聞きしました。 山形県住みます芸人に声が掛かったときの心境は? 本坊 このプロジェクトが始まった当初、愛媛県住みます芸人どうですかって話があったんだけど、最初はちょっと首をかしげるところがあったんですよね。 水口 田舎から出てきて、一旗揚げたいって東京来てるのに、田舎戻ってって…。 本坊 住みます芸人選んだ時点でもう売れないという選択になるわけですよ。俺らの解釈では。正直言うと、地方芸人になりたくて吉本の門を叩いているやつなんてほんまに一人もいないんですよ。 水口 だからプロジェクトの当初、正直良いイメージは全くなかったんです。 本坊 本当にそうです。何言っているんだと。でも、平成30年は状況が一変しまして、会社の判断が正しかったんですよ。こいつら東京では無理という判断は正しかった(笑) 水口 いや、そうじゃないよ(笑) 本坊 どぎつかった。芸人としての仕事はほとんどなくて、生活費を確保するために、アルバイトの毎日みたいな。大工の仕事をしていたんですけど、夢追いかけている人が多い職場の中でその夢を諦めていく人を山ほど見て、やばいって思っていたときに山形県住みます芸人の話が来たんです。ほんと、渡りに船って感じで。すぐに乗せてくれ~って。 水口 でも、プロジェクト当初のこともあるから、気持ち的には前向きに行きましたけど、僕はまだ住みます芸人とはちょっと違うかな~という感覚。 本坊 住みます芸人「だから」っていう雰囲気があったんですよ。いいことも悪いこともね。だから、「住みます芸人関係ない。芸人だから」って感覚は持っておこう。悪い意味で収まると良くないだろうなって気持ちは持っていましたね。まあとげとげしかったですよ、最初。 山形に来た時の感想は? 水口 「あるんかな、お笑い文化」って思いました。 本坊 お笑いやってお金生むっていう、東京・大阪にいてもできていなかったことがこの地方都市でできるんかなっていう不安はありましたね。 山形市民の印象は? 水口 世話焼きの方が多くて、関西人に近いところがあるな、と。困っているときに話すと、すごく親切にしてくれますよね。 本坊 あとね、若者がかわいいんですよ。ばかな大学生がいないっていうか。もう、真面目。小学生が車の前横断するとき、渡った後に振り返って一礼するのもほっこりしますね。中学生・高校生も近所で会うとあいさつしてくれるし。 水口 学生さんでいったら、朝から雨降ってるのに傘ささずに自転車乗ってずぶ濡れになってるのよく見ますね。傘さされへんのかな、何してんねん!って思うときあります(笑) 山形の魅力は? 水口 食はもちろんですし、食材のグレードが高いってことですね。東京・大阪から比べると、地元で採れる物の鮮度の良さとか味の濃さが全然違うので、これはもっともっとPRしていいんだろうなって思いますね。 本坊 高齢の方が雪かきしているのを見ると、たくましいというか、すごいと思いますね。耐え忍ぶっていうか。自然体で頑張っているっていう感じが南国出身の僕としてはめちゃくちゃかっこいいなって。 新年の抱負を教えてください 水口 令和4年は仕事も増えましたし、ありがたい1年になりましたので、現状維持に甘んじず、あと一歩飛躍できるよう頑張りたいなと思います。 本坊 来年は、プライベートも充実させたいかな。プールとか行ってみたい。東京いるときは練習で麒麟(きりん)の川島と区民プールに通っていたんですよ。それがすごい楽しかった。あとは、趣味の楽器も楽しみたい。仕事は、東京で月一でも隔週でもいいからレギュラーを取りたい。県外に情報を発信する場をつくりたいですね。山形にいるソラシドだと乗り込んでいけることが分かったので。 水口 それもそうですけど、一線で頑張っている、しのぎ削っていた仲間の先輩後輩とか同期らが山形来て一緒になにかできたりするといいかな、と思うんですよ。 本坊 あと、農業でいったら、山形市の畑って何であんな土ええねんやろうってびっくりしてて。たぶん兼業農家さんだと思うんだけど、すごい手間暇かけて作っているんですよ。僕の畑は遠いので、すぐに見に行けないから、スマート農業したいなって思っています。 広報やまがた お年玉プレゼント ■問 広報課 TEL内線229 新春インタビューに答えていただいたお笑い芸人 ソラシドさんのサイン色紙を抽選で山形市民10人にプレゼントします!ご希望の方は、はがきに、アンケートの回答・必要事項を記入の上、市役所広報課へ。 アンケート 広報やまがたで普段よく読むコーナーを教えてください(複数回答可) 1.表紙 2.特集 3.YAMAGATA CITY TOPICS 4.クローズアップ 5.お知らせ 6.市長のやまがた自慢 7.チャレンジ市民活動  8.ユネスコ創造都市やまがた便り 9.健康ナビ 10.今月の相談  11.一口健康メモ 12.SUKSK生活のすすめ  13.国・団体等のお知らせ 14.タウン情報 15.広告 必要記入事項  ソラシドさんへの応援メッセージ、 住所、氏名(ふりがな)、年齢 ※応募は1人1枚とし、複数の応募は無効となります。 ※当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。 締め切り1月10日必着 応募してね〜! ソラシドのお二人による 新年のあいさつ動画はこちらから! P10-11 ソラシド本坊の新春エッセー  山形市の皆さん、明けましておめでとうございます。山形県住みます芸人のソラシド本坊と申します。 吉本興業が平成23年から「あなたの街に住みますプロジェクト」を始め、 全国47都道府県に吉本芸人が住むようになりました。僕たちソラシドは平成30年の秋から山形市にお邪魔しまして、5回目のお正月を迎えることができました。  皆さんはゆっくりと穏やかなお正月を楽しんでいますか?僕はずっと売れない芸人でしたから、昨年は休みがないほど仕事を貰えてうれしかったことに噓はありませんが、休みが貰えるとそれをしのぐほどうれしいのです。適度に働けて適度に休みがある人間らしい生活に憧れます。芸人は仕事のあるなしが極端でいけない。  芸人にとって「盆と正月は稼ぎ時」といわれています。そんな殺生な。火事場泥棒みたいな商売なのです。ですから子どもの頃に過ごしたような正月は二度とないのだと思っていました。しかし芸人のランクによって正月稼働の形態が分かれており、少しご紹介したいと思います。  しょせん、若手と呼ばれる劇場所属の芸人たち。僕たちの世代だとbaseよしもとや渋谷∞(むげんだい)ホールといった劇場でした。この頃の年末年始は忙し楽しでした。大みそかは志摩スペイン村でカウントダウンライブがありました。楽屋で皆と格闘技を見ながら年越しそばを食べ、ライブが終わると「おめでとうございます」なんて大人びたあいさつをする。子どもの頃家族としていたことを芸人とする違和感からの連帯感。ですから芸人では年賀状や年賀メールは仕事がないやつがすることであって、年またぎ一緒にいるからそういう習慣はあまりありません。正月公演はたしか2日から連日あり、芸人も飲んで出ていいという自分に甘い伝統みたいなこともありました。  この若手にいながら売れっ子になるとテレビの生放送の間を縫って劇場も出ちゃいます。楽屋でそば食ったり酒飲んだりしてられません。僕は楽屋が楽しいのにかわいそうと見ていました。  NON STYLEがヘリコプターで志摩スペイン村に来たから、帰りのソラシドは近鉄の鈍行になったということもありました。  もう一つ売れるとテレビの生放送に出ている芸人です。スポットじゃなく最後までスタジオに出続けるのであっちこっち行って来いしなくても良いのです。むちゃくちゃ売れているのに彼らに大型連休はありません。  スーパー鬼売れ芸人になると、正月特番は全て収録になり、やっとハワイに行けるのです。二、三十年分の正月休みなんです。  売れっ子の辺りから思い出の記述がなかったので、うすうす気付かれている方も多いかと思いますが、若手劇場を出てからずっと暇な正月を過ごしてきました。でも正月は休みたいし正月くらい休もうと言えるくらい頑張りたい。  山形1年目の年末年始は年越しそば食べてお雑煮とだて巻き作って食べていました。だて巻きを作るのに鬼すだれがなかったので、ありったけのお箸を糸で結んで作ったらぐちゃぐちゃになりました。嫌な年になりそうだ。友達ができたのですが、家族といる時間だからと遠慮していましたら蔵王のスキー場に誘ってくれて、スキーのできない僕はソリを楽しみました。  2年目は関西で深夜の生放送でした。仕事終わりに笑い飯の西田さんに飲みに連れていってもらい、若手の頃の年末の感じでした。その年のM-1で活躍した後輩や初めましての後輩もいました。小ざかしいことを言うのを西田さんは嫌うので正直に「山形で箔(はく)が付くので、みんなと写真撮ってSNS載せていいですか?」と言うと西田さんが「こんなに撮りがいのあることないな」と言ってくれて快く撮ってくれました。今度会う時は「山形行って良かったなあ」と言われるように頑張ろうと思いました。翌日、西田さん家に行って赤ちゃん触らせてもらって、正月は愛媛の実家に帰ってゆっくりしました。  3年目は東北芸人のオンラインカウントダウンがありました。山形の放送局の年末年始は、通常放送ではないのでレギュラー番組はお休みです。東京大阪の感覚で年末年始は稼働しましょうとなり、YouTubeでオンラインライブをしました。ばか野郎と思いました。元日は仙台の花座で正月寄席に出演しました。芸人らしい年末年始でこれはこれでいいなと思いました。  昨年は本の締め切りに追われており、締め切りに間に合わないことを悟った僕は手を止めて実家に帰ったのでした。  思い返すと、年末年始に山形にいることがほとんどなくてびっくりしています。今年は山形のお正月を楽しみたいというと噓になります。今年も実家に帰っております。いつか山形で両親と正月を迎えたいなと思います。  皆さんにとって本年がうさぎのようにかわいい年になることをお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。 ▲パスラボ山形ワイヴァンズの応援をNON STYLE井上さんと ▲雪で埋もれた蔵王地蔵尊。樹氷がきれい ▲山形への思いが詰まった「脱・東京芸人」 ソラシド 水口のお気に入りスポット! 蔵王 冬はスキーやスノーボード、夏はトレッキングなど季節ごとに楽しめる山形を代表する山の一つ!その上温泉まであるという最強のレジャー体験ができる山なんですよ。 文翔館 建物の外観もさることながら内装の造りがとてもモダン。歴史的な建物なのになぜか新しさすら感じる格好良い建物。映画の舞台にも、よく使われるほどの魅力あるところですね。 町中華 このお店は何を食べてもおいしいのですが、特におすすめはチャーハンですね。ほんのり玉ねぎの甘味も良くて後を引く味!リピーターになること間違いなしですよ。 垂水遺跡 立石寺(山寺)のほぼ隣に位置する遺跡。山の中にあり自然がつくり出したとは思えないほどの神秘的な空間が広がる場所。少し登ればいくつもの絶景ポイントがあるお得なところですよ。 ラーメン 鶏にこだわり抜いたラーメン店。本店も2号店も行列必至のお店ですが、並ぶ価値は充分にある丁寧な味の絶品ラーメンですよ。 ジンギスカン お店で提供している羊肉は店主自ら牧場で育てているこだわりの人気店。お肉に臭みは一切なく、うまみあふれる激うまのお店!予約してでも行きたいお店ですね。 P12-13 山形の伝統工芸 おうち時間を楽しむ、ときめく匠の手仕事 脈々と受け継がれる伝統の技  蔵王山脈の麓、豊かな水と肥沃な土壌によって美しい自然と鮮やかな四季の気候風土に恵まれた山形市は、素晴らしい素材の宝庫でした。このような真の素材は、人々の感性を奮い立たせ、職人たちの〟ものづくり”の意欲をかき立てました。また、江戸時代~明治時代に日本海運で活躍した北前船は、最上川を渡って山形に京文化を伝え、独自の文化が残されています。  延文元(1356)年に山形に入部した斯波兼頼は、翌年の延文2年に山形の政治拠点とするために山形城の築城を進め、城下町山形の基盤が形成され始めました。  城下町には職人町をつくって、高度な技術を持つ職人たちを手厚く保護し、最も多い時には150を超える職人屋敷がありました。  自然の恵みに感謝し、素材の良さを最大限に引き出すことに情熱を傾けてきた職人たち。ひたすら自分の技術を磨き続けてきた匠たちの魂が込められているのが、山形市の伝統工芸品の数々です。  現在、経済産業大臣指定の伝統的工芸品にも認定されている山形仏壇と山形鋳物のほか、こけしや藤工芸など、その種類は18にも上ります。  長い歴史の中で今日まで伝えられてきた山形の伝統工芸は、たくさんの先人たちによって守られてきた貴重な財産です。  今回は、知れば知るほど奥が深い、山形の“ものづくり”の世界をご紹介します。 魅力が詰まった「伝統工芸」  なじみが薄いと思われそうな伝統工芸ですが、多くは生活の中で必要とされてきた道具・日用品を手作りしたのが始まりです。日常使いするものなので、機能的で扱いやすく、山形の暮らしに根差しながら、今日まで受け継がれてきました。  歴史を重ねてきたことで「芸術品」「鑑賞するもの」といったイメージを持たれがちですが、今も昔も変わらないのは、職人によるハンドメイドの生活用品ということです。職人の手作業で作られているから、正しく手入れをすれば、長く使える自分だけの「一生もの」になるのも大きな魅力の一つです。長く使えば使うほど、大量生産品にはつくりだせない味わいが生まれ、自分と一緒に過ごしてきてくれた月日を教えてくれます。そんな愛着が湧いたものを使う暮らしは、私たちに心地のいい癒しの時間を感じさせてくれるのではないでしょうか。  自分にピッタリな〝山形のいいもの〟を新しい年の始まりに探してみませんか。 そもそも伝統工芸とは? 伝統工芸の特徴は大きく4つ ◆ 日常生活で使われるものである ◆ 工程の多くが手作業で行われる ◆ 高い技術が必要である ◆ 長く受け継がれてきた歴史がある P14-15 伝統の技術を受け継ぐ“職人たち” 仏壇職人 鈴木 吉男さん すずき よしお 技を支える職人の真心  美しい細工が施された、荘厳で堅牢(けんろう)な雰囲気が特徴の山形仏壇は、国から伝統的工芸品の指定を受けています。その伝統を守り、高い技術と知識を伝えているのが伝統工芸士の資格を持つ、鈴木吉男さんです。  「山形仏壇は、大きく分けて7つの工程をそれぞれの職人が分業して制作しています。一つ作り上げるのに数カ月かかり、山形仏壇の特徴といえる宮殿(くうでん)は、釘や接着剤などを使わず、木を組んで作られます。どの工程も、とても繊細で気を使います。私が行う、はく箔押し・仕組は最後に行う作業で、飾り彫刻に金箔(きんぱく)を貼っていきます。薄い金箔は、ちょっとの風で舞ってしまうため、夏でも閉め切った部屋で仕上げています」と製造時の大変さが伝わってきます。  「最近は、仏壇を家に置く人も少なくなっていますが、住宅の大きさや空間に合わせ、和室と洋室どちらにも置けるような仏壇も需要があります。やはり、自分の作ったものが世に出るのはうれしいですね」  職人の技と真心が込められた仏壇は、私たちの心に安らぎを与えてくれます。 打刃物職人 嶋田 大輔さん しまだ だいすけ 一丁一丁が魂を込めた手作り  現在、島田刃物製作所で代々の技術を守り続ける3代目の嶋田大輔さんは、幼い頃からものづくりが好きで、父親の文夫さんの後を継いで打刃物職人になりました。  「山形打刃物は、軟らかい金属の地金と、刃先を構成する硬い鋼を合わせて作られています。火づくりの工程では、1000度以上に熱した地金に、鋼を貼り合わせていき、完全に結合したらハンマーで包丁の形に近づけていきます。修業時代は、叩いて包丁のかたちをつくるのに苦労しました」工房には“カーンカーン”とハンマーの力強い音が響き、真っ赤に熱した鉄を打つたびに火花が散ります。  店頭には、たくさんの打刃物が並んでいて、刃の輝きに目を奪われます。特徴は、切れ味と長切れ。手打ち鍛造で鋼を鍛えているので、切れ味が長続きし、メンテナンスを行うことで、さらに何十年も使うことができます。  「包丁は生活の道具。使う人の役に立てるよう、いい刃物をつくっていきたいです。研ぎ直しに来てくれて、細くなった刃を見ると、こんなに長く使ってくれているんだとうれしくなります」と笑顔で話してくれました。 Ⓐ・Ⓑ 和傘職人の古内清司さん。竹の骨組みに和紙を張る工程を見せてくれました。工房には色とりどりの和傘が並べられていて、独特な油の香りが広がっていました。 Ⓒ・Ⓓ 中屋太次郎鋸店の澁谷勝弥さん。真剣なまなざしでのこぎりの目立てをする姿は、一つ一つの流れるような動きが印象的でした。 Ⓔ・Ⓕ 張子職人の岩城勇二さん。絵付けの作業を見せてくれました。真っ白な人形に色が付き始めると、息が吹き込まれていくようで、ずっと見ていたくなる光景でした。 Ⓖ~Ⓘ 山家焼職人の會田健太郎さん。會田さんが土を触ると、みるみるうちにきれいな湯飲みのかたちに。工房には焼物や道具、釉薬(ゆうやく)などが並べられていて、使い方などを丁寧に教えてくれました。 Ⓙ~Ⓛ 石工職人の舩越文弘さん。この日は、注文が入った石の箸置きとプレートを作成していました。自社加工で新しいことにチャレンジしているとのこと。 Ⓜ・Ⓝ 菊地保寿堂の皆さん。市外から弟子入りしている職人さんも多く、工房で丹念に作業をしていました。店舗にはカラフルなポットやクッキングツールなど幅広い商品が並んでいました。 P16-17 張子 −HARIKO−  幕末の頃、京都の士渋江長四郎が下条町に土着し、京都嵯峨人形の手法によって作ったのが起こりとされる山形張子。  木型に和紙を水張りし、さらに上質和紙を貼り重ね、天日で乾燥させます。切り込みを入れて木型から外したら、貝殻をすりつぶした顔料を塗り重ね、絵付けをして完成。ダルマや干支にまつわる動物など、数百個の木型が先代から受け継がれています。  赤いちゃんちゃんこを着た「玉乗兎」は平成11年に年賀切手のモチーフになりました。 岩城人形店 〒990-0044 木の実町11-10 問 TEL622-6346 仏壇 −BUTSUDAN−  元禄年間(1688〜1704年)、寺院建立のため京から招いた仏師と宮大工が仏壇作りの技法を伝えたのが始まりとされています。享保年間(1716〜36年)に江戸で木彫り技術を学んだ職人を柱に、漆塗師、蒔絵師、金具飾り職人などを統合して産地を形成していきました。  木地、宮殿、彫刻、金具、塗装、蒔絵、箔押し・仕組の7部門の分業作業によって総合的に仕上げられるのが山形仏壇です。品質が堅牢で、精密な技法が仏壇に一層の優美さを表現しています。 鈴木吉助仏壇仏具店 〒990-0038 幸町6-3 問 TEL631-3344 打刃物 −UCHIHAMONO−  延文元(1356)年、斯波兼頼が山形に入部したとき、召し抱えの鍛冶師たちが鍛冶師集落を形成したのが始まりとされています。山形城主であった最上義光が「鍛治町」を置き、職人を厚く保護しました。  刀匠鍛冶の伝統を受け継ぎ、鉄を何度も叩き上げて行う鍛造は、よく切れ、曲がらない刃物を生み出します。一点一点を打ち鍛えて仕上げられる打刃物は、丈夫で長く使うことができ、現在は家庭で使う包丁やテーブルナイフ、農具などを生産しています。 島田刃物製作所 〒990-0813 桧町1-1-7 問 TEL684-8865 焼物 −YAKIMONO−  江戸時代の文化年間(1804〜18年)、相馬藩士を招いて開窯したといわれますが、平安時代に慈覚大師が千歳山の土を使って教えたとも伝えられています。  鈴川地区の山家には、彌惣治窯があります。もともと平清水焼の窯元の一つで、大正元年に登り窯を築き創業したのが始まりです。平清水焼の白化粧技法を復活させ、新たに紅花の灰を釉薬として使用するなど、伝統技法と新たな手法を取り入れた「山形のやきもの」を作っています。 山家焼 彌惣治窯 〒990-0064 和合町1-1-10 問 TEL622-2377 鋳物 −IMONO−  山形鋳物は、およそ1000年前に始まったと伝えられています。源頼義が前九年の役で一緒に連れてきた鋳物職人が、馬見ケ崎川の砂と付近の土が鋳物に最適であることを発見し、この地にとどまったのが起源といわれています。江戸時代になると山形城主の最上義光が「銅町」「鍛治町」に職人を集め、今日までの土壌を作りました。  デザイン性も高く、特徴的な「薄く繊細な肌合い」は、生活に溶け込みながらも、鋳物としての確かな存在感を放っています。 菊地保寿堂 工房 〒990-2351 鋳物町12 問 TEL643-4554   店舗 〒990-0051 銅町2-23-6 問 TEL622-2082 和傘 −WAGASA−  山形和傘は、寛政元(1789)年に初めて作られたといわれています。竹の骨組みに和紙を張り、油と漆を塗って手作業で丁寧に仕上げます。山形の雪風に耐えるため、普通の和傘よりも骨組みを増やし、頑丈でありながら軽さも追求しています。  山形花笠まつりパレードで使われる踊り傘やインテリア用のミニチュア傘も古内和傘店で制作。  傘を広げた時の華やかさは、日本の情緒を感じさせ、和傘に当たる優しい雨音は、雨の日の外出を楽しくしてくれます。 古内和傘店 〒990-0034 東原町1-4-10 問 TEL623-2052 鋸 −NOKOGIRI−  山形鋸は打刃物と同じ、斯波兼頼が山形に入部した南北朝時代、鍛冶師たちが一緒にきたことで始まりました。江戸時代になると、山形城下の鍛治町で打刃物とともに発展。切れ味の良さや使いやすさから、仕事道具として扱う職人たちの間で評判になりました。  山形鋸の特徴は、一枚一枚、全て手作業で作ること。鋸にねばり・しなりがあって切れ味と丈夫さが抜群です。  メンテナンスも職人がきめ細やかに対応してくれるため、長く愛用することができます。   中屋太次郎鋸店 〒990-0057 宮町5-10-22 問 TEL622-4307 石工 −ISHIKU−  山形市には、日本最古の石鳥居や山形城跡の石垣などが現存していて、古くから石を利用する文化があります。馬見ケ崎に良質の安山岩や凝灰岩層があり、この石材を石垣、石灯篭、石碑、仏像などに加工する高度な技術が発展してきました。山形の石工は、蔵王石と呼ばれる割れにくい頑丈な岩を建造物や生活用品に加工する職人から始まりました。  住宅に使われる化粧板の加工なども石工の仕事で、大きな自然石を割り、削って作られた、石ならではの風合いやどっしりとした感触が魅力です。 舩越旭弘石材店 〒990-2421 大字上桜田631 問 TEL641-0175 今回取材にご協力いただいた伝統工芸のお店は枠内に記載しています。 伝統工芸のこれから 暮らしとともにあった伝統工芸  「長く愛用したい」「手もとに置いておきたい」「変化を楽しみたい」、そんな「一緒に日々を重ねたい」と思える、世界にひとつだけの工芸品たちとの出会いが山形にはありました。伝統工芸の強みは、変化に対応する能力。人々のライフスタイルの変化に合わせて、生活に寄り添ってきました。 未来へつなぐ匠の技  そんな伝統工芸産業も、ピーク時の昭和50年代に比べ、生産額が約5分の1に減少しています。後継者がいない、いても技術を伝えるのに時間がかかるなど、課題も多くあります。このままでは山形に継承されてきた伝統が、知らないうちに私たちの前から消えてしまうかもしれません。  簡単にものが手に入ることに慣れてしまうと、普段使っているものは、誰が・どこで作り、どうやって自分の手まで届いてきたのか、つい考えるのをおろそかにしてしまいます。  まだ本物が残されている今だからこそ、私たちが未来に残していくべき価値とはなんなのか、もう一度見つめ直してもいいのではないでしょうか。 ここにもあります 山形まるごと館 紅の蔵 〒990-0031 十日町2-1-8 問 TEL679-5101 ぐっと山形(山形県観光物産館) 〒990-2307 表蔵王68 問 TEL688-5500 まだまだある山形のいいもの 【山形市のお宝】 【山形市伝統的工芸産業ガイド】 P18-21 P18 山形市からのお知らせ 山形市役所 〒990-8540 旅篭町二丁目3番25号 TEL641-1212(代表) ■時 とき ■所 ところ ■内 内容 ■講 講師等 ■対 対象・定員 ■費 費用(無料は記載なし) ■持 持ち物 ■申 申し込み(不要は記載なし) ■問 問い合わせ ご案内 農地利用に関する意向調査にご協力を  地域の農地利用のあり方をまとめた「地域計画」を、市内21地区18プラン策定します(4月〜令和7年3月)。それに先立ち、市内農地の所有者・耕作者を対象に、10年後の農地利用に関する意向調査を実施します。  農業を未来へつないでいく重要な調査になりますので、ご協力をお願いします。 ■時 〈調査表の発送〉1月下旬ごろ ■問 農政課(TEL内線436) 新型コロナワクチン接種に関するお知らせ  市内各医療機関でのオミクロン株対応ワクチンを使用した個別接種は1月まで実施し、以降は集団接種のみ実施する予定です。個別接種を希望される方は、早めの接種をご検討ください。その他の最新情報は、市ホームページ、市LINE公式アカウント等のSNSで配信しています。市ホームページは次の二次元コードからご確認ください。  LINEへの登録は、次の二次元コードから友だち登録後、受信設定で「新型コロナワクチン接種情報」を「受信する」にしてください。 ■問 新型コロナワクチン・コールセンター(フリーダイヤル0120-567-328) 結婚相談会~お気軽にご相談ください~ ■時 1月18日(水)午前10時~午後3時(正午~午後1時を除く) ■所 市役所10階委員会開催室 ■内 「やまがたし良縁隊」による個別相談 ■対 結婚を望む独身男女やその家族等10人程度 ■申 事前に電話で企画調整課へ  ※仲人さんも随時募集中です。 ■問 企画調整課(TEL内線223) 市民税・県民税の申告準備はお済みですか?  令和5年度(令和4年1月1日~12月31日)の市民税・県民税の申告相談が、1月30日(月)から始まります。感染症対策のため、郵送での申告にご協力ください。  営業・農業・不動産等の所得がある方は、収入・必要経費の集計や帳簿の整理を行い、申告の準備をお願いします。  医療費控除を申告する方は、医療費控除の明細書の添付が必須です。領収書の添付・提示では申告できませんのでご注意ください。各医療保険者が発行する医療費通知(医療費のお知らせ)の添付でも申告できますが、医療費通知に記載されていない期間は、明細書に記入してください。  詳しくは、広報やまがた1月15日号でお知らせします。 ■問 市民税課(TEL内線304) 精神障がい者が利用できる福祉制度の説明会 ■時 1月18日(水)午前10時~11時 ■所 市役所7階701AB会議室 ■対 精神障がいのある方やその家族等15人程度 ■申 1月12日までに、電話で障がい福祉課へ ■問 障がい福祉課(TEL内線580) 初市開催に伴う交通規制 ■時〈規制日時〉1月10日(火)午前9時30分~午後6時30分 ■所 国道112号線(十日町・本町・七日町) 【ベニちゃんバスの迂回運行】  1月10日(火)は、中心市街地エリアを終日→のとおり迂回して運行します。  また、東部・西部エリアから中心市街地エリアをまたぐ利用の場合、山形駅前で乗り換えが必要です。 ■問 企画調整課(TEL内線221) 馬見ケ崎プール 機械設備等点検に伴う休業 ■内 〈休業期間〉1月23日(月)~30日(月) ■問 TEL633-8989 P19 山形/仙台/東北ワークフェス(WEB企業・業界研究会) ■時 2月9日(木)・10日(金)いずれも午前10時~ ■所 オンライン会議サービスZoom ■対 令和5年卒業予定の大学・短大・専門学生等(既卒3年以内の方を含む)、地元就職をご希望の方 ■申 2月7日までに、イベント専用ページで ■問 雇用創出課(TEL内線415) 水道メーターの取り換え(1月分) ■内 新開1~3丁目、五十鈴1・2丁目、大字渋江 ■問 上下水道部業務課(TEL645-1177) 募 集 市営住宅入居者募集 ■内 〈募集住宅〉【一般向け】南山形アパート2DK(単身可)…1戸、銅町アパート2DK(高齢者用、60歳以上の単身可)…1戸、飯塚・中桜田・末広・南ケ丘・北部・松山・元木アパート3DK…各1戸、大森・南山形アパート2DK…各1戸    【高齢・母子家庭等への割り当て住宅】南山形アパート2DK…1戸 ■申 1月4日~17日に、市営住宅管理センターへ ※その他、随時申し込みできる住宅もあります。詳しくは、お問い合わせください。 ■問 市営住宅管理センター(TEL673-0300) イベント さくら咲くやまがた 冬のさくらキャンペーン2023 ■時 1月7日(土)~2月12日(日) ■内 桜をテーマとした創作メニューの提供や啓翁桜の展示、クイズなど  〈参加施設〉山形グランドホテル、ホテルメトロポリタン山形、ホテルキャッスル、山形七日町ワシントンホテル、山形駅西口ワシントンホテル、山形国際ホテル、山形まるごと館 紅の蔵、水の町屋 七日町御殿堰、七日町商店街振興組合など ※クイズ用紙は各参加施設にあります。正解者の中から抽選でベニちゃんグッズ等をプレゼントします。 ■問 山形ブランド推進課(TEL内線413) わくわくキッズキャンプ③ ■時 2月4日(土)~5日(日)(1泊2日) ■所 市少年自然の家本館 ■内 雪山でさまざまな遊び ■対 小学3・4年生18人 (抽選)  ■費 2千円程度 ■持 水筒、バスタオル、着替え、洗面用具、筆記用具、スキーウエア、手袋、帽子、内履き ■申 1月1日~15日に、市少年自然の家ホームページまたは電話で ※感染症対策のため、1部屋に一人で宿泊します。 ■問 市少年自然の家(TEL643-8533) 木村大×沖仁×榊原大 2本のギターとピアノによる華麗なる饗宴 ■時 1月22日(日)午後3時~(午後2時開場) ■所 山形テルサホール ■内 〈出演〉クラシックギター:木村大、フラメンコギター:沖仁、ピアノ:榊原大    〈曲目〉禁じられた遊び(スペイン民謡)、ビバルディ「四季」より~4Seasons 他 ■費 一般券3千円、ボックス席3500円、高校生以下1500円 ■問 山形テルサ(TEL646-6677) 消防出初式 ■時 1月15日(日)午前10時〜11時15分 ■所 本町・七日町大通り、市役所前大通り ※午前9時30分から11時15分まで周辺道路が通行止めとなります。ご理解とご協力をお願いします。 ■問 消防本部総務課 TEL634-1199 【ベニちゃんバスの運休のお知らせ】 ■時・■内1月15日(日)   午前9時15分山形駅前発〜午前11時17分山形駅着の中心市街地エリア ※午前11時15分山形駅前発から運行を再開します。 ※東部・西部エリアは通常通り運行します。 ■問 企画調整課 TEL内線222 P20 1月の十日市 初市 【初あめの振る舞い】 昨年の感謝と本年の新たな思いを込めて紅白の初あめを振る舞います。 【獅子頭のお出迎え】 厄を食べ、幸せを招く獅子頭がお出迎え。 ■時 1月10日(火)午前10時30分~(無くなり次第終了) ■所 山形まるごと館 紅の蔵  ■問 山形まるごと館 紅の蔵(TEL679-5101) 金曜上映会 ■時 1月13日(金)午後2時~、午後7時~ ■所山形ビッグウイング3階 ■内 山形国際ドキュメンタリー映画祭の創設に尽力した小川紳介監督(1992年2月没)をしのび『圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録』(1967年/105分)を上映 ■問 山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局(TEL666-4480) 刑務所作業製品 展示即売会 ■時 1月17日(火)・18日(水)午前10時~午後3時 ■所 市役所1階エントランスホール ■内 木工製品や生活雑貨等の展示・販売 ■問 生活福祉課(TEL内線595) 市立図書館の催し ■問 TEL624-0822 ◆じゅっきーくんの一日図書館長! ■時 1月15日(日)午前10時~11時30分 ■内 蔵王のじゅっきーくんの紙芝居上演や樹氷クイズ、写真撮影 ■対 先着30人 ■申 1月4日午前9時30分から、電話、FAX(FAX624-0823)、Eメール(toshokan@city.yamagata-yamagata.lg.jp)のいずれかで市立図書館へ ◆おはなしの広場 ■時 1月29日(日)午前10時30分~11時 ■所 市立図書館 おはなしコーナー ■内 絵本の読み聞かせ、紙芝居上演、本の紹介 他 ■対 幼児~小学生先着15人程度 第2回 山形県武道祭り ■時 1月14日(土)午後0時30分~4時30分 ■所 市総合スポーツセンター第一体育館 ■内 県武道協議会加盟の9団体(柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道)による演武披露 ■問 市スポーツ協会(TEL644-5656) 教 室 定年後も社会とつながる講座~世の中にない新しい仕事をつくろう~ ■時 2月20日(月)・27日(月)午後2時~4時 ■所 市総合福祉センター3階会議研修室1・2 ■内 地域福祉や地域支えあい活動に関する知識や実践例を学ぶためのワークショップ ■対 定年退職を控えた方やすでに退職している方など先着20人程度 ■申 1月31日までに、電話で市社会福祉協議会へ ■問 市社会福祉協議会(TEL645-9233) 障がい者健康ヨガ教室 ■時 2月4日(土)午後1時30分~3時 ■所 福祉文化センター1階機能回復訓練室 ■対 市内在住・在勤・在学の障がい者手帳保持者先着15人 ■持 動きやすい服装、タオル、障がい者手帳 ■申 1月25日までに、電話またはFAX(FAX632-7091)で身体障害者福祉協会へ ■問 障がい福祉課内身体障害者福祉協会(TEL内線596) ハーブを楽しむ講習会 ■時 2月2日(木)午前9時30分~11時30分 ■所 西公園パークセンター ■内 ユーカリの葉で飾り物を作る ■対 10人(抽選) ■費 1500円 ■申 1月4日~13日に、電話で公園緑地課へ ※当選者には、1月17日までに電話連絡します。 ■問 公園緑地課(TEL内線533) SUKSKポイント対象 普通救命講習Ⅰ ■時 1月22日(日)午前9時~正午 ■所 消防本部西消防署(西崎) ■内 AEDの取り扱いを含めた成人を対象とした心肺蘇生法(修了証を発行) ■対 先着30人程度 ■申 電話で救急救命課へ(平日午前8時30分~午後5時15分) ■問 消防本部救急救命課(TEL634-1193) SUKSKポイント対象 認知症サポーター養成講座 ■時 1月19日(木)午後2時~3時30分 ■所 市役所11階大会議室 ■対 先着40人 ■申 1月4日から、電話で長寿支援課へ ■問 長寿支援課(TEL内線599) P21 スマートフォン活用講座 ■時 1月24日(火)~26日(木)いずれも午前10時30分~11時30分 ■所 東沢コミュニティセンター ■対 市内在住・在勤の方各回先着16人 ■持 お持ちの方はスマートフォン ■申 1月17日までに、電話(TEL622-5480)または直接東沢コミュニティセンターへ ※詳しくは、株式会社エイアンドシー(TEL647-1053)へお問い合わせください。 ■問 情報企画課(TEL内線876) 公民館の催し 中央公民館 ■問 TEL623-2150 ◆自分でも書ける遺言書の作成のすすめ~専門家のお話を聞いてみよう~ ■時 1月28日(土)午前10時~正午 ■対 18歳以上の方先着20人 ■申 1月20日までに、電話で中央公民館へ ◆山形市のまちとイザベラバード~明治期の時間と空間を共有しよう~ ■時 2月5日(日)午後1時30分~3時30分 ■対 18歳以上の方先着30人 ■申 1月30日までに、電話で中央公民館へ ◆今日の気分で楽しむスパイス講座 ■時 2月10日(金)午後7時~9時 ■内 スパイスの歴史・正しい使い方・楽しみ方を学ぶ(試食あり) ■講 スパイス香辛料アドバイザー 吉田理恵氏 ■対 市内在住・在勤・在学の高校生〜39歳の方10人(抽選) ■費 700円(材料代) ■申 1月27日までに、住所、氏名、年齢、電話番号、講座名を記入の上、Eメール(chuo@city.yamagata-yamagata.lg.jp)または電話で中央公民館へ ※締め切りから10日以内に、抽選の結果をはがきで通知します。 東部公民館 ■問 TEL642-5181 ◆わたしと家族の「そうぞく」講座 ■時・■内    2月2日(木)「相続」と「争族」の話    2月9日(木)最適な「MYライフ&エンディング」を考えよう    2月16日(木)笑顔を運ぶ「遺言」の話    いずれも午後1時30分~2時30分(いずれか1回の参加も可能) ■対 各日先着18人 ■申 1月4日~13日に、電話で東部公民館へ 西部公民館 ■問 TEL645-1223 ◆理科実験教室~コイルモーターを作ろう!~ ■時 2月4日(土)午前10時~正午 ■対 小学生先着12人  ■費 200円(材料代) ■申 1月5日~28日に、電話または直接西部公民館へ 霞城公民館 ■問 TEL643-2687 ◆霞城けん玉道場 ■時 1月28日(土)午前10時~正午 ■対 小学生先着10人とその家族 ■持 けん玉(お持ちの方) ■申 1月21日までに、電話または直接霞城公民館へ ◆生活実践講座「フラッフィーバッグを作ろう!」 ■時 2月4日(土)午前10時~正午 ■内 リボンを使ったバッグ作り ■対 18歳以上の方先着10人 ■費 2500円 ■持 はさみ、縫い針(2~3本) ■申 1月7日~28日に、電話または直接霞城公民館へ 元木公民館 ■問 TEL631-6551 ◆食品ロス講座 ■時 1月21日(土)午前10時~正午 ■内 新聞紙を使ったエコバッグ作り ■対 18歳以上の方先着18人 ■申 1月6日~17日に、電話または直接元木公民館へ ◆スマートフォン講座(メール・カメラ編) ■時 1月28日(土)午後1時30分~3時30分 ■対 スマートフォンを使い始めの18歳以上の方先着10人 ■持 スマートフォン ■申 1月6日~19日に、電話または直接元木公民館へ ◆お菓子づくり教室 ■時 1月28日(土)午後2時~4時 ■内 オレンジケーキ作り ■対 小学生先着7人(保護者の同伴が必要) ■費 500円(材料代) ■持 ケーキ型(直径約15cm丸形)エプロン、三角巾、手拭きタオル、持ち帰り用ふた付き容器 ■申 1月11日~20日に、電話または直接元木公民館へ P22 健康*ナビ 保健所の開庁時間:午前8時30分〜午後5時15分 検診 SUKSKポイント対象 各種がん検診 無料クーポン券の 有効期限は1月末まで  無料クーポン券は対象者の方へお送りしています。ぜひ検診を受けましょう! ■対 子宮頸(けい)がん:21歳の女性(平成13年4月2日~ 平成14年4月1日生まれ) 乳がん  :41歳の女性(昭和56年4月2日~昭和57年4月1日生まれ) 前立腺がん:61歳の男性(昭和36年4月1日~昭和37年3月31日生まれ) ※本年度すでに上記の検診を受けた方、手術歴のある方、治療中の方を除く。 ■問 健康増進課 TEL616-7272 相談 心の病気・ひきこもりで 悩んでいませんか 【精神保健福祉相談】  眠れない、気分が沈む、お酒の問題で困っている、新型コロナウイルス感染症の影響による自粛生活でつらい気持ちが続く等で、お悩みではありませんか。本人やご家族の方を対象にした相談を行っています。 【ひきこもり相談】  ひきこもりに悩む本人やご家族を対象にした相談 ※いずれも精神科医による予約制の相談(毎月1回) ■所 霞城セントラル4階 ■申 電話で健康増進課へ ※精神保健福祉士・保健師による精神保健福祉に関する相談(電話・来所)は、随時可能です。 ■問 健康増進課 TEL616-7275 健康 メンタルチェックシステム 「こころの体温計」をご活用ください こころの体温計とは?  パソコンやスマートフォン、携帯電話で現在のこころの健康状態を把握するチェックシステムです。  自分の状態をチェックする「本人モード」や、家族の状態をチェックする「家族モード」など、6つのモードがあります。 〈利用方法〉 ◆携帯電話の場合、右の二次元コードから利用できます。 ◆市ホームページから、「こころの体温計」で検索してください。 【こころの体温計】 ■問 健康増進課 TEL616-7275 助成 重粒子線がん治療費用の一部助成 ■内 <治療費の助成>照射費用から先進医療特約保険の給付金等を差し引いた額(限度額62万8千円)   <利子補給>重粒子線治療費を借り入れた場合の利子に対して、照射費用から先進医療特約保険の給付金等を差し引いた額(限度額314万円) ■対 次の全てに該当する方 ・山形大学医学部東日本重粒子センターで受けた重粒子線がん治療のうち、公的医療保険が適用とならない先進医療によるがん治療を受けた方   ・山形市に1年以上住所を有する方   ・市税等の滞納がない方   ・世帯の課税総所得が600万円以下の方 ※詳しくは、お問い合わせください。 ■問 健康増進課 TEL616-7270 健康 SUKSKポイント対象 ストレッチ体操体験教室 ■時 1月25日(水)午前10時20分~11時20分  (午前10時から受け付け) ■所 北部公民館3階大ホール ■講 市保健師、市歯科衛生士、運動普及推進員 ■対 20歳以上の方先着20人 ■費 40円(保険料) ■持 室内用運動靴、フェイスタオル(浴用タオル)、飲み物(水) ■申 1月6日から、電話で健康増進課へ ■問 健康増進課 TEL616-7271 健診 SUKSKポイント対象 レディース健診 ■時 1月13日(金)・17日(火)・28日(土) ■所 市医師会健診センター(南館) ■内 すこやか健診と子宮頸がん検診のセット健診 ■対 20~39歳の女性のうち、本年度偶数歳の方・令和3年度に子宮頸がん検診を受診していない奇数歳の方(奇数歳の方は事前に健康増進課で申請が必要)各日先着30人 ■費 3,100円 ※市民税非課税世帯・生活保護世帯の方は健康増進課での事前申請により1,500円 ■申 健診の15日前までに、電話で市医師会健診センター(TEL645-7222)へ ※1歳以上未就学児の無料託児有り(各日先着10人。要予約) ■問 健康増進課 TEL616-7272 P23 1月の相談 市民相談 ■問 市民相談課 TEL内線240・241 一般相談 月~金曜日 午前8時30分~午後5時15分 土地の利活用相談 月〜金曜日 午前9時〜午後4時 人権・困り事相談 10日(火) 午後1時〜4時 土地境界に関する相談 12日(木) 午前10時〜午後3時 司法書士相続登記相談 13日(金)・23日(月) 午前10時〜午後4時 行政書士相談 16日(月) 午前9時〜午後4時 行政に関する相談 17日(火) 午前10時〜午後3時 登記手続相談 18日(水) 午前10時〜午後3時 ※2日(月・振休)・9日(月・祝)を除く(予約不要。当日窓口へ) ファーラ相談室 ■問 市男女共同参画センター(ファーラ)TEL 645-8077 カウンセラーによる一般相談 日曜日 午後2時~5時 月・水曜日 午後2時~7時 火・金曜日 午前9時~正午 木・土曜日 午前9時~午後1時 ※1日(日・祝)〜4日(水)を除く 法律相談 13日(金)・20日(金)・27日(金) 午後4時~6時 思春期から更年期までの相談 助産師による女性の健康、身体の悩み、出産と育児などの相談をお受けします。 ※各相談には事前の予約が必要です。 消費生活相談 ■問 消費生活センター TEL647-2211 消費生活・多重債務相談 火~日曜日 午前9時~午後5時 (1日(日・祝)・3日(火)・10日(火)を除く) 消費生活法律相談 26日(木) 午後2時~4時 ※事前に消費生活相談を受けた方が対象です。 ふれあい総合相談 ■問 市社会福祉協議会 TEL645-8177 困りごと相談 月~金曜日 午後1時~4時(2日(月・振休)〜6日(金)・9日(月・祝)を除く) 年金相談 10日(火) 午後1時~4時 税金相談 11日(水) 午後1時~4時 人権相談 19日(木) 午後1時~4時 法律相談 金曜日 午後1時~4時(6日(金)を除く) ※当日正午から、電話(TEL645-8061)で予約を受け付けます。先着6人で、弁護士との相談時間は25分です。 各種相談 企業の経営相談 中小企業者の売上増進や販路拡大を支援します。 ▶とき… 月~金曜日 午前9時~午後5時 ▶ところ… 売上増進支援センターY-biz ▶問い合わせ…TEL616-7900 ※相談には事前の予約が必要です。 総合学習センター教育相談 ▶とき… 月~金曜日 午前10時~午後4時     (2日(月・振休)〜4日(水)を除く) ▶ところ… 総合学習センター(電話相談も可) ▶問い合わせ…TEL645-6182(直通) ※不登校や学校生活、子育てなどの悩み相談をお受けします(受け付けは午後3時30分まで)。 ※メール相談(soudan-y@ymgt.ed.jp)も受け付けています。 少年相談(電話・メール) ▶とき… 月~金曜日 午後1時~5時     (2日(月・振休)・3日(火)を除く) ▶ところ… 青少年指導センター(来所相談も可) ▶問い合わせ…TEL631-4425(直通) ※メール相談は市ホームページで24時間受け付け(返信は平日となります) 障がい児療育相談 ▶とき… 8日(日) 午前10時~正午 ▶ところ… まんさくの丘 ▶問い合わせ…TEL688-3540 ※相談には事前の予約が必要です。 子ども電話相談 ▶とき… 月~金曜日     午前8時30分~午後5時15分     (2日(月・振休)・3日(火)を除く) ▶ところ…こども家庭支援課(来所相談も可) ▶問い合わせ…TEL641-3636(直通) 外国人専門相談 ▶とき… 18日(水)     午前11時~午後3時 ▶ところ… 国際交流センター ▶問い合わせ…TEL647-2275 ※相談言語…英語、中国語、韓国語、ベトナム語(タガログ語、ポルトガル語、インドネシア語での相談は要予約)。専門相談では、在留資格、帰化、永住、婚姻、外国からの呼び寄せ等の相談を受け付けます。 ※外国人専門相談以外の外国人の方の相談は随時受け付けています。 ベニちゃんから新年のごあいさつ P24 2023 初市 ■問 観光戦略課 TEL︎内線423  縁起物の野菜(カブや白髭)・初あめ・団子木などのほか、木工品など初市ならではの露店が立ち並びます。文翔館に隣接する湯殿山神社には、市神様が祀られていますので、あわせて訪れてみてはいかがですか。 ■時 1月10日(火)午前10時〜午後5時 ■所 十日町・本町・七日町 ※詳しくは、山形商工会議所(TEL622-4666)へお問い合わせください。 第8回ウインターフェスティバル山形 冬の花火大会in霞城公園 ■問 山形ブランド推進課  TEL︎内線409 ■時 1月10日(火)午後6時30分〜(約30分間) ■所 霞城公園内 ■内 花火の打ち上げ(午後5時からFM76.2ラジオモンスターにて実況生中継) ◆霞城公園内最上義光像周辺を特別桟敷席として開放します(午後6時東大手門開場、先着1,000人)。 ◆霞城公園東大手門周辺で、中心商店街で使えるクーポン券を配布します。 ※詳しくは、やまがた街なか情報発信サイト「はい!やまがたでした!」をご覧ください。 FIS女子スキージャンプ ワールドカップ2023 蔵王大会 ■問 スポーツ振興課  TEL︎内線692  スキージャンプ競技の世界最高峰の大会が、蔵王で開催されます。世界の女子トップジャンパーの華麗でスピード感あふれる大ジャンプをぜひ会場でご覧ください。 ■時 〈個人戦・第1戦〉1月13日(金)午後5時〜    〈団体戦・スーパーチーム〉1月14日(土)午後5時~    〈個人戦・第2戦〉1月15日(日)午後4時〜 ■所 アリオンテック蔵王シャンツェ(市蔵王ジャンプ台) 【交通機関のご案内】 駐車場は限りがありますので、公共交通機関(山交バスなど)をご利用ください。 ◆山形駅~蔵王温泉バスターミナル  山交バスをご利用ください。 ◆蔵王温泉バスターミナル~総合グラウンド駐車場~蔵王体育館前間  無料シャトルバスを運行します(蔵王体育館から大会会場まで徒歩約15分)。 ※詳しくは、大会公式ホームページをご確認ください。 ※この事業は独立行政法人日本スポーツ振興センタースポーツ振興くじ助成金の助成を受けて実施しています。 ■時 とき ■所 ところ ■内 内容 ■費 費用(無料は記載なし) ■申 申し込み(不要は記載なし) ■問 問い合わせ 広報やまがた 令和5年1月1日号 No.2015 ■企画・編集  山形市総務部広報課  〒990-8540 山形市旅篭町二丁目3番25号  TEL(023)641-1212(代表) FAX(023)641-2535(広報課直通) 公式ホームページ 山形市役所 検索 https://www.city.yamagata-yamagata.lg.jp/ UDFONT 見やすいユニバーサル デザインフォントを 採用しています。